ひとり星と現実逃避58コメント

1  扉 id:eglbaHQ0

2010-03-16(火) 16:24:11 [削除依頼]


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ああ 世界が滲んでいく
  • 39  扉 id:vQkB5c5/

    2011-10-10(月) 03:55:11 [削除依頼]
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    ペギーは窓際の肘掛椅子に腰掛け、つい今し方書き終えた手紙を読み返していた。
    サイドテーブルには、昨日届いた友人、エレンからの手紙。
    最後の行にある自分のサインまで、じっくり三度も読むと、満足げに、そして嬉しそうに封をした。
    きっとペギーのきらきらとした気持ちも一緒に綴じられている。

    淡い花柄の壁紙と腰壁のあるペギーの部屋。
    本棚にはぎっしりと童話や小説が詰まっていて、中段は飾り棚としてぬいぐるみや手作りの王冠、ガラスボトル、お土産のマトリョーシカが並んでいた。
    ほかには真鍮のベッド、アンティークデスクにワードローブ、姿見……。
    特にこの窓際はペギーのお気に入りで、今日のように気持ち良く晴れた日は、窓から見える裏庭となだらかな丘を眺めながら、ひなたぼっこをする。
  • 40  扉 id:vQkB5c5/

    2011-10-10(月) 04:01:59 [削除依頼]
    バタバタと階段を駆け上る音が聞こえ、ペギーは苦々しく顔を歪めた。
    そして、彼女の予感を一ミリも外さず、吹っ飛ぶのではないかというほどの勢いで、騒々しくドアが開いた。
    戸口には長身、蒼髪の男。
    いつもつやつやした笑顔の使用人、ポールだった。
    「あなたはいつになった静かに部屋に入ることを覚えるの?」
    彼の入室作法はいつもこうで、ペギーはうんざりと溜息をついた。
    そんな彼女などお構いなしに、ポールは喜々として騒ぐ。「ペギー様、庭にカクテルの花が咲きましたよ!」
    「あらそう」
    と、気のない返事をした。
    昨日、ペギーが庭を散歩したときからもう咲いてあったのだ。
    それをまあ、一日経ってから――。

    「おや、お返事は書き終えたようですね。わたくしがまだ紅茶の一杯もパンケーキ一切れも用意なさらぬ内に――」
    しょんぼりと、ひどく悲しそうな様子で、眉まで下がっていた。
    そしてすぐにまた、くるりと明るい表情に変わり、にこにこと顔を輝かす。
    「今からお紅茶ぐらいは馳せ参じますよ。何になさいます? ダージリン? セイロンティー? それともアイデンティティー?」
    あまりに鬱陶しかったので、蹴り出してやった。
  • 41  扉 id:vQkB5c5/

    2011-10-10(月) 04:08:27 [削除依頼]


    家具や雑貨を探してるうちにこんな時間になっちまった(∩∵∩)もう眠いよパトラッシュ、
    こういうの探すの楽しいし、すきだからまあ良い。
    にしても北欧の子ども部屋とかロフトとかコッツウォルズとか……!
    羨ましさの塊ですな。
    またIKEAにでも行こう(´ω`)
  • 42  扉 id:vQkB5c5/

    2011-10-10(月) 10:12:34 [削除依頼]

    そして脱字発見。

    >>40

    「あなたはいつになった静かに部屋に入ることを覚えるの?」

    「あなたはいつになったら
  • 43  扉 id:pzU1pRn1

    2011-10-12(水) 21:04:49 [削除依頼]



    中村佑介の画集がほしい(∵)
  • 44 扉 id:wjk0qlp.

    2012-04-30(月) 13:48:18 [削除依頼]
    _

    彼女の惑星着陸計画

    小さな宇宙船に乗っかってワタシの中の惑星まで飛んで行こう。
    静かに脈打ち、思考する、ひとつの惑星、ワタシのココロ。
    そこに着いたら旗を立てて、ダイナマイトを埋めてやる。
    いつかここが腐敗しても、跡形もなく綺麗に消し飛ばすことができるよう。
    花の種ではそうはいかない。
    腐った土地に芽を出すそれはとても素敵な光景だけど、ワタシにはちょっと似合わない。
  • 45  扉 id:cO5qdU31

    2012-12-29(土) 00:58:21 [削除依頼]
    _


    楠木くんは口笛を吹くのが上手でオセロも得意だ。
    ひょろひょろしているくせに体育の授業なんかもさくっとこなし、去年の体育祭の100メートル走では陸上部に僅差で勝利、見事一位に輝いた猛者である。
    その上、顔だって悪くはない。
    美形だとか格好良いだとかではなく、パッと人目を引く華やかさもないけれど内面の良さがそのまま滲み出て、とても好感の持てるお顔立ちなのだ。
    そんなだから男女、年齢、問わず人に好かれるし、何だかんだでバレンタインデーが憂鬱でないレベルにもてる。
    そして極め付けは手。ひょろりとした痩躯のわりに武骨で大きな彼の手は、その見た目や雰囲気とのギャップもあいまって女の子のハートをきゅーんと刺激するには充分だった。

    楠木くんはお得なスペックを持ち合わせた、男子中学生である。
  • 46  扉 id:qK99uNE0

    2013-01-27(日) 22:18:39 [削除依頼]
    ?
    ちょ、続きぼちぼち書いてるけど一時停止だー:-q
    三年越しのあれ行くぜ ←
  • 47  扉 id:qK99uNE0

    2013-01-27(日) 22:22:21 [削除依頼]
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    手のひらに午後

     今日は昨日と打って変わって、随分とあたたかい。たまに風が、へたくそな口笛に似た音を立てながら窓を叩くけど、やっぱり昨日よりあったかい。

     午後の日が照らす部屋の中。僕と彼女は居間の小さなテーブルを挟んで向かい合わせに座っていた。
     やかんが沸くのを待っているあいだ、僕たちの会話がぽんぽんと飛ぶ。ポップコーンみたいに弾ける感じじゃなくて、風船で遊ぶときみたいな、ーー自分で言うのは気が引けるけどーーかわいらしい飛び方。会話はキャッチボールだと言うけれど、彼女との場合、それは野球ボールではなく、風船になる。
  • 48  扉 id:jBbtfuz1

    2013-01-28(月) 23:58:16 [削除依頼]
     ふんわり、とか、やんわり、とか、ほんわか、とか。そんな言葉が似合う彼女。
     そんな雰囲気を自然体で醸し出す彼女。

     「あんね、昨日『花とアリス』観たんよ。だから今の気分は『花とアリス』なの。」
     ふふ、と首を竦めて笑う、まあるい雰囲気と、日を受けて更に柔らかな色を出す少し亜麻色な髪が静かに僕を圧倒させる。
     『花とアリス』を観たことはないけど、彼女の言う「なになにの気分」というのはわかる気がする。僕だってそういう「気分」を持っている。
     例えば、「あ、今、アジカンのあの曲を聴いたときの気分」とかいう風に。
     フィーリングと言うのだろうか。前にその曲を聴いたときの自分の気持ちやコンディション、空間とか天気。そんなもの(記憶)たちが今現在と重なる瞬間。推理もので登場人物が閃いたときに黒背景に閃光が走るようなピーンと張りつめた感じではなくて、ふと、感じる。
     うまく言えないけど、『花とアリス』という映画の空気感、BGM、それを観たときの彼女の様子が、今の彼女の雰囲気や景色の色として取り巻いているんだろうな。
  • 49  扉 id:Ouam6K/0

    2013-06-25(火) 00:53:26 [削除依頼]
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    スーパームーン

    いつになくさびしいのは
    きっとってが近いからよ。
  • 50  扉 (なんちゅーミス) id:Ouam6K/0

    2013-06-25(火) 00:55:02 [削除依頼]
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    スーパームーン

    いつになくさびしいのは、
    きっと月が近いからよ。
  • 51 扉 id:Qx8wqGz/

    2013-12-07(土) 02:54:46 [削除依頼]
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    煙草を燻らす旅人のような雰囲気の彼は、網を手に、梯子を登る。
    夜空に向かって掛けられた梯子。
    そこで星を掬う。
    網は流れ星の糸でつくられたもので、その糸は光を受けると思い出したようにキラリと反射を過ぎらせる。
    彼は赴くままにざぁっと星を掬い、そしてまたそれを遠くへ撒いた。
    ゆったりと繰り返されるその行為に何か意味はあるのかと問われれば、彼はただの暇がつぶしだと答える。実際そうだ。
    しかしその様は、寄せては引く波のように自然的な光景で、とても心落ち着くものだった。

    撒いた星の行方を眺めながら彼は梯子に腰を下ろした。
    遠くからは微かに汽笛が聴こえた。

    夜が沁み、溶け込んだ空間に秒針の音が響く。眠れぬ夜を過ごす者が巡らす思考。その外に浮かぶ、気泡のような思いを感じると、彼はキャンドルに火を灯し、空中に浮かべた。
  • 52 扉 id:Qx8wqGz/

    2013-12-07(土) 02:59:38 [削除依頼]

    表現の仕方が扉の感覚とかフィーリングでしかない、のオンパレード。ただ何か書きたかっただけ。小さくてもいいから世界を作りたかっただけ。
    夜空で星を掬い、撒く。って話はずっと書きたかった。まだ完成ではない。
    真夜中の産物。
    いや、良く言い過ぎだわ('A`)
  • 53 扉 id:Qx8wqGz/

    2013-12-07(土) 03:06:29 [削除依頼]

    傍から見たら自己満足の産物でしかない。自己満かって聞かれるとうんとは言い難い。
    扉のこの気怠げスタンスも、朝になれば顔真っ赤モンなんやろう。('A`)
  • 54 扉 id:RwHXD/O/

    2016-08-11(木) 03:24:25 [削除依頼]
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    ▼ (続きを再生)
    手のひらに午後

    お湯が沸いて僕たちは紅茶を淹れた。リプトンのレモンティーだ。
     「レモンの輪切りの車輪だ」
    琥珀色の紅茶に浮かぶレモンを見て彼女がふと言葉をこぼした。あ、見つけたと言った口調で。意味を汲めなかった僕ははてという顔で続きを待った。
     「あれ、小学生のとき、習わなかった?レモンの車輪」
    覚えてない旨を伝えると、
     「国語の時間にね、先生が出してくれたの。タイトルを隠して、詩だけ黒板に書いて、みんなに当てさせるの。何てタイトルでしょうって。幼いながらにね、すごく良い授業だったなぁって思った」
    当時のことを思い出して、彼女は嬉しそうに笑みで目を細めた。日向の猫のような顔とはこういうことを言うんだなと僕はしみじみ思った。
    彼女はもう一度マグカップの中のレモンの輪切りに視線を落とし、大瀧詠一の『カナリア諸島にて』を口ずさむ。オレンジの部分の歌詞をレモンに変えていたから僕は小さく笑ってしまった。そして、すぐに歌詞がわからなくなったようで『君は天然色』に変わっていた。
     そんな様子を見ていると、ああ、僕の彼女はとてもふつうで、とても素敵な女の子なんだなと、たまらなくなった。
  • 55 扉 id:RwHXD/O/

    2016-08-11(木) 03:25:17 [削除依頼]
     この午後を、そっと取っておきたい。
    何か特別な出来事が起きるわけでもない、手のひらに載せてしまえるサイズの彼女との午後のひととき。でもそれを写真やムービーに残すことができたら。そしたら僕はそれを見返してまた思い出に、このときの気分に浸ることができるのに。
    でもそんなことはできないから。またどこかで、ふとした時に、この手のひらに載せられるサイズの午後が降りたって、「あ、これ、あの時の気分とおんなじだ」と思うのだ。
  • 56 扉 id:RwHXD/O/

    2016-08-11(木) 03:31:43 [削除依頼]


    「手のひらに午後」これにて終了。3年前に考えていた話の続きを今になって少し手直しして載っけるという。一番初めは、中学生から出る男の子と女の子の差(背や手)のことを描きたかったのに、書き始め当初なら全くルートを外れて行ってたや(笑)
    彼女も関西弁だったのをなかったことにしたし()
    文章が書けなくなって、でも頭の中にある世界は形にしたくて。過去のお話からリハビリしてみた。何はともあれ、完結させることが大事だって小池一夫が言うてたから。
  • 57 扉 id:TvLuA.A0

    2016-11-05(土) 20:41:00 [削除依頼]
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    春の兆しを感じる頃、私は梅のつぼみを探しながら歩きます。下駄が楽しそうに笑い声を上げており、その音は私を少し笑顔にさせました。時折吹く風はまだ冬を捨てきれずに纏ったままで、寒さにひゅっと肩を竦めます。詰襟姿の彼は前方から歩いて参りました。私の心の中では梅のつぼみが天を向きます。染まるほほに、高鳴る鼓動。しかし彼は学生帽のつばで顔を隠し、行ってしまいした。私はそんな彼の後ろ姿を切ない気持ちで見届けるのです。
  • 58 扉 id:TvLuA.A0

    2016-11-05(土) 20:44:31 [削除依頼]

    二年前のノートに書かれてたお話。自分の文章には見えなくて模写かなと不思議がりつつ投稿。
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