魚影に空想230コメント

1 羽月 id:.Yf5F61/

2014-08-15(金) 12:52:20 [削除依頼]



くじらが空飛ぶ夏に
わたしの背骨は泡になった
  • 211 羽月 id:dOysaW5g

    2016-12-09(金) 02:49:09 [削除依頼]




    きみの名前をよんで、うつろ

    それは空色の孤独

    さわやかな朝に訪れる死の香りのように

    淡く淡くあまい



    すこやかに育ったその背を

    わたしは まばゆく思う



    百年かけても

    きみには成れないこと

    わたしはどうしようもなくわたしで





    完璧な真実がとめどもなく

    なめらかな夜に

    滔々とあふれてくるのでした





    わたしはそれを掬い

    こくこく飲み込む

    真白い午後の安寧を待つ









    /完璧な真実



  • 212 羽月 id:n9YuDG6Q

    2016-12-13(火) 18:31:11 [削除依頼]






    喉骨

    けもののなみだ

    薔薇のはなびらのように繊細に

    鋭いうつくしさで私を穿つ









  • 213 羽月 id:n9YuDG6Q

    2016-12-22(木) 16:41:21 [削除依頼]


    ある朝、

    目覚めると藤の花がさいて

    わたしの瞳にはいつぞやの陽だまりが

    ほの白く、やわく、

    宿ったように思えたのでした







    木洩れ日やシャボン玉から

    遠くはなれて

    つめたい指先

    昨日みた夢をなぞる間もなく



    かなしいうたばかりうたって

    手放した抱き留めてくれるうで

    ふとしてなみだ

    あいされて

    生かされているわたし

    いま、この身を





    夜の濡れた信号機の

    攻撃的な光ばかり浴びて

    傷ついたまなこも伏せず

    いつのまに忘れた夢の見方





    明けて暮れる日に

    積もるおのれの傲慢さが裂けて藤

    かすかな春のにおいを含んで

    長いまばたきをうながす



    泣かないで、

    うばうこともせず

    悲しまないで、

    なつかしい声がする

    迷う朝

    それでも私は瞼をおろす







    /やさしいまぼろし







  • 214 羽月 id:n9YuDG6Q

    2016-12-31(土) 08:09:03 [削除依頼]




    思い出せない空想

    漉いて

    どこか夜明けの空が懐かしかった

    いつまでたっても迎えに行けない朝が

    しとやかに留まる



    たとえば今

    花嫁のような純真さで

    こどものような無垢さで

    鹿子のような軽やかさで

    あなたに会いにゆけたら





    うごめきだす街の喧騒にのまれ

    わたしの瞳が卑屈に濡れる前に

    どうかこの明らかさで

    あなたに会えたら







    /明朝





  • 215 羽月 id:slxgpZEU

    2017-01-09(月) 14:48:58 [削除依頼]


    鉛の海

    ゆらめいて

    夕暮れ時

    街を呑みこむように



    じわじわと

    毒が回るように

    月が満ちて欠けるように

    ほのめかすあなたの態度

    迂闊なあたしが悪かった



    世界が止まる

    気がして

    あまりの孤独に

    あたし 息を飲む

    安易ななぐさめで生き永らえている



    言わないで

    行かないで

    露骨なことばはきらいだから

    そばにいて



    宙ぶらりんのあたしに迎えがこない

    あなたの歩幅が思い出せない

    逢いたくて逢いたくないひと



    鉛の海が闇にまじり

    さびしさと同じ濃度

    眠れない夜と同じにおい

    きっといつかのあたしたちと同じ









    /鉛色の海









  • 216 羽月 id:slxgpZEU

    2017-01-13(金) 02:53:47 [削除依頼]


    近づいていく?

    近づいている!

    止まらない夜、きらめいて汚い

    嘘つきのあなた 気紛れなあなた 幻みたいだった

    まん丸いお月様にガソリンスタンドのBGM

    まだ強気でいられる

    地下鉄の風のぬるさが分かるようになった

    こころない視線が乱反射している



    いっしょに不幸になってよ

    あなたの影 知らない

    いまごろちょうど傷付いてる

    呪い仕掛けの指輪をはめる

    馬鹿なあたし

    可哀相なあたしに近づかないで





    /approach



  • 217 羽月 id:slxgpZEU

    2017-01-26(木) 01:55:03 [削除依頼]


    路地裏の猫を探してる

    明け方の都会はいやに澄んだ空気

    距離感を掴めずにいる



    ビューティー ザ シティ

    ここは琥珀色の世界

    君の声ばかりです



    アンダー ザ シティ

    眩んだら終い

    沈まないように

    捨てられぬように



    朝日をためて淋しがる

    わたしの眼を猫みたいと言った

    君を包む

    いやに澄んだ空気





    /シティ

  • 218 羽月 id:slxgpZEU

    2017-02-19(日) 03:22:03 [削除依頼]

    うたたねの夢のふくよかさ

    雨音しのぶ哀しみも
    君こそ散りて花吹雪

    甘えたゆびの跡をなぞり
    いまは愚弄もしとやかになった

    目を伏せてわらふ
    君はいつでも自由だった

    懐かしい空気をおもいだしたよ


    青い夜とわたしたち
    その瞬きのあいだを漂いながら
    きっと永久になれたの

    雨上がりの蜘蛛の巣みたいなうつくしさ

    いつだか消えてしまう耀きに厭気が差すね

    (いまや黒い冬をこめ)


    お休み
    好い夜だね
    あどけない哀しみばかりだ






    /舌足らずなふたり



  • 219 羽月 id:slxgpZEU

    2017-02-28(火) 13:10:07 [削除依頼]

    ひのひかりに春がまじってやさしくなって
    ぼくはかなしくなった
    おとなになったらなんでもできるって
    ほんとうですか、ハニー


    きっとゆるせないこと、
    なみだまじりに語るから
    いつか笑わないできいてよね
  • 220 羽月 id:slxgpZEU

    2017-03-25(土) 22:04:11 [削除依頼]

    耳なんて潰れてもいい
    目も要らない
    泥のような足がアスファルトに沈んで月も見えない

    花柄のワンピース あさはかに揺れる
    優しくされたかっただけでも、
    身代わりなんていなかったの
    あなたの不躾さも許してあげる
    でろでろに溶けたあいのことば

    どっか連れてってよ
    ひとを嫌いになってあなたを恋う
    泣きたかっただけ
    弱くて みにくい わたしのこと
    ひそかな小さな夜に甘えて縋ることを許してほしい

    やわく もろい時間を守るために
    わたしは臆病にも卑怯にもなった
    まぼろしを裂いたあの夜明けはけして綺麗じゃなかったよ
    薄闇に浮かぶ音のないこえがずっと木霊してる
    かわしつづけたあなたのことばが降るのを待ちわびている






    /こんな小さな夜にはあなたに逢いたくなります

  • 221 ルチ id:AohRVXJY

    2017-03-26(日) 11:59:17 [削除依頼]
    こんにちは。ルチです。
    お久しぶりですね。
    >>220の詩、とても良いと思います。一つ、前から挑戦している詩の形態で、飛躍した物が出来たので
    置いていきます。
    良ければ、私のスレにも来て下さい。感想もお書きします(^^)




    私の話をしよう
    黒く濁った泥のようなその半生の

    私は 土から作られた母と父の 交わりによって
    生まれてきた
    そのずっと前の人々の血も 私に受け継がれ
    私の名は 永遠の流血を終結させる という意味の ある一種の隠喩を込めて充てられた

    その名が今
    私の運命を縛り付けている
    そう 気付いたのは 何時だったか?

    私の幼少期は 特に目立った物では無かったが重要だった
    それは私の中の器の問題だった
    例えば
    一つのグラスに どれだけの液体が入るかというような

    私の母は良く 私に踊りを教えてくれた
    というのも 唯の身体表現ではなく 社交上の踊り……
    その類いのこと全てだ

    生きるための踊り
    喜ぶ踊り
    泣くための踊り
    話をするための踊り
    そして、死ぬ時の踊り

    当時 愛とは何か?
    私は知らなかったのだ
    無意識に感受する物故に そのことに気付く筈もなかった

    この舞は 何時までも両親の詩集の中に記述されず
    そうして 六分程が満たされていった

    学童となり
    学生となる
    その過程でも、常に舞が傍にあった
    この髪を靡かせ 風のような接吻をし
    この身体を操り 駒のように 心を輪転させて

    純潔な花を摘み その香りで地を踏む
    私が泉ならば
    あの時の風は 確かに来ていた こちらに
    私も 波を立てて 反応していた ように思えた
    後になって気付くが、それは 驕り高ぶった心の見せる 幻だった
    愛を伝える そのことに敏感だった人々は
    日々 輪転していた私の視界から
    いつの間にか消えていた

    わたしの血統は壊死しながら 冷たく 足を伝い 乾いた大地に流れ始めた
    死ぬとか 生きるとか それよりも強靭な渇き
    わたしの父は その頃には 死んだ
    その冷たくなった身体 その青白い顔 死人の顔が
    残りの部分に静かに横たわった

    このように 荒涼な平野のような精神を保持しながら
    肉体も静かに崩壊しながらも
    私は形成されてきた

    この頃の母は 最早悲惨だった
    彼女は舞を先に止めた
    呪いがまずやってきた
    彼女の話すことが少なくなる度に 部屋は肌寒くなっていった
    突然 陽当たりのような日々が訪れたあと
    彼女の魂は黒く萎縮して床の下へと沈んでしまった

    そこら中の闇が
    生きている私を慰めてくれた
    そのうち 私も死ぬと知っているからだ

    私は一人になり

    太陽が昇る度に
    荒野の砂粒が集まり出した

    それは月が一周する度
    樹木が太さを増す度
    砂粒は泥となり 礫となり
    やがて歪な彫像となり
    幾度となく地を流れた
    私の血統の跡を埋めた

    もう直ぐ私の話は終わる
    土から作られた人間と同じように
    私に与えられた 夢の時間は終わり
    その朧な姿形を失い 土へと戻る

    私は全ての舞を忘れ
    血統は失われる

    闇が見える
    死が見ているのが分かる

    私もすぐそこへ
  • 222 羽月 id:slxgpZEU

    2017-04-02(日) 16:18:05 [削除依頼]

    愛を簡単に語るサイテイなひと
    あなた、あなたが欲しかった
    もらった花が皮肉に見えた

    夜明け前には此処にわたしとあなただけでした
    世界の全てに思えたの
    がんじがらめの夜
    愛してとは言わなかった
    あゝ、灰になってしまった
    寂しさを煽る愛が燦燦
    この孤独と欲を殺してほしかった

    どうせなら嘘ついて
    求めたぜんぶがかなしい
    夜明け前に思い出してしまう
    けして綺麗とは言えないこころをゆるしてほしい
    嘘つきはわたしだった

    何処に行けば良い?
    わたしを浸す愛が燦燦
    簡単に離してくれないズルイひと
    あなた、あなた気もないのに

    愛してなどとは言ってなくて
    ゆめが醒めて、世界が割れる時にこそ
    手を繋いでてほしかった
    あゝ、愛になってしまった
    もらっときにはすでに遅かった




    /がんじがらめ


  • 223 羽月 id:slxgpZEU

    2017-04-02(日) 16:29:51 [削除依頼]

    →ルチさん

    お久しぶりですね!
    最近は好き勝手にしか書いてないのでお見苦しいと思いますが、そういっていただけてうれしいです。
    詩もありがとうございました。またさらに想像、創造性が増しているように思いました。一度読み出すとひきこまれる世界観が相変わらずですね。
    血統、父と母、光と闇、、、印象的なワードは多くありましたが、月や樹木、土など自然のものと私のつながりが深く感ぜられて、その中での踊りや生と死に一種のアニミズム的なものも感じました。おもしろかったです。最後の一行は要らないな〜と思っちゃいました(私の趣味ですね)

    またルチさんのスレにもお邪魔いたしたいと思います。
    ありがとうございました〜〜
  • 224 羽月 id:slxgpZEU

    2017-04-06(木) 20:38:35 [削除依頼]

    ずぶずぶの底無しの愛と
    ナイフのような無差別な敵意
  • 225 羽月 id:cJdti8vw

    2017-04-18(火) 01:13:14 [削除依頼]

    ずぶ濡れの街
    ぼやける信号と影を
    いつか思い出と名付けて
    しのぶように恋うのだろ

    あなたは遠くて
    さみしいなんて言えなかった
    手をのばすほど朧ろで
    脆い朝にみたやさしいゆめみたいだった

    ほろほろと崩れるゆびで
    幾度も記憶をなぞるけれど
    うすれるあなたのりんかく
    忘れそうで忘れられない




    /いつか思い出と名付けて


  • 226 羽月 id:cJdti8vw

    2017-04-19(水) 04:06:09 [削除依頼]

    間違いも正解もない。
    わたしのことばや生きてきた道を否定されることは許してはいけないし、あなたも同じように許すべきではない。
    比較して劣等感をいだくことなんてないよ。そのままでいいよ。強い誰かの視線やことばに包まれないで、丸め込まれないで、潰されないでください。
    なんどもなんどもこんな当たり前で大切なことを忘れてしまう弱いこころだから、こうして書く。あなたもわたしも正しくて、けれどそれを比べ押し付け合うことがどんなに愚かで傲慢であるかということを。
  • 227 羽月 id:cJdti8vw

    2017-05-11(木) 22:50:01 [削除依頼]

    裸足に滲みる
    肌寒い春の夜
    こんなどろついた願いは執心になりくさったのね
    少しは安心してみたい
    優しい嘘がいっとう嫌い
    ことばなんかいらない
    すきもきらいも
    その手と腕で示して

    不穏な夕暮れにはぐれた
    あたしは迷子のまま
    名前を呼んでくれればいいのに
    いっそ突き放してくれればいいのに
    狡いひと
    いくらあたしでも分かってしまう
    今日もまたほほを刺す

    差し出すあなた
    甘やかして馴らして
    飽きたら諦めたら消えるつもりで
    今日は左様なら
    きっともうずっと


    狡いのはお互い様
    あなたの前じゃ嘘つけない
    すこしの望みを縒る愚かさをわらってね
    捨てられるくらいなら捨てたい
    夜道を弄れど淋しい
    あなたの影も忘れたい




    /わがまま


  • 228 タム id:pn3q6FuN

    2017-05-16(火) 01:30:39 [削除依頼]
    >>225
    思い出の儚い感じがいいですね
    凄く好きな詩です(*^^*)
    通りすがりの感想、失礼しました
  • 229 羽月 id:cJdti8vw

    2017-05-22(月) 03:21:08 [削除依頼]

    ひどい言葉を思い出した夜
    伏せた枕の間で髪の毛がむせる
    あまったるいシャンプーの匂い

    夏の風と怠惰なあたし
    ここに居ないあなたより
    孤独を吞むことが大事だった
    何かが跳ねる音がする
    あの夜から抜け出したの
    ただふたしかな約束を交わしただけ

    君は恋の終わり
    弱いあたしを懐かしい匂いがさらう
    忘れてよ
    おもいでは美しくなってしまう

    ゆめうつつ、
    ちゅうぶらりんなあたしは何になれる?
    季節がうつってゆくのが途方もなくかなしい
    おそれをあおる雨のけはい
    来年の今頃 あなたはこの街にも居ない
    明日もきっと話もできないんだろうけど
    ぜんぶ ふりはらって駆けるよ

    下手なネイルが煌く
    おとなになるまであとすこし
    瞬いて涙
    いつかみたその先になにがあるっていうの?
    あたしは狭間で良かった
    不透明な未来より
    息してる今のほうが正しかった

    うすっぺらさなんて気にしなくていいよ
    どこまでも ゆめみていたかったけれど
    醒めてしまった不吉な夜のように
    遠い朝を待ちわびている


    そう、ひどい言葉を思い出した夜
    湿気る枕の間で髪の毛がむせる
    あなたとおんなじ匂い
    「何処かで、元気で。」
    「そうするよ。」




    /ながいゆめが終わる夜




  • 230 羽月 id:cJdti8vw

    2017-05-22(月) 03:22:04 [削除依頼]
    >>228
    タムさんはじめまして!
    ありがとうございます^ ^
    また読んでいただけるとうれしいです。
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