異世界に迷い込んだ魔法使い

小説投稿投稿掲示板より。


1    星花  [id : Tx849sh6] [2016-12-27(火) 17:41:59] 削除依頼

ある雨降りの日、黒いワンピースを着た少女は帰宅を急いでいた。人の姿はもう見えず、間に合わないと思ったのか、彼女は先程よりも速くホウキを飛ばしたのであった。
外はもう、暗闇に包まれていた。
空間が歪むまで、あと5分。

彼女の名前は、ルウラ・アルスタンド。魔法帝国アルストラに住む風魔法を得意とする魔法使いである。
忘れ物を取りに学校に行った帰りらしく、制服姿だった。
そして僕は、この小説の語り手であり、アルストラの創造神アルス。僕の登場はないからいらないと思ったんだけどね。
おっと、ちょっと喋りすぎたみたいだ。僕は仕事に戻るよ。
空間が歪むまで、あと3分。

2 星花  [id : Tx849sh6] [2016-12-27(火) 17:45:23] 削除依頼

訂正
✕魔法帝国アルストラに住む風魔法を得意とする魔法使いである。
〇魔法帝国アルストラに住むまほうつかいで、かぜまほうをとくいとしている。
です。すみませんm(*_ _)m

3 星花  [id : Tx849sh6] [2016-12-27(火) 17:46:27] 削除依頼

度々すみません
漢字変換していないところがありますが、そこは前と同じです。

4 星花  [id : Tx849sh6] [2016-12-28(水) 11:41:38] 削除依頼

ルウラは、空間の歪む10秒前に家にたどり着いた。空間の歪みは建物の中にいれば問題は無い。ルウラは急いで玄関のドアを開けようとした、その時だった。
突然空間が歪み、ルウラを巻き込もうとした。そして、ルウラの意識は遠ざかっていったのだった。
外はもう、暗闇に包まれていなかった。

ルウラは目を覚ますと、知らない場所にいた。
「ここはどこなの?」
呟きながら起き上がり、周りを見渡す。ここがアルストラではないことはすぐにわかった。
白い壁紙に、緑のカーテン。机の上には小さな花が飾られていた。
「気がついた?」
声が聞こえた方向を見ると、長い黒髪を下の方で二つに縛った大人しそうな女がいた。
「ここは茜町よ。あなた、道端で倒れていたの。ところで、その格好って……」
女はルウラの考えていることを知っているかのように言った。
「ありがとうございます。この格好は、言えないんです。えっと……」
「心よ。真田心。あなたは?」
心に名前を聞かれ、ルウラは悩んだ。素直に名前をいうわけには行かないと思い、こう名乗ることにした。
「えっと、瑠花って呼んでください」

5 星花  [id : xkuMldmZ] [2016-12-30(金) 10:47:05] 削除依頼

「瑠花っていうのね。わからない事とかあったら、何でも聞いて」
瑠花と名乗ったルウラに優しくする心の表情は、どこか 寂しく見えた。とりあえずルウラは、この世界、茜町のことについて聞いてみた。
「心さん、茜町について教えてください」
「心でいいよ。茜町。簡単に言えば、忘れられた場所ね」
心の説明によると、大昔、魔力を持った人間がこの町に来たことでまわりからは忘れ去られてしまったんだとか。

6 星花  [id : xkuMldmZ] [2016-12-31(土) 22:06:31] 削除依頼

ルウラはいつの間にか心との生活に慣れていた。でも、ルウラの胸のもやもやはいつまでたっても晴れることは無かった。それは、友人のこと。
時刻はルウラが時空の歪みに巻き込まれる前に遡る。

僕は今日もアルストラの人々の生活を覗いていた。その中でとても興味深いものを見つけた。
「ルウラ、今日は何の日か、覚えているか?」
「もちろん!エミルちゃんの誕生日でしょ?」
男女の会話だった。1人は風の魔法使い、もう1人は時の一族と思われる。名前を知ったのはその後だった。
会話の内容から、ふたりはきっと友人なのだろうか。
「そうだな。ちゃんとサプライズパーティーの準備、出来てるか?」
「大丈夫だよ。……あっそういえばプレゼント、学校に置いていったんだ!」
「まったくルウラは……。急いでとってこいよ!」
「わかってるよハイダスト!エミイラにも言っておいてよね!」
そう叫ぶと風の魔法使い、ルウラはホウキにまたがって飛んでいった。時の一族、ハイダストがその後呟いた。
「俺もついていけばよかった……」
時の一族のハイダストは未来を司っていた。

7 星花  [id : kxzYw8mh] [2017-01-04(水) 22:16:04] 削除依頼

「なぁハイダスト、ルウラはまだ来ないのか?エミルももうすぐ来るぞ」
「エミイラ、ルウラは……来れなくなるかもしれない」
「どういうことだよ、一番家が広いからルウラの家にしたってのに、来れなくなるなんて!」
エミイラと呼ばれた男が言う。ハイダストは瞑っていた目をゆっくり開き、外を見ると暗闇に包まれていた。
「空間が歪む……か。まさかハイダスト!ルウラが歪みに巻き込まれるってことは!」
「その可能性は高い。エミルは……近くの店に入ったみたいだな」

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