体育祭ってこんなやつだっけ

SS投稿投稿掲示板より。


1    落ちこぼれちゃん  [id : X6bTDIU.] [2016-06-27(月) 20:40:55] 削除依頼


『嘘……ねぇ…冗談やめてよ……。』

はっっ。また思い出してたんだ、あの日のこと…。
あれから何年もたってるのにまだ忘れられない、あの日、あの時。
どうしたものか…はぁ…。    バリーンッ
教室の窓が割れたようだ。ここは教室棟一階の三年生の教室だから外から
の侵入は簡単だ。だからだいたい予想はついてたからすぐ対処できる。
引き金を引くだけで敵は死す。なんとも簡単だ、簡単すぎる。

え?私らがなんで戦ってるって?説明めんどいなぁ、
新しい体育祭だとさ、わざわざなんで生死を賭けるのかは知らん。
全校生徒を四つの軍に分けて殺し合うんだとさ。
ルールはそれだけ、あとは自由。


嗚呼、忘れてた、一週間以内に一つの軍以外全滅させなければ全校生徒 強制全滅。

つまり、生き残れるのは一つの軍のみ。

2 ミヤビ  [id : X6bTDIU.] [2016-06-27(月) 21:30:59] 削除依頼

私の名前はミヤビ。二年三組 緑軍。
落ちこぼれだ。頭脳、身体能力、顔面偏差値 全てにおいて落ちこぼれだ。
(でもまぁ下を見れば私はまだ大丈夫な方だが…)
どんなに努力しても結果は同じ。
適当に高校行って、親の店次いで、ごくごく平穏な生活を送りたいのに…はぁ。

バシッ
突然後ろから叩かれた。奴だ、まさに奴だ。
???「みやびー!!」
アキだ。同じ二年三組 緑軍。一年からの友達で、何かと五月蠅い。
アキ「みやびー!!みィやびー!!!!」
ミヤビ「うるせぇ。」
アキ「みやび、弾持ってる?」
ミヤビ「もうなくなったなか、ったく。適当に撃ちすぎなんだよ、おめぇはよー。」
アキ「いいから!いいから!!早く頂戴!!!」
ミヤビ「ちぇっ…はいはい。」

3 ミヤビ  [id : X6bTDIU.] [2016-06-27(月) 22:42:46] 削除依頼

一日目
午後を過ぎ、数名死者が出たらしい。
アキ「みィやび〜。歩くの疲れた〜」
ミヤビ「はぁ?今見回り始めたばっかだろぉ?」
敵が来ないか見回りをしている時アナウンスが流れた。
『転入生が来ました。二年三組の新しい友達です。』
こんな時に転入生とかふざけてんだろ。
アキ「うわあ!((*'▽')」
いきなり敵がきた隙を付かれたようだ。(ていゆうか、お前半分喜ぶなよ。)
でもまぁ雑魚だからすぐ死ぬさ、バーン。鋭い銃声とともに敵は倒れこむ。
???「うわぁアアアアアアアアアアア!!!」
丁度それを見ていた奴が叫び気絶。意味不。てか誰こいつ。転入生?

4 ツルタ  [id : X6bTDIU.] [2016-06-27(月) 22:54:25] 削除依頼

僕はツルタって言います。訳あってこの学校に転入します。
緊張しながらも校門をくぐる。あれ、おかしい。
学校全体が静まり反っている。あっちに人がいる。
行ってみます。
ツルタ「あのー」
バーン。。。喋りかけようとしたらいきなり目の前の人が倒れた。
その人からは大量の血が、
ツルタ「うわぁアアアアアアアアアアア!!!」

5 ツルタ  [id : v7cQx76.] [2016-06-28(火) 18:52:41] 削除依頼


誰かが僕を呼んでる。誰だろう…

視界が徐々に明るくなってゆき、少女が僕の顔を覗きこんでいるようだ。

顔立ちも良く、短めに切られた黒髪がよく似合う。
ミヤビ「…起きたか。」
声も綺麗だ。あっそうだ、さっき…。
ツルタ「あのっどうなってるんですかここは?!」
ミヤビ「何も聞かされてないのか、簡単に言えばカクカクシカジカ」

ツルタ「はぁ、あまり状況が飲み込めません。」
ミヤビ「無理も無い」
話が終わったところで誰かが走ってきた。
アキ「ミィヤビー!お腹すいたぁ、基地もどろ〜」
ミヤビ「五月蠅い、わかったよ」
緑軍の基地に帰るようだ。

6 テンヤ  [id : v7cQx76.] [2016-06-28(火) 19:13:23] 削除依頼

遅い、やはり見回りは止めておくべきだったか。

心配だ、ついさっき銃声が聞こえた…まさか…。
血の気が引いた。やばいやばい。探しに出ようとした時、
ミヤビ「只今帰りました。」
嗚呼、良かった。安心したものの、まだ寒気がする。
テンヤ「夕飯の配給がきたよ。みんな食べてるよ。」
ツルタ「あの、僕の分は…?」
アキ「無いみたいだよー♪」
残りのパンの数が二つ。ミヤビとアキの分だ。
ミヤビ「私要らない。腹減ってないから。」
嘘つけ、君は誰よりも頑張ってみんなを守ってるのに。
ツルタ「えぇ?あ、有難う。」

ミヤビは何処かへ向かうように、すたすたと歩き始めた。

その細く小さいが、心暖かい背中が     僕は好きだ。

7 ミヤビ  [id : v7cQx76.] [2016-06-28(火) 19:41:21] 削除依頼

眠れない。まぁこんな事態だ、眠れる方がおかしい。
そうだ屋上行ってみるか。普通なら鍵が閉まっているが、
今なら鍵 壊しても大丈夫。
銃声はやばいから怪力でドアノブをぶち壊す。
扉を開けば、そこは素晴らしかった。
真っ黒な闇を、月と無数にある星がほのかに照らす。
夜空は好きだ。
???「みィ」
振り向けばヨツバがいた。同じ部活の同じクラスの子。
ヨツバ「みィ、パン食べてないでしょ。少しとっておいたんだ。」
ミヤビ「嗚呼、有難う。」
ヨツバは物静かで優しい。出来れば死んで欲しくない。
ヨツバ「またみんなでバレーやりたいね。」
ミヤビ「・・・・・・そうだね。」
同じバレー部の部員は違う軍だ。だから、もう……。
しばらくの沈黙が続いた。

ズドーンッ     凄まじい爆発音がした。方向は?

      
     緑軍基地の方だ…!

8 ツルタ  [id : v7cQx76.] [2016-06-28(火) 21:11:08] 削除依頼

ズドーンッ      凄まじい爆発音と共に強い爆風。

視界を遮る煙と焦げ臭い匂い。
僕は怪我はないが、みんなは?
目を凝らして見たその光景は、血の海だった…。
まだ話したこともない人達だが胸が苦しい。
あれ、ミヤビさんがいない、ミヤビさんがいない!!

9 ミヤビ  [id : v7cQx76.] [2016-06-28(火) 21:21:06] 削除依頼

急いで基地に戻ると、そこには残酷な光景があった。
不思議と私は悲しく思わなかった。思えなかった。

呆然と立ち尽くす私に誰かが声をかけてきた。
テンヤ「みやび、良かった。無事だったんだね。」
何一つとして良くない。
嗚呼、また失敗。寝込みを狙われるのは予想できたはずなのに。

アキは無事だ。
ツルタも怪我は無いが精神が崩壊しそうだ。
ミヤビ「鶴田ァア!!」

10 ツルタ  [id : v7cQx76.] [2016-06-28(火) 21:26:30] 削除依頼

胸が苦しい。息が出来ない。
ミヤビ「鶴田ァア!!」
ミヤビさんが駆け寄って来た。無事だったんだ。
ツルタ「み…みやび…さん……。」
ミヤビ「無理に喋んなくていい。」
ミヤビさんは必死に背中を摩ってくれる。

ミヤビ「大丈夫。大丈夫。だいじょうぶ。」

11 ツルタ  [id : v7cQx76.] [2016-06-28(火) 21:41:31] 削除依頼

緑軍の大半が死んだ。黙ってちゃあいられない。
テンヤ「復讐するつもりか?止めておきなさい。」
前を通せんぼするテンヤさんを強く押し倒した…

爆弾を作れるのは奴だけだ。

ケンスケ 二年一組 紅軍。

実際に喋ったことはないが、賢いらしい。
爆薬は…理科室か?学校に爆薬があるのか?

12 ケンスケ  [id : v7cQx76.] [2016-06-28(火) 21:53:45] 削除依頼

理科室の教壇にどっかり座って彼女を待つ。
一度着てみたかったんだぁ。白衣。

理科室の扉を彼女は荒く蹴り倒した。かっこいーねー。
やはり美しい。その怒り狂った顔は。

ケンスケ「やっと来てくれたんだぁ〜。僕は嬉しィよお?」
ミヤビ「黙れ。そんなもん着やがって。」
ケンスケ「かっこいーでしょおー?君も着る?」
ミヤビ「ふざけるな。自分が何やったかわからないのか?」
ケンスケ「僕は君と戦えるならそれでいいよー。」

彼女の怒りはさらに増す。嗚呼、美しい。

13 ミヤビ  [id : kqccyYj/] [2016-06-30(木) 19:27:33] 削除依頼

奴の足元には大きめの爆弾が置いてあった。
あの野郎、この部屋ごと吹き飛ばす気だな。

ケンスケ「この爆弾はもうすぐ爆発するよ。そして、
     解除するにはこの鍵が必要だぁ。
     おっと、たたではあげないよ?」
ミヤビ「自力で奪えってことか。」
ケンスケ「うん。まあ、そゆこと。」

私は奴に突進した。

14 ケンスケ  [id : kqccyYj/] [2016-06-30(木) 19:51:37] 削除依頼

彼女は戦う気のようだ。
僕はつい口が緩んでにたぁっとしてしまう。
さぁ、どれくらい耐えられるかな?。

彼女はそのまま前進してくる。
嗚呼、危ないよ。そこには地雷がある…。
だが彼女は、予め判っていたかのように避ける。
流石だ。だが残念。避けた先にも地雷がぁ…。

おお、すごいねぇ。爆発寸前で素早く避けた。
地雷は効かないのか、なら…。

小型爆弾。栓を抜いて投げるだけ。
ほ^−い。彼女は避けきれず爆弾に直撃。
効き目はどうかな?

煙が退いてきたころ。
彼女の姿はなかった―――。

まさか。

後ろを向いた時にはもう遅かった。
彼女の拳が僕の帆を直撃。
反動により教壇から二メートルほど飛んだ。

彼女は無表情のまま僕を見つめる。

迂闊だった。
まさか爆発の時に起こる煙を利用して背後に廻られるとは。

15 ミヤビ  [id : kqccyYj/] [2016-06-30(木) 20:04:03] 削除依頼

私は奴の手から鍵を取り解除する。
はぁ、疲れたなぁ。爆弾を直撃した腹が痛む。
黒いTシャツが微妙に深い紅になっている。

私は銃を取り出し横たわったケンスケに向ける。
目を閉じ、引き金を引いた。
バーン。
耳障りな銃声と共に胸が痛む。

16 ツルタ  [id : kqccyYj/] [2016-06-30(木) 20:12:19] 削除依頼

ツルタ「みやびさん!みやびさん!」
僕は先程精神が回復し、
テンヤさんに聞いて、ミヤビさんを探している。

特別棟二階廊下に来たらミヤビさんがいた。
浮かない顔のミヤビさんは今にも泣き出しそうだ。

僕は素早く駆け寄りミヤビさんを抱きしめた。

ミヤビ「…ヒック………ヒック……………。」


朝日が差し込み彼女を照らした。

17 ごめんなさい  [id : kqccyYj/] [2016-06-30(木) 21:40:27] 削除依頼

11はミヤビです。

18 テンヤ  [id : kqccyYj/] [2016-06-30(木) 22:08:36] 削除依頼

眩しい朝日を眺めた。やっと一日目が終わったんだな。
初日にしては多くの人が死んだ。

基地の扉が開き、ミヤビとツルタが帰ってきた。
ミヤビの目は赤く腫れている。泣いたのだろう。
彼女は人を殺したくないのだ。誰とてそうであるが彼女は得に。
いつも心を鬼にし、引き金を引くのだ。

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