盧遮那仏の夜

詩投稿投稿掲示板より。


1    真理  [id : 4z3YhFB0] [2016-09-02(金) 18:16:19] 削除依頼

夜は恐ろしい様で、
盧遮那仏は、
涙を流した。

人はそれを、
崇め祀った。

真意を、
知られることも、
もう無いのだろう。

呟きは、
虚空に消えた。


//盧遮那仏の夜

80 真理  [id : AR/xgAZ.] [2016-10-06(木) 22:03:01] 削除依頼

どうも寝付きが悪いからと
提灯片手に外へふらり
そこでみたのは誰にも言えない
しっているのは私だけ

柳の木の下
彼女は歌う
黒髪のばして
井戸に身を投げ
その罪高じて
幽霊と化す

嗚呼、なんと風流なことでしょう
その名はなんと申したか
柳の木の下
怪談話がひとつやふたつ
祭囃子のそのあとは
後の祭りでおお怖い


//柳の木の下の幽霊

81 真理  [id : JN2jXwZ0] [2016-10-08(土) 20:17:28] 削除依頼

船乗りっていうのも
いいと思う
自由を求めて海を駆け回る
そんなのも
私の人生候補だろう


//選択人生

82 真理  [id : HVPz4s11] [2016-10-14(金) 20:34:18] 削除依頼

すすきが揺れる河原の土手
秋草が咲き乱れて
朧月が美しいのです
秋の夜長、花鳥風月を仰ぎます

青い海に白い砂浜
過ぎ去った夏の日よりも
秋晴れ夕暮れの今が素敵です

君が好きです
秋が好きです
夏も好きです

全部好きです

今も好きです
相変わらず好きです

誰かが私と君を引き裂こうと
変わらず君が好きなんです


//秋草の河原

83 真理  [id : .kqcTg.0] [2016-10-15(土) 12:55:51] 削除依頼

拝啓
いつかの約束、覚えていますか。
夏の暑い日でした。
僕は忘れません。
君と過ごしたあの海辺の家の約束を。
敬具
明治五年 十月二日    黄泉の国より 

84 真理  [id : 7p3mwfX0] [2016-10-20(木) 21:06:18] 削除依頼

あれから随分経ったが
人々は、忘れていないだろう
私たちのことを

剣の時代はもう終わりだと
冷めた目で見られていたあの日の稽古も
満更無駄ではなかったと
そう、思う

音に聞くのは風の便り
桜の花の散るように
深紅の血潮を捧げたのだよ

嗚呼、其の血潮に


//終わり

85 真理  [id : JvR4lm91] [2016-10-23(日) 20:12:33] 削除依頼

君の手に触れていた左手を
そっと握り締めた
もう君に会うことも無いだろう
勝ってくる
勝たなければならない
君に捧げるよ
この勝利を
愛も思いやりも
すべてを棄てて戦うから
君はそこで待っていてくれ
私が強くいられれば
君はこれからも幸せに生きられるだろうし
私は幸せに逝けるだろう
君を守りたいから
君の幸せを願うから
私は終わるまで戦うけど
私のことなど忘れてさ
これからも生きてくれ


//いきること

86 真理  [id : cTOBZQV.] [2016-10-27(木) 19:02:16] 削除依頼

僅かに霧懸かった山寺に
私の吐息は静かに消えた

薄の揺れる様に
秋の風がて吹き荒れる
そこはそのままで在るようにと

黒いからには烏の如く
疾風に駆け抜けるのだ
嗚呼空の彼方よ

私は何に成るのだろう
私は何者として
ここに生を受けたのだ

私は何者に成るのだろう
何者にも成れないまま
私として死んでいこうか


//在り方の教え

87 真理  [id : cTOBZQV.] [2016-10-27(木) 19:03:35] 削除依頼

>86の訂正

88 真理  [id : cTOBZQV.] [2016-10-27(木) 19:38:17] 削除依頼

僅かに霧懸かった山寺に
私の吐息は静かに消えた

薄が揺れる様に
秋の風が吹き荒れる
そこはそのままで在るようにと

黒いからには烏の如く
疾風に駆け抜けるのだ
嗚呼空の彼方よ

私は何に成るのだろう
私は何者として
ここに生を受けたのか

私は何者に成るのだろう
何者にも成れないまま
私として死んでいこうか


//在り方の教え

89 真理  [id : cTOBZQV.] [2016-10-27(木) 20:23:35] 削除依頼

待っているよ
いつまでも
待っているから
私はここで待ち続けるから
君のことを愛し続けるから
君はここに来てよ
そうしたのなら
ここで生きていこう
二人で


//待つ

90 真理  [id : cTOBZQV.] [2016-10-27(木) 20:30:31] 削除依頼

雪の中
君のことを見失わないように
視界を遮る霧を払い除けた

だけど
やっと白んだ霧が無くなったとき
君は居なくなっていた

私を置いて
断崖絶壁から飛び降りてしまった
先に行ってしまった

正しいことだったのかな
私がしようとしていたこと
君がしたこと
なぁ

天国って美しいところなのかい


//天国情緒

91 真理  [id : 6KWpAWt.] [2016-10-30(日) 20:47:56] 削除依頼

おぼろげになってしまったよ
君の記憶も
私の記憶も

欲しているよ
地獄の恐怖を
君が行ってしまったそこへ
離ればなれは怖いから
だから
恐ろしすぎる恐怖を体験する
そこに君がいるから

記憶も私も
君の中から消えてしまったかもしれない
だけど私は探すよ
恐怖なんてしったことか
君と、
君といたいから


//地獄記憶恐怖の陣

92 真理  [id : aAZ2qm1/] [2016-11-04(金) 20:58:06] 削除依頼

その日はいつもより
血液の流れる様が力強いようだった

その日はいつもより
自分が大きくなった気がした

その日はいつもより
私が私では無いような気がした

そんな既視感が
私をつき動かして飛んでいった


//その日は

93 真理  [id : jxfvvNF1] [2016-11-08(火) 18:38:12] 削除依頼

それからもう何年も
探し求めて、探しながら
あれからもう何年経つのだろう
物語が始まったばかりのころは
意気揚々と
これから始まる冒険に息巻いていたのに
今あるのはとてつもない恐怖か不安

恐怖、とは
ある対象のものを恐れること
恐怖の対象は確実にそこに存在する
不安、とは
対象の無い恐れの気持ちのこと
杞憂に終わるかもしれない恐怖のこと

私の心を支配するのは
いつまで続くかわからない
この恐ろしき冒険の
恐怖なのか不安なのか
嗚呼それより、
探し物は見つかるだろうか
この命が終わる前に。


//杞憂

94 真理  [id : nuisf9V.] [2016-11-14(月) 20:29:49] 削除依頼

はい、も、いいえ、も
いつでもはっきりしていたけれど
死ぬ、か、死なない、か
それを決断するのは
中々、いや
酷く難しいことだった

何故だか
それは分からない

奇妙なことだ
眠りし私の和魂よ
この荒魂を止められるのは
お前だけだよ

助けてください
助けてください

この頃
私の周りのひとがいなくなる
なんでだろうって答えは分かっている

私の荒魂
深紅に染まれ


//和魂、荒魂

95 真理  [id : nuisf9V.] [2016-11-14(月) 20:38:56] 削除依頼

もし願いが叶うなら
あのひとを、生き返らせてください
私の大切なあのひとを

春雨が綺麗な裏庭
紅い血に染まる若葉に
神秘を見た
ひととはこんなに脆いのか
ひととは、こんなに紅いのか

とめどなく溢れ出す血液に
頬が染められ
髪が貼り付き
服は美しく赤くなった

嗚呼でも、
そんなことは望んでいない
欲しいのは、
欲しいのは、
生きているあのひとなんです
例えどんな姿をしていても
生きているあのひとが、欲しい
この手でもう一度、
罪深きあの者に

制裁を下したい


//異常者

96 真理  [id : B4CYV2r1] [2016-11-19(土) 21:27:25] 削除依頼

誰かひとりはきっと忘れない
私の創ったこの伝説を

空を見てくれ
赤い、だろう
それはきっと誰が見ても変われない
そんな様な固定観念に縛られつつも
青い空に焦がれることは
そんなに悪いことですか

錦に呟き
無為に白い雲を作り出し
落雷などはお手のもの
奇妙なことに伝説が出来た

西の男は恐ろしい、と。

恐れられ恐れつつ恐ろしく恐れる
それでも、見てくれよ
青い空を見てくれよ
青いでしょう
青空を創ったのは私なのだよ

だから、ほら

覚えていてよ、
誰かがひとり、私の空を


//青空伝説

97 真理  [id : B4CYV2r1] [2016-11-19(土) 21:34:26] 削除依頼

東西南北
前後左右
白黒灰色
一心同体
無病息災
近日公開
春夏秋冬
初志貫徹

そして

一昨日
昨日
今日
明日
明後日

さいごに

黄色
青色
赤色
白色
黒色
灰色

私の世界にある言葉


//熟語の頃

98 真理  [id : B4CYV2r1] [2016-11-19(土) 21:40:23] 削除依頼

色は匂えど散りぬるを
我かよ誰そ
常ならん
ういの奥山今日越えて
浅き夢見し
えいもせず

呟きながら帰ったのは
笑いながら唱えたのは
いろはにほへと
ちりぬるを

その先はもう
私だけの思い出だ


//いろは歌

99 真理  [id : B4CYV2r1] [2016-11-19(土) 21:47:41] 削除依頼













書き出してみる
私の墨の黒々としたところが
如何にあの国が強大かを
指し示しているようだった


//歴史書の一部より

100 真理  [id : B4CYV2r1] [2016-11-19(土) 21:54:23] 削除依頼

夜は恐ろしいようで
盧遮那仏は涙を流した
そして

輝く星に
瞬く海に
白い砂浜に
揺れる炎に
生きる者に
神の御加護がありますように

そう思い
この世の儚きことに
涙を流した

呟きは、虚空に消えた


//盧遮那仏の夜

101 真理  [id : 3PrcSLm/] [2016-11-20(日) 08:46:18] 削除依頼

>100の詩は>100のリメイクです。
ちょうど100レスだったので。
と言うことで、これからも書いていきますので、宜しくお願い致します。

102 真理  [id : 3PrcSLm/] [2016-11-20(日) 09:06:46] 削除依頼

太鼓の音と笛の音が
本殿の中から鳴り響く
誰もいないはずなのに
人影が揺らめいて
薄が吹かれて輝いた

それは月夜の晩のこと

誰もしらない
空の悪戯
十五夜なんて、そんなもの


//月夜

103 真理  [id : 3PrcSLm/] [2016-11-20(日) 13:48:14] 削除依頼

いなくなれば楽になれるし
いないならば
誰も悲しむことなんてないでしょう
僕はほら、御落殷なのだから
いない方が良い
そんなの、皆しっている

それでも何かを遺そうとするのは
僕には大きすぎるって
そう、
思いますか

僕をなかったことにするなんて
そんなこと、させてやるものか
京の都の月夜の晩、
この血を捧げて命を散らすよ
だからほら、主役なんかじゃなくても良い
僕と言うこの平隊士がいたことを

どうか、忘れないでほしい


//平隊士

104 真理  [id : 3PrcSLm/] [2016-11-20(日) 19:21:56] 削除依頼

蹴り上げ
蹴り下げ
よく弾む

嫌いな君を
素敵なあなたに
洞窟の奥から聞こえてくるよ
ねぇ

白い雪が舞っている
紅葉もみじの朱い葉が
緩やか気楽に落ちて行く

白黒はっきりさせてくれ
どうせならって言うなれば
私に捧げてその命


//身勝手禅問答

105 真理  [id : a15ze5R0] [2016-11-29(火) 21:58:25] 削除依頼

誰か思い出してよ
誰か助けてよ
いやいや
そんなに大事にしなくていいんだ
え、何

ふーん、そうか
へえ
で、分かった?

え、分からない
全く駄目だねぇ

え、人任せ主義はやめろって?
いやいや
これは違うよ
これは


//ことなかれ主義

106 真理  [id : YW4MOty3] [2016-12-01(木) 21:27:48] 削除依頼

変わり行く物は
万物流転のことだろう

沙羅双樹の花の色は
若草色にのまれてしまう

仕舞いには
何もかもが消え失せる

それなのに
私の想いは永久の物なのだ

気味が悪いと、そう思う。


//沙羅双樹

107 真理  [id : dhOaHCst] [2016-12-02(金) 22:35:19] 削除依頼

白雪が舞う。

松の緑が白く曇る。

明日は晴れるだろう。

西の空がそう物語った。

冬の日のこと、白雪が舞う。

誰もしらない白雪は舞う。


//雪の日

108 真理  [id : dhOaHCst] [2016-12-02(金) 22:41:37] 削除依頼

拾って捨てて
捨てて拾って
明日を棄てて
昨日を拾って
良いことはないのに
良いことを望んでる

虹が見える
空を見てますか
五色の短冊に願いを書けば
きっと、天の川に届くはず

天地がひっくり返っても
蜘蛛と雲が入れ替わっても
私は私でいられるように
明日を棄てて
昨日を拾って
後悔となんかと生きていく


//棄て

109 真理  [id : iqYTCD3F] [2016-12-11(日) 10:42:31] 削除依頼

読んでいるものを読み続けて
住んでいる所に住み続けて
生きていることで生き続けて
死んで行くことを不思議と捉える

残酷なこの世界では
私の生き様を認めてくれる誰かはいない

いるのは私、一人だけ

それでも明日はやって来る
あの、扇の真ん中を射られた様に。


//那須与一

110 真理  [id : iqYTCD3F] [2016-12-11(日) 17:26:28] 削除依頼

非力で無力な私のことだが
滑稽な弓を流してしまう
命をかけてとめようとしたのは
敵の嘲笑を防ぐためでは無かったのだよ

あの弓は贈り物だったのだ
非力で無力な私のために
そんな私でも使えるようにと
ある人が、くれたものだ

だからこんな戦で無くすものかと
この命に代えても守りたかった

私が守りたいのは
兄上ではない
慕ってくれる家臣でもない
愛してくれる人でもない
いつか遠退いてしまった、
幻の彼女なのだ

それは今でも変わらずに
あの微笑みを覚えている


//源九郎義経

111 真理  [id : AzjcMr4k] [2016-12-13(火) 18:43:22] 削除依頼

よく動く
それしかしらない
それでも良かった
それだから良かった
なんで、だろう


//無知

112 真理  [id : AzjcMr4k] [2016-12-14(水) 17:04:38] 削除依頼

結末をしっていると言うことはある意味
それを変えてはいけないと
悟ったことにもなるだろう
だから私は悟ったのだ
新しい世界の真実を


//知りうること

113 真理  [id : AzjcMr4k] [2016-12-15(木) 17:02:55] 削除依頼

長髄彦は言った
ハユタラスはそこにあると

奥羽の地よりの伝説は
今もなお、この国に残る
長髄彦は言った
ハユタラスの住人は
揃いも揃って背が高い

蝦夷の人々は言った
ハユタラスの住人の骨は
この海岸にあるのだと

誰も知らない
誰も知れない
長髄彦はのその国を
東の海に在る国を
知っていたと言うのに

ハユタラス、巴太温。


//長髄彦の巴太温

114 真理  [id : AzjcMr4k] [2016-12-15(木) 19:23:43] 削除依頼

滑るように進む
踊るように笑う
私はそのような人間である

教えてあげよう
倫理と言うものを
いや
私はしらないのだが

朝から色が見えないのは
この視力のせいなのか

もう
訳がわからない

だから私は
滑るように進む
踊るように笑う


//そのような人間

115 真理  [id : 6fMGP104] [2016-12-19(月) 22:31:52] 削除依頼

優しい人殺し

なんだか私には分からなかった
人殺しの時点で
優しさなんて、ちっともない
しかし、彼女は言った

「優しい人殺しになりなさい」

人は、優しさで生きていくものです
人は、己を生かすために他の命を奪いません
人は、誰かのために何かをします
それが、人なのです

正直、それが全て事実では無いように思えた
しかし、優しい人殺しとは
人の為に人殺しをする
人らしい人なのではないか、と
そう、思った
よく分からないが
そう言うことにしておくよ

彼女は笑う。


//優しい人殺し

116 真理  [id : 6fMGP104] [2016-12-22(木) 22:46:21] 削除依頼

夕暮れ時は僕のことを
嘲笑うかのように
踏み切りの遮断機は騒々しく鳴り
紫色と橙色は似合わないなんて
知ったことか知ることか
早くお家に帰らないと
やつらが来るよ
今日の夜は異形の世界だから

どんどんどん
窓を叩く音がする
暑い夏の日
だけど窓は開けられない
一月に一度異形の世界は開くんだ
やつらに襲われないためには
暑さに耐えて、こうしてるのが一番さ

だからほら
アンバランスに一度や二度
白い雲に誰も動かない夜はふける
僕の未来はどうなるのだろう


//異形のあけぼの

117 真理  [id : Wyqdbuti] [2016-12-23(金) 20:46:56] 削除依頼

唄うのも
どこかに行くのも
何かと関わるのも

寂しすぎて

怖すぎて

それでいて

神々しいまでに

煌めいて

輝いて

美しく照らしていく

夕暮れのような
私の心を
風に吹かれた
雨のように
さかだてられた
雪のように
さざ波の立つ
白々とした海のように

現世は現のものだから
変えられるのは己だけ

なぜ

私は

生きている

生かされている

なぜ

雪は降る

なぜ

この星はある

なぜ

江戸はまた燃える

絶望の中で
思い付くのは
そんなことばかり

だから
炎はうごめいて
雪の夜
私たちは
何を信じようか


//火事

118 真理  [id : wXK0oOWa] [2016-12-25(日) 15:59:12] 削除依頼


白雪の舞う
クリスマスイヴは
最初で最期の現の幻想
僕と君との青い夜

ピンクのチーク
丸い黒ぶち眼鏡
真っ赤なリップに
ブラウン・アイライン
白い雪が舞い
赤とピンクの幻想顔で
町を彩り彩られる
白い肌の美しいそのひとは
僕の前にはいないから
笑ってくれてありがとう
心の中で願うんだ
それは聖夜
クリスマスイヴ

トナカイはいるだろうか
サンタクロースは来るだろうか
冬の幻想
僕らの夢は終わらない
終わらせないから受け取って
ずっと見ていた夢のまま
聖夜、クリスマスはやって来るよ
イルミネーションの輝きよりも
サンタクロースを待っていて
誰かはきっとしっている
だからほら

メリー・クリスマス


//クリスマス

119 真理  [id : xISJCOmH] [2016-12-25(日) 20:44:49] 削除依頼

悲しみは紅いのだよ
しっていた?
青ばかりのお役目では、
ないのだよ

極彩色の世俗の中
彩度零度の視線を向ける
赤白黄色紫青に若草色は
悲しみなんてしらないようです

君の色は何色ですか
悲しみの紅ですか
喜びの極彩色ですか

世俗は汚れきっている
だから白い色ほど目立つものです
たまに輝く白色に
僕は夢を見るのです

透明無色に
美しき白色くらい
付けてはくれまいか

透明の意思に
笑える日が来るように
終わらせないよ
この命


//透明

120 真理  [id : xISJCOmH] [2016-12-27(火) 22:13:13] 削除依頼

よく引き絞ると
その手は離れ
飛び出した矢は
私の胸を貫いた
噴き出す赤い血液は
何処までも
何処までも
私のものだった

宵闇色の夜空には
金銀煌めく星が瞬いている
そんな戦はもうしない
そんな生き方はもうやめた
私は私
胸を貫いた矢は
今も刺さったままでしょう
この命を
蝕んでゆくのでしょう
嗚呼それでももう構わない
やっと楽になれる
そう思い
瞼を閉じた

私を射倒した男もまた
そのように思ったらしく
静かにその瞼を閉じた

敵味方を関係無しに
命を無残に散らしていくのは
戦のたったひとつの
平等なことだった
世界は案外、平等なようだ

草は私の頬を撫でて、それが終わりだった


//戦死

121 真理  [id : xISJCOmH] [2016-12-30(金) 21:44:56] 削除依頼

何に命を懸けている
何と命を燃やしていく
何故、戦い続ける
答えはなく
だが
答えのない問いは無いはずだと
思い立つ

白く美しい
君の髪は
戦火に照らされ
紅く輝く
漆黒の瞳は
白い髪を赤に染めた
その鮮血を
映し出した

戦場の女神よ
君のために
私は
命を懸けて
命を燃やしていく
戦い続ける
それが答えだ

君のために生きてゆくよ


//戦場の女神とその恋人の話

122 真理  [id : xISJCOmH] [2017-01-01(日) 20:33:35] 削除依頼

足りないよ
この世界の不条理の美しさを
美しいなんて
下衆な一言で
片付けてしまうなんて
勿体なかろう

不思議だろう
世界はさ
不条理な故に
美しい
完璧な世界よりも
美しい

不条理は美しい
君のように


//美

123 真理  [id : wXK0oOWa] [2017-01-02(月) 23:07:41] 削除依頼

夜更けの公園は
僕ひとりの世界の様だ
蛍光灯の白い光の中で
僕の冴えないギターが唸る

夜更けの公園
君の名前を呼ぶよ
いつしか遠退いてしまった思い出も
いつしか消えてしまう僕の命も
君と共にあったから

人生
就職は大事ですか
人生
そんなに売れなきゃ駄目ですか
人生
そんなにモテなきゃ駄目ですか
人生
安定してるのが素敵ですか

僕の冴えないギターが響く
寂しい小さな公園で
人生なんて糞食らえ

そのうち誰かがやって来て
狂った僕を止めるだろう
でも、それまで僕はひとりきり
だあれもいない、夜更けの公園
僕の人生を響かせよう


//夜更けの公園

124 真理  [id : wXK0oOWa] [2017-01-02(月) 23:09:02] 削除依頼

あなたが好きです
吸って吐いてを繰り返す
呼吸の如く、愛してます

好きって
なんでしたっけ
愛するって
どうでしたっけ
あなたに恋することに
悔いは無いけど
憧れと愛って
憧れと恋って
違うものですよね

すっとんきょうな声で
世界を斜めに削っていく
真実なんて無いはずなのに
あなたの声にのせられて
風のようにやって来る言葉は
私の真実であり続けるようでした

ねぇ
あなたが好きです
呼吸の如く、愛してます
だからほら
私の真実であり続けてください

挫折しても
あなたと言う真実があれば
明日はきっと、美しい


//憧れに近い恋心

125 真理  [id : XcmZBolp] [2017-01-06(金) 15:55:37] 削除依頼

私は私である
理不尽に私の名が変わっても
それは私が私でなくなった訳ではない
なら何故、名を持つのか
それは自分がここに在ることを
認めていたいから
自分が何者かを分かっておきたいから
無駄なことだ
私は私、自分は自分であるだろうに


//自我

126 真理  [id : bp8sE0Ch] [2017-01-06(金) 20:27:17] 削除依頼

変わりたいけど変われない
良いことなんて、無いじゃないか
メガネのレンズがすこんと抜けて
赤毛のアンは紛失する
じゃあせめて若草物語
そう思っても返却されてた

ああ、なんて不幸せなんだ
君の顔を見てみても
困った顔をされるだけ
ギターをかき鳴らしてみても
それが何かと言われるだけ
ああ、なんて不幸せなんだ
僕の気持ちを分かってよ


//ロックンロールの哀しみよ

127 真理  [id : bp8sE0Ch] [2017-01-06(金) 20:27:56] 削除依頼

君が好きなので
僕は女の子になりますよ

よく考えたらそうじゃないか
君といたい
それならば
君に彼氏はいるからさ
友達になればいい
そうすれば
いつか君が結婚したって
一緒にいられるだもんね

だから
僕は女の子になりますよ
それもとびきりの美少女に
じゃあほら見てよ
この僕を
暗くて地味でも変わったよ

ねぇ
ほら見てよ
君といるために頑張った
それでも
僕は僕
とてもじゃないけど出来ないや

だから
ねぇほら見てよ
僕は僕だから
君と一緒にいたいから
今度は真っ正面から向かっていくよ
君が好きなので


//僕の悲恋

128 真理  [id : 2IHhXu8E] [2017-01-09(月) 22:19:51] 削除依頼


下弦の月
君は何故
そこに在る
私は何故
命を散らす


下弦の月
君は何故
夜を照らす
私は何故
進んでゆく


下弦の月
朝になったら
私は眠る
永遠に

春は、まだ来ないか


//下弦の月世

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