ひとり星と現実逃避

SS投稿投稿掲示板より。


1     [id : eglbaHQ0] [2010-03-16(火) 16:24:11] 削除依頼



. 
ああ 世界が滲んでいく

10 那津  [id : .IDp3bN0] [2010-08-31(火) 22:43:54] 削除依頼

なんか好きです(´▽`)*゜・

11  扉   [id : gXNl13m/] [2010-10-14(木) 16:56:33] 削除依頼

那津さん
返事遅くなってすみません
うおぅ好きとか…照れてますよ(∵*)←
コメントありがとうございました\^0^/

12   [id : M/TDrdT.] [2010-10-20(水) 16:54:45] 削除依頼


一時停止の記号がなかったので¶で代理を

手のひらに午後ですが一時停止させていただきます
「どうでもいいけど〜」からの件がどうも気に入らず、
出直してきますはい(∵`)
また再生(■)すると思うので

13  扉  [id : M/TDrdT.] [2010-10-20(水) 16:57:12] 削除依頼

_

こっちの時計は1時53分で
そっちの時計は7時30分で
あっちの柱時計は0時09分

ぼくの腹時計は3時ぴったり

14  扉   [id : aul0PIM0] [2010-12-03(金) 23:03:52] 削除依頼

_


劣等感とか焦燥感とか自己嫌悪とか漠然とした不安とか。
とにかくそういうモノから逃げ出したくて、でもどこに逃げたらいいのかわからないから、五時間目の英語をさぼることにした。
人気のない旧校舎の最上階。
ひんやりと冷たくて固いコンクリート。
雨の音。
何もすることがない。
とりあえず階段に座った。


踊り場の窓に雨が伝い、その影が四角い踊り場のスペースに落ちていた。
か細い雨だなぁと思った。
授業をする先生の声が、雨音の間から遠く聞こえる。
ざらりとした罪悪感を感じた。
ひたひたと心の内に映る雨に、存在を溶かされてしまいそうだ。

15  扉   [id : aul0PIM0] [2010-12-03(金) 23:09:54] 削除依頼


ぼんやりと雨を眺めていたのに、いつの間にかイヤなことがまた心に滲み始めてきた。
無理やり抑え込もうとすれば、反動でより一層侵食していく。

どうしよう。
どうしよう。
ゆっくり心を掻きむしられるようにして、繰り返される。
何をどういう風に、どうやったら、どうしたらいいんだろう。
誰か教えてくれないかな。
考える時間さえ勿体なく思える。
だけど、ゆっくり考えなきゃいけないことなんだって理解してる。
あぁ、でも、だから、そう、えっと、どうしよう。

堪らなくなって、駈け出した。

「お前、授業さぼって何走ってんだ」
「焦燥感に駆られたから」

16 ィカル  [id : AVlOxsR.] [2010-12-04(土) 12:53:22] 削除依頼


 はじめまして
 あの 少し前からじつは拝見していたのですが
 やっぱり たまらなくなって こんなお目汚しを残すに至りました

 >9
 とか とくに好きなのですが
 言葉の置き方 配置の仕方 えぇと
 用い方 がすてきです
 うっとりしちゃう。

 >9
 “焦燥感に駆られたから”なんて 最高ですね
 あとで使ってみます
 と こんなことをしてもあなたには届きませんね((笑

 おや、長文失礼

17  扉  [id : JGcHK9g.] [2011-02-12(土) 12:51:51] 削除依頼

ィカルさん
此方こそ初めまして……の前に返事遅れてすみません!(スライディング土下座

ィカルさんの言葉一つ一つが嬉しくって、もうぎゃはあ(ノ´`*)
どうやったら伝わりますかね(-ω-`)
こんなに丁寧に書いて下さってほんと嬉しいですよ
そして自分はそういうの文章にするの下手なんで羨ましいですww

どうぞどうぞ使ってみてください
需要があってよかった(^q^)←

18   [id : 9zbpDak/] [2011-03-15(火) 14:31:42] 削除依頼

  

皆様大丈夫でしょうか、
どうかご無事で

19  扉  [id : dRLe9JI/] [2011-05-03(火) 09:20:34] 削除依頼

_


彼は剣を一振りし、返り血を軽く拭うとそれを鞘におさめた。
骸と化したそれは足元に転がっているというのに、毛足の長い上品な絨毯は夥しい血で染まっているというのに、それを感じさせない爽やかな笑みを向ける。

「君はこの前ボクに?誰かにとっての正義は、誰かにとっての悪だ?とか言ったよね」

血の匂いに耐え切れず、吐き気を催していたアルソンは口元を押さえながら僅かに頷いた。

「これはボクが何かで読んだか見た言葉なんだけどね、?正義の反対は悪なんかじゃなくて、また別の正義なんだ?」

そこまで言うと彼は一度目を伏せた。
その視線の先には自身の手のひらがあった。
迷いや葛藤を押し込めて幾度となく剣を振るい、その度血塗れていったその手のひらが。

「ボクはそっちだったらいいのにな」

顔を上げた彼は柔らかく目を細めてそう微笑した。
アルソンは何も言えず、ただじわりと涙の膜が張られていくのを感じた。

20  扉  [id : dRLe9JI/] [2011-05-03(火) 09:25:31] 削除依頼

▼ 
即興(∵)

??内の言葉は違うファンタジーで使う予定だったけど
書きたくなったから使ってしまった

最後の彼の言葉の前に……入れるの忘れた orz

確かクレヨンしんちゃんのひろしの言葉だったっけ 
勝手に引用して良かったのでしょうか、そこが不安((

21  扉  [id : FaRGIuR1] [2011-06-17(金) 15:00:20] 削除依頼

 
 らんらんらーん ♪

 

22   [id : 1Xkayki1] [2011-07-22(金) 08:52:35] 削除依頼

_ 

井の中の……


小さな、狭い世界で生きていたい
変わることのない、絶対的な不変が約束された世界
「今」がずっと続いてくれるなら、何も得ず、知らないままで良い
変化など求めていない


無知でいられれば、傷付かずに済むのだ

23  扉  [id : 1Xkayki1] [2011-07-22(金) 08:57:07] 削除依頼


即興?(´` ))
もう少し練ってから投稿したかったんだけど、
まいっか←

環境が変わり、自分の世界が侵されるのを嫌がる人の話です
……扉のことですが←

柳のようになりたいです

24  扉  [id : 8qTWolZ1] [2011-10-04(火) 19:20:53] 削除依頼

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ない。
もう、どこにも、いない。
彼女が。彼女のぬくもりが。彼女のにおいが。声が。表情が。存在が。
ない。
全身の力が抜けて、ずるずると座り込んだ。途方に暮れたように、ぼんやりと空虚を眺める。
「あ、ああぁあぁぁあ……」
戦慄く唇から、絞り出すようにして漏れた声。
手で顔を覆いたいのに、その力さえ湧かない。
もう世界のどこを探しても、彼女はいないのだ。
心の中は感情の極彩色で溢れ返っているのに、ああ何一つわからない。
かなしいや悔しいとかではなく、違う、いや、なぜ、もういない、どこに、嘘だ、でも、何で、やめろ、違う、いない、いない、いない、いない。
絶叫した。
体を折り曲げ、まるで自我を忘れた獣のように。
涙は出ない。いや、出ているのかもしれないが、わからない。
これは真実か。
現実に起こったことか。
ここは現実か。
彼女がいないなど、理解できない。
そんなの嘘じゃないのか?
でも、本当に身も心も張り裂けそうで。この感情は、なに?
心に、脳裏に、思い浮かぶ彼女。その彼女がもういないなんて。
嘘だろう?
もう、彼女を抱きしめることはないのか。そばにいて、笑い合うことはないのか。
料理をしたり、頭を掻いたり、ジャンプをしたり、駆け寄ってきたり、ふざけたり、音楽を聴いたり、ちょっと買い物に出かけたり、テレビを観たり、ただの日常を過ごすことは、もう、ないのか。
死ぬ、とはそういうことなのか。
彼女の骸はまだ見ていないが、こんな、例えば部屋の灯りを消すように、火が消えるように、煙が空気に溶けていくように、目に見える形で消えたわけではないのに。
彼女は死んだのか。
もう会えないのか。二度と。
でも、会いたい、と願ってしまうと、それは彼女の死を認めたことになりそうで。

25  扉  [id : Cg0z8kl/] [2011-10-06(木) 21:36:45] 削除依頼

_


早く来過ぎた。そんなつもりはなかったのに。
一人分の足音と、ちょっとしたやるせない気持ちを連れて、廊下を進む。
窓からはまだどことなく弱々しい朝の光が射しこみ、その光によって廊下は仄暗い。
外と内の、明暗。
内側を歩いていた花乃は、ようやく突き当りの音楽室に到着した。
案の定、電気は点いておらず、中の暗さは人がいないことを彼女に証明してくれている。
あー、鍵取りに行くの面倒くさ。
また職員室のある一階まで降りなくてはいけない。
控えめだったやるせない気持ちは、二度手間という熨斗付きで億劫さへとワンランクアップ。
それでも一度、だめもとでドアノブに手を掛けてみる。
するといとも簡単にドアノブは引き下ろされ、そのまま扉はがちゃりと押し出された。
なんだ、先に来てた人いたのかぁ、と手間が省けた喜びと一緒に、開いた隙間から首を伸ばす。
しかし大して広くもない音楽室は無人だった。
がらんとしていて、ただ、机、上下する黒板、ピアノが静かに存在しているだけだった。

人のいない空間。
学校とは不思議な場所だ。
ついさっきまで、この空間の四隅はぐにゃりと歪み、まるで異次元でも創り出していたんじゃないかという、奇妙な錯覚を覚える。
それが扉を開けたことにより、瞬時に元に戻る。
人はそれを目にすることはなく、ただそこに残る違和感だけ、わずかに感じ取るのだ。
さながら、となりのトトロのまっくろくろすけのようで。

花乃はじいっと目を凝らした。
それこそ何かいたんじゃないかと訝しむサツキとメイみたく。

26  扉  [id : pccqyTj0] [2011-10-08(土) 11:16:19] 削除依頼

昔々、音楽室と、そのとなりにある音楽準備室の境界線にはきちんと扉があった。
過去形。
花乃が入部した頃、もうそこに扉はなかった。
現在進行形。
みんなさして気にもしなかったし、初めから無いものとして処理していた。
だけど、先輩たちの話によれば、何年か前、合奏中にぶち切れた顧問の多田先生が蹴破って壊したのだという。
その先輩も前の先輩から聞き、前の先輩もその前の先輩から聞いて、という代々語り継がれてきた噂だから、尾鰭だけではとどまらず、背びれ、胸びれぐらいくっついて、相当事実とは異なっているだろう。
こうも語り継がれているのは、「うっそーん」「いや本当だって」と話のネタになっておもしろいから。
あと、多田先生の性格を知っている部員たちは、あの先生ならやりかねない、と頷けるから。

境界線、つまり敷居の損傷はひどく、踏むと危うい音を立てる。
部活が終わると掃除をしなければならない一年生は、先輩が帰ったあと、こっそり「トトロ、トトロ」なんてふざけて遊ぶ。
二年、三年になると不思議と踏まなくなる。
たぶん、一年生のうちに思う存分踏んだのだろう。
しかし、今、誰かの上履きが敷居を踏み、その足元からこの静かな空間に向かって、ひびが入った。
花乃は声を上げて驚き、ついでに十センチばかり飛び上っていた。
誰かも驚きと怯みの声を上げて、ふたりはばっちり顔を合わした。
「あ、なんだ黒川先輩」
「なんだ 花乃ちゃんかぁ」
ほー、と息を吐き、お互い一気に上がった心拍数を整える。
苦笑いと照れ笑いがブレンドされた笑みを浮かべて、彼はトロンボーンのケースを机の上に置いた。
生まれてこの方、ワックスなんて使うどころか手にしたこともない、いつもくしゃくしゃ、寝癖という名のナチュラルヘアーな黒川先輩。
緩んだ笑みと、どことなく掴みにくいような雰囲気を持っている。
背丈は平均だけど、ひょろっとした体付きのため実際より高く見られる。のが、自慢。
「誰かいるのかなーって覗いたら、音がしたからびっくりしましたよ。準備室にいたんですねー」
「あっははー、ごめんね。ま、でも、鍵取りに行かんで済んだんだからおあいこ」
そう言うと、制服に付いていた糸屑をつまみ、目の高さまで掲げて、
「花乃ちゃん、これいる?」
「あたし、糸屑なんか集めてませんよ」
含み笑いで受け流し、花乃は準備室へホルン、譜面台、楽譜を取りに行った。

三つを抱えて音楽室に戻ると、黒川先輩は窓際でマウスピースのみの音出しをしながらグラウンドを眺めていた。
「まだ運動部も来とらんねぇ」
「あー、まだそんな早い時間なんですねぇ」
「今、学校にいるのって俺らぐらいかな」
「それと先生と管理人さんぐらいでしょうね」
「あー、そーかあ」
起伏の乏しいこの会話。
途絶えたことさえ当のふたりは気付かなかった。
訪れた沈黙も、思い思いにマウスピースをヴーヴー鳴らす音に埋もれる。
黒川先輩はまた窓外に目をやって、そんな彼をぼんやり眺める花乃。
同じ空間にいるのに、ふたりそれぞれに脳内で繰り広げられている考え事があって、奇妙と言えば奇妙、愉快と言えば愉快。
きっとみんな、無意識の下で、刻々と迫るタイムリミットを表示するデジタル時計のように、考え事を展開している。
無限に広がるそれを物ともしない脳のキャパシティは宇宙のごとく。

27  扉  [id : pccqyTj0] [2011-10-08(土) 12:53:25] 削除依頼

「花乃ちゃんてさぁ、将来何になるとか決めてる?」
徐にそう訊ねられ、少し驚いた。
黒川先輩は窓枠に半分腰かけて、花乃を振り向く格好を取っていた。
さっきより太陽の位置が高くなったと思う。
だけど朝の光はまだ弱々しくて、その逆光の中、彼の顔はうっすら翳っていた。
表情だってちゃんとわかるし、何か不吉さや不思議さを漂わせているなんてこともない。
黒川先輩は至って普通、普段と一寸の違いもない。
でも、こういう翳り方は、距離感があやふやになったように感じる。
少なくとも花乃はそう感じる。
ぼうっと頭の奥で、耳鳴りが続く。

「一応、保育士か看護師、かなあ、なんて」
「おー、女の子だねぇ」
ぴ、と花乃を指差す。
歌手が観客やカメラの向こうのファンたちを指差すときのように、人差指と親指は床に平行。
「先輩は?」
「俺? んー、何だろ。将来なりたいもんなんて、小五のときからもうないんだよな」
「あぁ。
 ……まぁ、あたしもさっきの二つ、すごくなりたいかって訊かれたら別にそうでもないんですよね。友だちが言ってたから、じゃあそれかなー……って言う」
「不純! 不純な動機だよそりゃあ」
「あはは、ですよねぇ。そういう気持ちでなっちゃいけないって思うんですけど、他にやりたいこともよくわからないし。まず進路先どうしましょー」
「進路迷子だぁな」
「向いているかとか、趣味の内に留めておきたいのとか、本当にこれで大丈夫かとか。悩みだしたらきりないですよ」
「難破したらお先真っ暗だもんな」
「あと座礁とか。
 ……でもあたし、たまに、この先一生、何の刺激もなく、苔のように生きていきたいって思うことがあるんですよ」
「うおぉ、舵取れーい」

28  扉  [id : pccqyTj0] [2011-10-08(土) 13:55:22] 削除依頼

ひとしきり笑って、ふたりが息をついた頃にはもう、音楽室の半分を照らすほど日は昇り、黒川先輩は「あっつ」と、窓から離れた。
その様子にまたげらげら笑っていると、廊下から足音や喋り声が聞こえてきた。
「みんな来た感じかな」
と、黒川先輩は音楽室の扉を見やり、花乃は時計を確認する。
「八時半ですから、一年生ですね」
すると、彼はにやりと笑い、扉まで闊歩していった。
何をするつもりなのかと訊ねる前に、
「驚かすの」
しゃがみ込んで、花乃を手招きする。
近付いてくる音に焦っている彼を、あきれたとでも言いたげに花乃は笑った。
それでも、いそいそと黒川先輩に倣ってしゃがみ込むから、満更でもないのである。

29  扉  [id : pccqyTj0] [2011-10-08(土) 14:05:25] 削除依頼

_

how


「抱きしめてよ」
「うん」
「もっと」
「うん」
「もっと」
「……」
「もっと」
「ん」
「痛い」
どうしろってんだよ、まったく。


――― 確認したかったのよ

30  扉  [id : pccqyTj0] [2011-10-08(土) 15:52:53] 削除依頼

_



別に落ちたっていいや。
そうやって、平べったい眼差しで街を見下ろす。
家やら学校やらコンビニやらビルやらアンテナやら街路樹やら、味気ないつみきがごちゃごちゃと重ねられたみたいだ。
ああいうところの隙間を縫うようにして、生きてるんだなあ、と深く納得する。

硬くてざらざらした屋上のコンクリート。
その縁(へり)に立っている。
足の裏には小さな石ころや砂がくっついてる。
小学生の運動会でやった組体操を思い出した。
いや、あれはもう全身砂まみれになったから、少し違うか。
そう思い直して、地面に足を密着させたまま、右にスライドさせてみた。
何かおもしろいことがあるわけでもなく。

31  扉  [id : pccqyTj0] [2011-10-08(土) 15:54:44] 削除依頼



高いところがすき。
街を一望するために、ここに来た。
ちょっとひとりになりたくて。
空を飛びたいんだ。
実は身投げでもしようかと。


全部はずれ。


気付いたらここにいた、なんてバカみたいなことでもない。
ちゃんと自分の意志でここに来た。
理由はないと思う。

32  扉  [id : pccqyTj0] [2011-10-08(土) 15:55:37] 削除依頼


このまま足を滑らせて、落下していくのも良し。
ただこのまま街を眺めているのも良し。
どっちだって、良い。
どっちも賛成。

何しに来たの? って訊ねられても「さあ――?」としか答えられない。
それ以外のこたえなんてないから。

33  扉  [id : pccqyTj0] [2011-10-08(土) 20:28:30] 削除依頼



...

一人称の方が書きやすいのかしらん(・ω・ ))

34  扉  [id : pccqyTj0] [2011-10-08(土) 20:29:52] 削除依頼


余談だけど、さっき風船が飛んでいた。
ありきたりな赤。
下にプーさんがぶら下がっていなかったのが不思議に思える程。
ああいう風船って、最終的にどこにいくんだろうね。



こんな屋上のすみっこに、ずーっと立っているものだから、なんだかふわふわとした妙な浮遊感がする。
それでいて、ぞくぞくも。
あれだ、梶井基次郎の「檸檬」。
現代文の教科書に掲載されていた、丸善に檸檬を置いて、帰ってしまうシーン。
あの時の彼の高揚した気持ちが、わからないでもない。
だって今、この状況ででんぐり返りをしたくなったから。

35  扉  [id : YdGFJMt.] [2011-10-09(日) 15:26:31] 削除依頼


干したての布団に、後ろ向きに倒れこむみたいに、慎重さなんか微塵もなく、勢いよくもたれかかった。
かしゃん、と虚しく揺れて、響いて、たわむ、フェンス。
フェンスというにはあまりに高さが足りなさ過ぎる。
金網に両手の指を絡ませて、強く握った。
そういえば、空の本色って何色なんだろうね。
空色=水色、薄青色って思っているけど、その思い込みというか概念は少し違う気がする。
まあ、この話はこの辺でいいや。

36  扉  [id : YdGFJMt.] [2011-10-09(日) 17:25:41] 削除依頼

_



秋がやって来た、この肌寒さって誰かに伝えたくなる。
冬の白い吐息も、あたしンちの新巻を買ったことも、ラジオで流れてたBUMP OF CHICKENも。
ただ純粋に、誰かに教えて、伝えたくなる。



散歩道の途中にある家の庭から、毎年かおる金木犀。
今年もちゃんと風に漂って、あの上品で甘いにおいを運ばせてきた。

「銀木犀ってのもあるらしいよ」

ブロック塀から覗く金木犀に手を伸ばしながらそう言った。
へえ、とも、ふうん、とも取れる相槌が聞こえる。
ぼんやりと煙草を燻らす旅人みたいな雰囲気だった。

「秋の空って中天って感じがする」
「中点?」
「やっぱり高いね、ってこと」

抽象的過ぎるし、まったく噛み合ってない会話。
また曖昧な相槌しか打たないから、ゆっくりほつれて、秋の空気に散っていった。

いつも先へ先へと促すおてんばなビーグルのアンドロメダは、今日はいない。
だから、ゆっくり立ち止まって、そしてまた歩き出す。
離れたり近づいたり、ふらりとした距離で閑歩していく。

37  扉  [id : YdGFJMt.] [2011-10-09(日) 17:38:29] 削除依頼



主語がなくて、ごめんなさい(´`)
誰の言葉かわからないですよね。
中天のとこも、扉の感覚をそのまんま文章化しただけで…、あらまあ←

ラジオの件、最初はamazarashiでした。
でも一昨日ぐらい、ラジオを聴いてたらナントカ流星群がどうたらということで、天体観測が流れたのでチェンジ(´p`*)

ほかに書くことあったのに、忘れた。

38  扉  [id : YdGFJMt.] [2011-10-09(日) 17:41:56] 削除依頼






Wander Wonder

39  扉  [id : vQkB5c5/] [2011-10-10(月) 03:55:11] 削除依頼

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ペギーは窓際の肘掛椅子に腰掛け、つい今し方書き終えた手紙を読み返していた。
サイドテーブルには、昨日届いた友人、エレンからの手紙。
最後の行にある自分のサインまで、じっくり三度も読むと、満足げに、そして嬉しそうに封をした。
きっとペギーのきらきらとした気持ちも一緒に綴じられている。

淡い花柄の壁紙と腰壁のあるペギーの部屋。
本棚にはぎっしりと童話や小説が詰まっていて、中段は飾り棚としてぬいぐるみや手作りの王冠、ガラスボトル、お土産のマトリョーシカが並んでいた。
ほかには真鍮のベッド、アンティークデスクにワードローブ、姿見……。
特にこの窓際はペギーのお気に入りで、今日のように気持ち良く晴れた日は、窓から見える裏庭となだらかな丘を眺めながら、ひなたぼっこをする。

40  扉  [id : vQkB5c5/] [2011-10-10(月) 04:01:59] 削除依頼

バタバタと階段を駆け上る音が聞こえ、ペギーは苦々しく顔を歪めた。
そして、彼女の予感を一ミリも外さず、吹っ飛ぶのではないかというほどの勢いで、騒々しくドアが開いた。
戸口には長身、蒼髪の男。
いつもつやつやした笑顔の使用人、ポールだった。
「あなたはいつになった静かに部屋に入ることを覚えるの?」
彼の入室作法はいつもこうで、ペギーはうんざりと溜息をついた。
そんな彼女などお構いなしに、ポールは喜々として騒ぐ。「ペギー様、庭にカクテルの花が咲きましたよ!」
「あらそう」
と、気のない返事をした。
昨日、ペギーが庭を散歩したときからもう咲いてあったのだ。
それをまあ、一日経ってから――。

「おや、お返事は書き終えたようですね。わたくしがまだ紅茶の一杯もパンケーキ一切れも用意なさらぬ内に――」
しょんぼりと、ひどく悲しそうな様子で、眉まで下がっていた。
そしてすぐにまた、くるりと明るい表情に変わり、にこにこと顔を輝かす。
「今からお紅茶ぐらいは馳せ参じますよ。何になさいます? ダージリン? セイロンティー? それともアイデンティティー?」
あまりに鬱陶しかったので、蹴り出してやった。

41  扉  [id : vQkB5c5/] [2011-10-10(月) 04:08:27] 削除依頼



家具や雑貨を探してるうちにこんな時間になっちまった(∩∵∩)もう眠いよパトラッシュ、
こういうの探すの楽しいし、すきだからまあ良い。
にしても北欧の子ども部屋とかロフトとかコッツウォルズとか……!
羨ましさの塊ですな。
またIKEAにでも行こう(´ω`)

42  扉  [id : vQkB5c5/] [2011-10-10(月) 10:12:34] 削除依頼


そして脱字発見。

>>40

「あなたはいつになった静かに部屋に入ることを覚えるの?」

「あなたはいつになったら

43  扉  [id : pzU1pRn1] [2011-10-12(水) 21:04:49] 削除依頼




中村佑介の画集がほしい(∵)

44   [id : wjk0qlp.] [2012-04-30(月) 13:48:18] 削除依頼

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彼女の惑星着陸計画

小さな宇宙船に乗っかってワタシの中の惑星まで飛んで行こう。
静かに脈打ち、思考する、ひとつの惑星、ワタシのココロ。
そこに着いたら旗を立てて、ダイナマイトを埋めてやる。
いつかここが腐敗しても、跡形もなく綺麗に消し飛ばすことができるよう。
花の種ではそうはいかない。
腐った土地に芽を出すそれはとても素敵な光景だけど、ワタシにはちょっと似合わない。

45  扉  [id : cO5qdU31] [2012-12-29(土) 00:58:21] 削除依頼

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楠木くんは口笛を吹くのが上手でオセロも得意だ。
ひょろひょろしているくせに体育の授業なんかもさくっとこなし、去年の体育祭の100メートル走では陸上部に僅差で勝利、見事一位に輝いた猛者である。
その上、顔だって悪くはない。
美形だとか格好良いだとかではなく、パッと人目を引く華やかさもないけれど内面の良さがそのまま滲み出て、とても好感の持てるお顔立ちなのだ。
そんなだから男女、年齢、問わず人に好かれるし、何だかんだでバレンタインデーが憂鬱でないレベルにもてる。
そして極め付けは手。ひょろりとした痩躯のわりに武骨で大きな彼の手は、その見た目や雰囲気とのギャップもあいまって女の子のハートをきゅーんと刺激するには充分だった。

楠木くんはお得なスペックを持ち合わせた、男子中学生である。

46  扉  [id : qK99uNE0] [2013-01-27(日) 22:18:39] 削除依頼

?
ちょ、続きぼちぼち書いてるけど一時停止だー:-q
三年越しのあれ行くぜ ←

47  扉  [id : qK99uNE0] [2013-01-27(日) 22:22:21] 削除依頼

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手のひらに午後

 今日は昨日と打って変わって、随分とあたたかい。たまに風が、へたくそな口笛に似た音を立てながら窓を叩くけど、やっぱり昨日よりあったかい。

 午後の日が照らす部屋の中。僕と彼女は居間の小さなテーブルを挟んで向かい合わせに座っていた。
 やかんが沸くのを待っているあいだ、僕たちの会話がぽんぽんと飛ぶ。ポップコーンみたいに弾ける感じじゃなくて、風船で遊ぶときみたいな、ーー自分で言うのは気が引けるけどーーかわいらしい飛び方。会話はキャッチボールだと言うけれど、彼女との場合、それは野球ボールではなく、風船になる。

48  扉  [id : jBbtfuz1] [2013-01-28(月) 23:58:16] 削除依頼

 ふんわり、とか、やんわり、とか、ほんわか、とか。そんな言葉が似合う彼女。
 そんな雰囲気を自然体で醸し出す彼女。

 「あんね、昨日『花とアリス』観たんよ。だから今の気分は『花とアリス』なの。」
 ふふ、と首を竦めて笑う、まあるい雰囲気と、日を受けて更に柔らかな色を出す少し亜麻色な髪が静かに僕を圧倒させる。
 『花とアリス』を観たことはないけど、彼女の言う「なになにの気分」というのはわかる気がする。僕だってそういう「気分」を持っている。
 例えば、「あ、今、アジカンのあの曲を聴いたときの気分」とかいう風に。
 フィーリングと言うのだろうか。前にその曲を聴いたときの自分の気持ちやコンディション、空間とか天気。そんなもの(記憶)たちが今現在と重なる瞬間。推理もので登場人物が閃いたときに黒背景に閃光が走るようなピーンと張りつめた感じではなくて、ふと、感じる。
 うまく言えないけど、『花とアリス』という映画の空気感、BGM、それを観たときの彼女の様子が、今の彼女の雰囲気や景色の色として取り巻いているんだろうな。

49  扉  [id : Ouam6K/0] [2013-06-25(火) 00:53:26] 削除依頼

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スーパームーン

いつになくさびしいのは
きっとってが近いからよ。

50  扉 (なんちゅーミス)  [id : Ouam6K/0] [2013-06-25(火) 00:55:02] 削除依頼

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スーパームーン

いつになくさびしいのは、
きっと月が近いからよ。

51   [id : Qx8wqGz/] [2013-12-07(土) 02:54:46] 削除依頼

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煙草を燻らす旅人のような雰囲気の彼は、網を手に、梯子を登る。
夜空に向かって掛けられた梯子。
そこで星を掬う。
網は流れ星の糸でつくられたもので、その糸は光を受けると思い出したようにキラリと反射を過ぎらせる。
彼は赴くままにざぁっと星を掬い、そしてまたそれを遠くへ撒いた。
ゆったりと繰り返されるその行為に何か意味はあるのかと問われれば、彼はただの暇がつぶしだと答える。実際そうだ。
しかしその様は、寄せては引く波のように自然的な光景で、とても心落ち着くものだった。

撒いた星の行方を眺めながら彼は梯子に腰を下ろした。
遠くからは微かに汽笛が聴こえた。

夜が沁み、溶け込んだ空間に秒針の音が響く。眠れぬ夜を過ごす者が巡らす思考。その外に浮かぶ、気泡のような思いを感じると、彼はキャンドルに火を灯し、空中に浮かべた。

52   [id : Qx8wqGz/] [2013-12-07(土) 02:59:38] 削除依頼


表現の仕方が扉の感覚とかフィーリングでしかない、のオンパレード。ただ何か書きたかっただけ。小さくてもいいから世界を作りたかっただけ。
夜空で星を掬い、撒く。って話はずっと書きたかった。まだ完成ではない。
真夜中の産物。
いや、良く言い過ぎだわ('A`)

53   [id : Qx8wqGz/] [2013-12-07(土) 03:06:29] 削除依頼


傍から見たら自己満足の産物でしかない。自己満かって聞かれるとうんとは言い難い。
扉のこの気怠げスタンスも、朝になれば顔真っ赤モンなんやろう。('A`)

54   [id : RwHXD/O/] [2016-08-11(木) 03:24:25] 削除依頼

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▼ (続きを再生)
手のひらに午後

お湯が沸いて僕たちは紅茶を淹れた。リプトンのレモンティーだ。
 「レモンの輪切りの車輪だ」
琥珀色の紅茶に浮かぶレモンを見て彼女がふと言葉をこぼした。あ、見つけたと言った口調で。意味を汲めなかった僕ははてという顔で続きを待った。
 「あれ、小学生のとき、習わなかった?レモンの車輪」
覚えてない旨を伝えると、
 「国語の時間にね、先生が出してくれたの。タイトルを隠して、詩だけ黒板に書いて、みんなに当てさせるの。何てタイトルでしょうって。幼いながらにね、すごく良い授業だったなぁって思った」
当時のことを思い出して、彼女は嬉しそうに笑みで目を細めた。日向の猫のような顔とはこういうことを言うんだなと僕はしみじみ思った。
彼女はもう一度マグカップの中のレモンの輪切りに視線を落とし、大瀧詠一の『カナリア諸島にて』を口ずさむ。オレンジの部分の歌詞をレモンに変えていたから僕は小さく笑ってしまった。そして、すぐに歌詞がわからなくなったようで『君は天然色』に変わっていた。
 そんな様子を見ていると、ああ、僕の彼女はとてもふつうで、とても素敵な女の子なんだなと、たまらなくなった。

55   [id : RwHXD/O/] [2016-08-11(木) 03:25:17] 削除依頼

 この午後を、そっと取っておきたい。
何か特別な出来事が起きるわけでもない、手のひらに載せてしまえるサイズの彼女との午後のひととき。でもそれを写真やムービーに残すことができたら。そしたら僕はそれを見返してまた思い出に、このときの気分に浸ることができるのに。
でもそんなことはできないから。またどこかで、ふとした時に、この手のひらに載せられるサイズの午後が降りたって、「あ、これ、あの時の気分とおんなじだ」と思うのだ。

56   [id : RwHXD/O/] [2016-08-11(木) 03:31:43] 削除依頼



「手のひらに午後」これにて終了。3年前に考えていた話の続きを今になって少し手直しして載っけるという。一番初めは、中学生から出る男の子と女の子の差(背や手)のことを描きたかったのに、書き始め当初なら全くルートを外れて行ってたや(笑)
彼女も関西弁だったのをなかったことにしたし()
文章が書けなくなって、でも頭の中にある世界は形にしたくて。過去のお話からリハビリしてみた。何はともあれ、完結させることが大事だって小池一夫が言うてたから。

57   [id : TvLuA.A0] [2016-11-05(土) 20:41:00] 削除依頼

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春の兆しを感じる頃、私は梅のつぼみを探しながら歩きます。下駄が楽しそうに笑い声を上げており、その音は私を少し笑顔にさせました。時折吹く風はまだ冬を捨てきれずに纏ったままで、寒さにひゅっと肩を竦めます。詰襟姿の彼は前方から歩いて参りました。私の心の中では梅のつぼみが天を向きます。染まるほほに、高鳴る鼓動。しかし彼は学生帽のつばで顔を隠し、行ってしまいした。私はそんな彼の後ろ姿を切ない気持ちで見届けるのです。

58   [id : TvLuA.A0] [2016-11-05(土) 20:44:31] 削除依頼


二年前のノートに書かれてたお話。自分の文章には見えなくて模写かなと不思議がりつつ投稿。

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