無自覚な恋に涙。 4コメント

1 璃月 id:EfShGAWM

2017-01-04(水) 21:45:43 [削除依頼]
恋をしている自覚何て無かった。

ましてや、アイツを好きでいるなんて。





でも、もっと早く気付いていればよかった…。

そしたら、今日が変わってたかも何て、ワガママかな…
  • 2 璃月 id:EfShGAWM

    2017-01-04(水) 21:58:59 [削除依頼]
    「寒い…」

    ひしひしと痛む寒さが、肌を刺す。

    コートに突っ込んだ手袋をした手さえ悴んでいる。

    「菜月」

    その声に、足を速める。ヤダ、アイツだ。

    「おい、菜月って!」

    悴む体で思うように動かず、左腕を掴まれたまま私の腕を掴んだ“アイツ”を見る。すると、吹き出して笑ってきた。

    穏やかな静けさの中に、その笑い声がやけに大きく残る。

    「…離してよ」

    「逃げるじゃん」

    「そりゃそうでしょ」

    「ほらね。菜月が逃げないならいいよ」

    「許可してないんだけど」

    「何が?」

    「名前で呼ぶこと」

    「えー」

    私たちの会話は考える間もないスピードで進んだ。私が毎日どれだけ『やめて』と言おうと、彼はやめてくれる訳もなく、毎日懲りずに私を邪魔しにくる。

    「早く手、離してって」

    「じゃ、逃げないでね」

    「ウザい」

    「ハイハイ」

    そう言って私を掴んでいた腕を離す。私の手を掴んでいた彼は、

    同じクラスの松嶋 修平(Matsusima Shuhei)君。

    ちょっと…いや、かなり馬鹿で!! すぐ調子に乗る。

    それは最近関わってこられる様になって解ったこと。
  • 3 璃月 id:EfShGAWM

    2017-01-04(水) 22:34:59 [削除依頼]
    「おはよ」

    教室に入り、すぐ近くの席に座る2人の男子に挨拶をした。

    すると、中林君がにやにやと笑いながら聞いてきた。

    「なぁ桐田ってさ、彼氏とクリスマス過ごした事ある?」

    明らかに面白がっている。別に腹は立たないけど、

    あほらしいなと心底思う。まぁ、別にどうだっていいけどさ。

    「ないけど。分かってんでしょ? ていうか、2人はどうなの」

    中林君とその前に座る高橋君を見る。2人とも顔を見合った後、

    息ぴったりに言った。

    「「ない!」」

    「だろうね」

    「何だよ桐田!お前だって同類だ!」

    中林君が私を指さしてきた。 その手を払いのけながら、言った。

    「いや、告られた事はあるよ。さすがにさ」

    そういうと、2人が凍り付いたように、身動き一つしなかった。

    「何、ないと思ってたの?」

    「いや桐田さぁ…顔はいいよ。きっと…でもさぁ、性格が…」

    高橋君が言葉を止める。私は今まで親や友達に言われたことを思い巡らし、言った。

    「雑?」

    「いや、そういうんじゃなくて」

    「何よ」

    2人のことを軽く睨む。こういう時の反応が面白いのは知っている。

    中林君は意外にもそれにビビり、左腕で高橋君をつつく。

    「…クールっていうか、ドジっていうか、完璧っていうか…」

    「は?意味わかんないだけど」

    私の表情が緩んだからか、高橋君もさっきよりは明るく言ってきた。

    「完璧なんだよね。あの、だから自信ある奴しか寄んないんじゃないかと思ってさ…」

    「まぁ、…そうだね。確かに」

    「だろ!」

    嫌な役を高橋君に押し付けた中林を見て、一言。

    「お前は黙ってろ」

    「はい」

    そして高橋君を見て言った。

    「やっぱり、男子ってそういう事考えるの?」

    「…俺はね。他はどうか知らないよ?それに、何もできない男子でも惚れて告ってくる奴も居ない訳じゃ無いだろうしね」

    「まぁ……別にどうだっていいけど。 でも、高橋君、モテそうだね」

    そう言ってロッカーへ行くと、

    背中から高橋君が喜んでいるような声が聞こえた。
  • 4 璃月 id:4cS3Axdt

    2017-01-07(土) 16:40:52 [削除依頼]
    休み時間

    トイレに行き、手を洗っていた。

    すると隣の水道に美樹ちゃんが来た。

    物音一つしない中で、2人の使う水道の音だけがその場に響く。

    「ねぇ菜月ちゃん」

    「ん、何?」

    「…修平君がさ私の事好きって、聞いたんだ。修平君、私の事何か言ってた?」

    心臓がドクンと音を立てて動いた。アイツが…美樹ちゃんを好き‥?

    嘘、聞いてない。そんな事。え、本当? だったら何で――。

    「うん、聞いてみる‥ね」

    「ありがとう」

    嬉しそうにそういうと、美樹ちゃんは足早に去っていった。

    顔を上げて鏡に映った自分を見た。

    「…何で、こんな馬鹿みたいな顔」

    ひきつった顔をする頬を思いっきりつねる。何処からか来る悲しさを紛らわすため。
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