負けないから85コメント

1 コン id:w-DfmX.ga0

2015-03-14(土) 12:10:05 [削除依頼]
高校の男子ばっかりの野球部で泥にまみれながら奮闘し、プロを目指す少女の物語です
  • 66 コン id:5F1yLfN.

    2016-10-19(水) 00:07:00 [削除依頼]
    ユニフォームが見つからない。
    誰がが隠したのはわかる。
    しかし、どこに誰が隠したのかはわからない。
    「真穂もし、自分がいじめる側だったら、どこに隠す?」美咲
    「何それ!私がいじめる?」
    「誤解しないでね。真穂はそんな事しない優しい人だよ。けど、隠す側の立場に立って探してみたら見つかるんじゃないかって思って」
    その時だった。
    「藤原!何やってる?早く帰れよ。」後ろから華原
    「私のユニフォームが見つからなくて。」
    「そうか。二人ともちょっと来い」
    「えっ?」
    「いいから」二人は華原の後をついて教官室へ
    「二人とも座れ」
    華原は奥から二つの袋を持ってきた
    「藤原、お前が探しているのはこの汚れたユニフォーム、それともこの真っ白のユニフォームどっちだ?」
    「この汚れたユニフォームです。」
    「そうか。他に言い方はないか?」
    「この泥んこになった汚いユニフォームです。」
    「藤原!お前は何もわかってないな。」
    「えっ?」
    「お前が探しているのは汚れたユニフォームじゃない。自分が今日練習一生懸命頑張った勲章がつまった、証のユニフォームじゃないのか?。
    いいかよく聞け。今日の練習を見てない人や、何もわかってない人は汚いユニフォームだって思う。だけど、今日の練習を見てた人や、野球部のことをわかってる人はこのユニフォーム見て汚いなんて思わない。頑張った勲章、頑張った証だって思うぞ。だから藤原自信を持て。誰に何を言われようが。自信を持て。確かに藤原に対しては男子部員達以上に厳しくしてるし、厳しい口調や態度で接してる。それは、お前が甲子園に出たいんですって言ってたから、気持ちがあるからこそ、男子と同レベルになってもらって欲しいからだ。決して藤原を野球部から辞めさせるためにしてるんじゃない。時には時には辞めろって言ってたりするけど。だから泥んこになったユニフォームで堂々堂々としてたらいいからわかったか?」
    「真穂大丈夫?」美咲
    「藤原!何泣いてる?」華原
    真穂は今までのことが一気に溢れてきていた
    「今日練習終わってみんなから」泣き声
    「それは、お前の練習を見てないやつが好き勝手言ってるんだ。それは、ほっとけ。」
    「わかったなら、早く帰ってご飯食べて勉強して寝る。後、藤原に渡すのを忘れてたけど、野球部の鞄、新しいユニフォームだ。明日から鞄は使ったらいいから。」
    涙が止まらない。
    「泣くな?そんなんだから、いつまでも女だって言われるんだ。今日は早く帰ってご飯食べて、勉強して寝ろ!明日からテストが終わるまで練習は休みだ。」
    野球部の一員にやっとなれたそんな気がした
    テスト期間中も真穂は自主練習を欠かさなかった。
    監督からもらった野球部の鞄は練習再開の日までは使わないことに決めた。
  • 67 コン id:5F1yLfN.

    2016-10-19(水) 00:38:11 [削除依頼]
    そして、テスト最終日
    新品の野球部の鞄でいつものように電車に乗り、学校へ
    鞄にはローマ字で
    higashi kobe baseballと書かれ、その下には漢字で藤原真穂と書かれている。
    これを三年間毎日使うことになる。大切にしないと
    みんなが鞄を見ている
    マネージャーだって同じ鞄を持って通っている。誰も自分を野球部員とは見てないはずだけど。
    テスト時間は思ってたより、短く早く終わった。
    テストが終わり、マネージャーへ
    「藤原さん、ミーティングがあるらしいから、教官室前に集合だってよ。」マネージャーの工藤
    「わかった。」真穂と美咲は教官室へ
    教官室の前には野球部の一年生が集まっている。
    しばらくして、華原が教官室から出てきた。
    「藤原!これをみんなに配れ」
    「はい。」
    「いいかよく聞け?夏の大会に向けてこれから本格的に練習をしていく。うちの野球部は甲子園出場を目指している。当然、練習量、内容共に生ぬるいものではない。先輩部員達と切磋琢磨してレギュラー争いに入って欲しい。そこで今までは一年生は一年生だけで練習したり、本数を先輩部員達より少なくしてたけど、今日から先輩達と同じように練習していく。そしてもう一つ。今配布した紙に書かれているメニューは毎日言うメニューとは別にやってもらうノルマだ。このノルマを毎日やって欲しい。それは全体練習前にやっても良いし、全体練習が終わってからやってもいい。ただし、このノルマは毎日必ずちゃんとやるように。」
    「では藤原一つずつ読め」
    「一つ、毎日200回の素振り、二つ、毎日ベースの間をウサギ飛び、股割飛び、手押し車、おんぶで一周を五セットすること。三つ、全力疾走、全力プレーで限界に挑むこと以上です。」
    「ありがとう。一周するのはそれぞれベースとベースの間。例えば、ホームから一塁の間をウサギ飛び、一塁から二塁を股割飛び、二塁から三塁を手押し車、三塁からホームをおんぶしてってことだ。決して手をぬいたり、サボったりはなしだ。全体練習が終わってからも、日が暮れるまではグランドを解放しておくから。では、一旦ここで解散。今から昼飯を食べてグランドに13時に集合してください。」
    時間は11:50だ。
    真穂と美咲は急いでマネージャー室に戻り、昼食を食べ、ユニフォームに着替えグランドに向かった。
    この日はいつもより暑い。
    半袖で十分だった。グランドに走っただけで汗だくになった。
    グランドにはすでに男子部員達が集まっていた。中にはノルマを初めている子もいた。
    「集合!」華原の号令
    「一年生は今からアップの後、内野アメリカンノックをする。簡単に言えば、一塁側から三塁側に向かって全力で走って打ち込む打球に食らいつく練習だ。わかったか?」
    「はい。」
    ユニフォームが泥んこになることは確実だ。
  • 68 コン id:jLjw6lW1

    2016-10-26(水) 01:08:22 [削除依頼]
    ウォーミングアップが終わった。
    「今から二つのグループに分ける。一つのグループはノック、もう一つのグループは二人組でトスバッティング」
    真穂はトスバッティングからだ。
    みんながペアを組む中、真穂は取り残された。
    ペアを組む人がいない。
    「真穂やろうか?」美咲が誘ってきた
    「ありがとう。」
    二人は空いているスペースを見つけ、トスバッティングをはじめた
    「ちょっと!伊藤さんあんたはマネージャーの仕事があるんだからちゃんと仕事しなさいよ。」横から工藤
    「すいません」美咲
    真穂はまた一人
    仕方なく、一人で素振りをはじめる
    しばらくして、「交代!」華原の号令が響く。
    ノックを終えた部員達のユニフォームは泥んこになっている。
    いよいよノック
    「グラブを持って、一塁ベースに並べ!ノックを打つから食らいついて、キャッチしたら、一塁に投げる。一塁手がキャッチできたら、OKで、次に三塁側から一塁側に全力疾走して食らいつく。一塁にまた投げる。できたら、また一塁側の後ろに並んで行け。」
    「はじめるぞ。」
    ノックがはじまった。
    一塁側から全力疾走で走る部員達のギリギリに打ち込む打球。
    なんとか食らいついてキャッチできるぐらいだ。
    真穂に順番が回ってきた
    「藤原!いくぞ」
    「はい」
    全力疾走
    カキーン
    シュッ
    カキーン
    シュッ
    カキーン
    シュッ
    打球がはやく、全力疾走して、食らいついても捕れない
    何回も一塁側から三塁側を往復した
    「藤原!やる気がないんだったら、辞めろ!出来ないんだったら、退いて?」
    「できます!」
    「出来てない!嘘をつくな!」
    「ここまで走れ!」
    真穂は華原のいるホームベースの横に走った。
    「いいか今から、気合い入れて一塁側に走って戻れ?それでもう一度チャンスをやる。何回もやって出来ないようだったら、お前はうちの練習にはついていけないってことになるし、お前は必要ない邪魔なだけになるから。わかったか?女は必要ない。」
    「はい。」
    真穂は華原の横にしゃがみ、グランドの土を顔にごしごしこすりつけた
    真穂の顔は泥んこ
    グラブを持ち、再び一塁側に立った
    「次こそ捕ってやる」
    カキーン
    シュッ
    カキーン
    シュッ

    バシッ

    「捕れた」

    三塁側から、一塁側へ走った
    カキーン
    シュッ

    「捕れない」

    「藤原!一塁側から三塁側に向かって全力疾走でキャッチ、三塁側から一塁側に全力で走ってキャッチできたらOKだから、 二回捕れたらよしとする。」
    「いくぞ」
    カキーン
    シュッ
    カキーン
    シュッ
    カキーン
    シュッ
    打球がはやくて捕れない
    真穂のユニフォーム、顔、腕は泥んこだ。
    「藤原!打球が早いんじゃない!お前がとろいだけだ。わかってんのか?」
    「先言ったことを言ってみろ」
    「二回捕れたら」
    「違う。その前に言ったことだ。」
    「女は帰れ?」男子からの罵声
    「私は女じゃありません。やらせてください。」
    「なら、その胸の膨らみは何?」男子が冷やかしている
    「●●じゃないの?」笑い声も聞こえる
    「誰だ!今藤原に侮辱するようなことを言ったやつは?」華原
    悔しい反面、冷やかしてくる、男子に腹が立ってきた
    真穂はゆっくり笑い声が聞こえる一塁側へ向かった。

    「ねぇ、先なんて言った?」一人の男子部員の前で立ち止まった
    「何にも」
    「嘘つけ?その胸の膨らみは何?」って言ってたよね
    「あんたは、●●じゃないの?って言ったよね。」
    「本当のことを言っただけで何が悪いの?」
    真穂は男子部員の胸ぐらを掴んだ
    「やんのか?試合に出れない、体力ない、根性ない。お前が俺らに勝つのは胸の」真穂は男子を突飛ばした
    「バシッ」男子の一人が真穂の顔を平手打ちした
    「何をやってる!」華原
    「藤原!お前今何やったかわかってるか?男子の挑発にのってるようじゃお前はまだまだだ。はっきり言ってお前は心が弱すぎる。肉体的にもまだまだだし、精神的にも弱い。そんなんだったら、うちの練習にはついていけない。今日は帰れ。お前らはお前らで、一人の必死になって頑張ってる選手に対しての言動がひどすぎる。もうちょっと考えろ!それでもうちの野球部員か!そんなんだったら、練習なんか教えても意味がない。勝手にしろ!」真穂は涙を必死にこらえた。
    華原はそう言い残し、グランドを出ていった。
  • 69 コン id:O4j/gHz0

    2016-11-07(月) 16:45:30 [削除依頼]
    監督がいなくなったグランド。
    しばらくの沈黙
    「そもそも何で野球部に女の子が入って野球やってるんだ!女子硬式野球部ってのが世の中にはあるんだから、そっちでやってくれ。俺らにしたら、お前は役にたたないし、目障りなだけだ。」男子部員全員が真穂を見つめる
    真穂は涙をこらえるのに必死
    「私は私は」涙が出てくる。
    「泣いたら、済む話じゃないで。男子からしたら、目障り」
    「負けたくないの!女子だからとか言われたくない。男子なんかに負けたくないの。プロ野球選手になりたいの。だから、レベルの高い野球部で練習して、うまくなりたいの。」男子の笑い声が聞こえる。
    「なら、もっと真面目にやれよ。もっと練習についていけるように努力しろよ。」男子からの冷やかし。
    黙り込む真穂
    「ねぇ、先から真穂が邪魔とか目障りとか言ってるけど、あんた達も真穂が辛そうにしてたら、気にかけるとか気に止めたらどうなの?真穂は真穂でもっと練習しないといけないかもしれない。けど、あんた達は彼女が気持ち良く、練習できるように考えたら?」美咲
    「マネージャーが偉そうなこと言いやがって?」男子
    「マネージャーだってね。選手と同じ気持ちで頑張ってるの。いい加減にしてよ!」
    「真穂、帰ろ!」美咲は真穂の腕を引っ張ってグランドから引きずり出した。
    「帰れ帰れ」男子
    グランドから出た瞬間、一気にたまっていたものが溢れた。
    「大丈夫だから。」美咲は真穂をさすりながら、学校へ戻った。
  • 70 コン id:MXiTVkt.

    2016-11-22(火) 00:39:02 [削除依頼]
    学校に戻る間涙が止まらなかった。まだ学校では部活動の真っ最中だ。
    みんな真穂を見つめる
    泥んこになったユニフォーム
    泣き止んだ顔
    「女が野球できんのか〜」男子からの声が聞こえる
    「気にしたらダメだよ。」美咲
    うなずく真穂

    無視して足早にマネージャー室に戻った
    マネージャー室は静まりかえっている。
    真穂は鞄を持ってシャワー室へ
    美咲もついていく。
    シャワー室には鍵がかかっている。
    「鍵かかってるわ」
    「なら、とってくる」美咲は鞄をおいて、鍵のある職員室へ
    誰にも邪魔されずにシャワ浴びて帰れる
    しばらくして鍵を持って美咲が戻ってきた。
    鍵を開け、鞄をおいた。
    「真穂、今日のことあまり気にしたらダメだよ。」
    「わかってるよ。気にしてるわけないし。」ちょっときつめの口調
    シャワーを浴び、シャワー室を出た。
    「帰る?」
    時間はまだ、18時ちょっと過ぎ。
    「どうする?」
    「伊藤さん、藤原さん?」後ろから男の子の声がする。
    振り返ると、菅野くんが一人立っている。
    「今日は早いね。」
    途中で帰ったなんか言えない。真穂がうつむく。
    「今から帰るの?」
    「うん。だけど、ちょっと早いから今からどうするか話してたところ。」
    「なら、今から三人でとこかよる?」
    その時だった。校門に野球部員達
    美咲が気づき、真穂の腕を引っ張った。
    「早く。菅野くんも」
    校舎に向かって走る
    「おい!藤原待て!」見つかった
    野球部員達が追いかけてくる。
    野球部員達は早い。
    すぐに追いつかれてしまった。
    「藤原何で逃げたんだ?というか何で途中で帰ったんだ?もう野球部は無理だったって諦めがついたか?一つだけ言っておく!俺らはお前の野球ごっこに付き合う暇はない。だから、諦めがついたなら、明日から二度と野球部に来るな。以上。」言い捨てて、わざとらしく、真穂の肩にぶつかって去って行った。
    心配そうに見つめる二人
    真穂はぐっと涙をこらえる。
  • 71 コン id:MXiTVkt.

    2016-11-22(火) 00:59:50 [削除依頼]
    気にしたら、ダメだよ。
    真穂はぐっと涙をこらえている。
    「藤原さん大丈夫?」
    「大丈夫。」
    「藤原!女子野球部でも作ってみたら?男子と一緒にやるのは諦めろ。女は女同士で野球やれよ。わざわざ男子と一緒にやらなくたっていいだろ?甲子園には女は立てないんだから。」数人の男子が再び真穂に詰め寄る
    一人の男子が足元にある、真穂の鞄のチャックに手をかける
    「何してるの?」
    「お前にこんな汚いユニフォーム着やがって!!男子の真似しても無駄。」さらに、鞄の中を物色する
    「藤原さんに手を出すな!」菅野

    「ブラジャーまで泥だらけになって!!菅野、これが真穂ちゃんのブラジャーだ。女のブラジャーなんてめったに見れないぞ」
    真穂は恥ずかしさのあまり、泣き出した。
    「いい加減にしてよ。真穂ちゃんは何か悪いことした?」美咲
    「男子に混じって野球した。汗かいて下着透けて見えてるし、野球部の風潮を乱した。」
    「はっ?」
    「彼女は女だけど、野球に関しては誰にも負けてない。彼女に手を出さないで。行くよ。菅野くん真穂の鞄持って。これ以上何かしたら、監督に言うから。」
    美咲は真穂の腕を引っ張って、菅野くんは真穂の鞄を持ってその場から急ぎ足で去った。
  • 72 コン id:3IdL0Ry.

    2016-11-29(火) 19:51:53 [削除依頼]
    「まったくなんなの?あれは。」美咲がこんなに怒ってるのは初めてだ。
    私のためにこんなに怒ってくれてる
    嬉しかった。
    「ありがとう。」真穂は泣き声
    「菅野くん、見てないよね?」美咲
    「暗かったから、あまりよくわからんかったし、それに興味ないし。それよりこの鞄重たいんだけど。」真穂の鞄を持ったまま
    「駅まで持ってあげて。男でしょ。真穂のこと好きなんでしょ?」
    「えっ?」うつむいた真穂が顔をあげ、菅野くんを見る。
    「行こう」菅野は美咲の質問を無視
    「ちょっと菅野くん聞いてるの?」
    「私、恋人ならいるから。」真穂
    「いたの?誰誰?」美咲がぐいぐい聞いてくる
    「わかった。工藤君でしょ。」美咲
    「バカ。あんなん大嫌い」
    「とにかく行くよー。こんなところいたって時間の無駄やし。」菅野は先に行こうとする
    「ちょっと待ってよ。」

    駅前
    結局、駅前まで真穂の鞄は菅野が持っていた。
    「ありがとう。」真穂
    「お腹すいた〜」美咲
    「なら、いつもの店に行こう!」
    「いつまで持ってたら、良いの?本当重たいんだけど。」
    「ごめん、ごめん」真穂は鞄を受けとる
    お互い見つめる
    「二人とも早く行くよー」三人はいつもの店に向かった。
  • 73 コン id:us9bqGwM

    2016-12-17(土) 17:13:47 [削除依頼]
    いつもの店は夕方ということもあり、ちょっとだけ混んでいたが、入ることができた。

    「藤原さん今日は練習で何があったの?」菅野が心配そうに聞いてくる

    黙りこんでいる真穂。

    「真穂ちゃん、このカフェラテ美味しいよね。」美咲が答えさせないかのように別の話題に話をかえる

    「うん。」

    「藤原さん、無理はよくないよ。何かあるんだったら、おもいっきり吐き出したらいいし。」

    「うん。」

    「菅野くん、男子のグループに女子が一人だったら、目障りかな?」真穂が心配そうに見つめる。

    「目障りでは、ないよ。華やかで良いんじゃない?変な意味じゃないよ。」

    「じゃ、野球やる女の子は?」

    「何かに打ち込んで必死に頑張ってる姿は好きだよ。」

    「菅野くんって本当は真穂のことが」美咲

    プルプル

    真穂の手元の携帯がなる

    「ちょっと待ってね」表示には悟と表示されている。

    「出たら?」

    「大丈夫。」

    「菅野君て本当は真穂のことが好きなんでしょ?」

    黙りこんでいる菅野

    顔が赤くなっている。

    「別に」

    「女子の間で菅野くんは真穂を狙ってるって噂になってるんだけど。だって野球部に男子と一緒に入ってるのに一番仲良さそうにやってるのが菅野くんだもんね。」美咲が問いつめる。

    菅野君はうつむいたまま。



    「そうなの?」真穂が菅野くんを見る

    顔が真っ赤になっている。

    「 後、先から、菅野君真穂の胸元ばっかり見てるよね?」美咲

    「見てねぇし。」

    「菅野君は私と真穂だったら、どっちが好きなの?」

    「あそこにいる男子達が藤原さんのことじっと見てるんだけど」菅野が小声で指摘する方向を振り向くと、男子高校生達が3人真穂の方向を見ている。



    目が合うと二人の男子高校生が真穂達の方向に向かって歩いてきた。

    何のようかしら?

    体格も良い。

    「野球部か?」

    「うん。」

    「女が東神戸高校の野球部員か?」

    「うん。」

    「東神戸って毎年県大会でベスト8とか4

    になるようなチームだよね?」

    「●●大丈夫ってどいう意味よ」美咲がにらみつける

    菅野は目を合わせないようにしている。

    「女が野球できるのか?おとなしくマネージャーやれば?」

    「私は男子に負けたくないの!そもそもあんた誰?」真穂もにらみつける

    「俺らは向陽学院の野球部だけど?お前らなんか相手にしてないし、女なんか試合出られないのに」

    「私が女でも試合に出られるようにするの。」

    「勝手にしたら?」男子二人はそう言い残して店を出て行った

    「なんなの!」美咲が怒っている

    「向陽学院って毎年県大会の準決勝ぐらいまで入ってるところだよ。うちの学校からしたら、ライバルチームだよ。」

    「菅野君詳しいね。」

    「真穂の恋人って誰?」菅野君が興味深そうに聞いてくる。美咲はラテを飲むのをやめ、真穂を見る

    「野球だよ。」

    目を見合せる美咲と菅野

    「えっ?」

    「だから、私は野球の練習でユニフォーム泥だらけにすることが好きなの。男の子は興味ないし」

    「藤原さんは何で野球はじめたの?」菅野が真穂の目をみて話かける

    「幼なじみがはじめたから」

    「幼なじみか」菅野がボソッと呟く。

    「真穂、真穂は真穂らしく堂々と野球やればいい。周りの男子が何を言おうと関係ないし。だから、今日のことは気にしたらダメだよ。」美咲が慰める

    「ありがとう。そろそろ帰ろうか」

    三人は残っていたラテを飲みほして店を出た。

    外は真っ暗になっていた

    「じゃまた明日ね。」三人がそれぞれの家に帰る。

    菅野と真穂は同じ方向で二人とも同じ電車の同じ車両に乗った。

    電車はちょっと混んでいたが、二人並んで座った。

    二人とも何も会話することなく、時間が流れた。









  • 74 コン id:us9bqGwM

    2016-12-18(日) 15:58:46 [削除依頼]
    「藤原さん起きて」

    真穂はびくともしない。

    「火事だよ。火事」

    真穂が目を覚ます

    「えっ?火事?」周りには誰もいない。

    「終点だよ。ゆっくり寝れた?」真穂は電車に乗り込んですぐに菅野の肩に寄りかかり寝てしまった。

    「何で起こしてくれなかったの?」

    「だって気持ちよさそうに寝てたし」

    「ゴメン。」

    「反対側の電車に乗ったら、帰れるし。」二人は荷物を持ち向かいの電車に乗り込んだ。

    今までに感じたことのない不思議な気分だった。



    菅野君が先に降りる

    「今日はありがとう。」

    「どういたしまして。」菅野君がゆっくり電車を降りた。

    真穂の最寄り駅まではすぐだった。

    プルプル

    駅を降りた時、電話がなった。

    悟からだった。

    「もしもし悟?」

    「お疲れ。真穂今度の日曜日って空いてる?」

    「日曜日?日曜日は練習だよ。」

    「何時から何時まで?」

    「ちょっと待ってね。」真穂は地面に鞄をおき、クリアファイルに入った予定表を出した

    「日曜日はあれっ?」そこには悟の学校と練習試合と書かれている。

    「悟、日曜日練習試合で悟のところとやるみたいだよ。」

    「そうだろ。俺、一応試合出るから、真穂も出ろよ。男子なんかに負けたくないんでしょ。その日曜日の試合終わったら、どこかで泥だらけユニフォームで久しぶりにキャッチボールでもするか。」

    少年野球の時からずっと悟はユニフォームの汚れ具合を比べたり、汚れたユニフォームのまま練習が終わってからも二人でキャッチボールをしていた。時には地域の子供たちから笑われたこともあった。

    「私…」

    「なんかあったの?」

    「男子から、女は必要ないって言われた。」

    「そりゃ野球のグランドに女は必要ないよ。俺だって必要ないって思ってるよ」

    真穂は泣くのを必死にこらえる

    「真穂最後までよく聞いて。確かに野球のグランドに女は必要ないって言ったよ。それは女の子ってちょっとしたことで、髪とか、汚れとか気にしたり、すぐに泣きそうになったり、気持ちが弱かったりするだろ?そいうのは男子から、みたら嫌なんだよ。汚れも気にせずに真穂みたいな必死に食らいつく子は逆にチームにいてほしいな。何が言いたいか真穂ならわかると思うけど。真穂が女は必要ないって言われたって言ったけど、それは男子に女を見せたからじゃないかな?だからグランドでは誰にも女がいるってわからないようにしたら、良いそれだけ。中学の時みたいに汚れも気にせず、全力で頑張ったら良いから」こらえていたものをこらえることが出来なかった。

    「真穂?なんか気にするようなこと言った?」

    「大丈夫。また日曜日ね」真穂は電話を切り、家路についた。
  • 75 コン id:us9bqGwM

    2016-12-20(火) 21:29:59 [削除依頼]
    明日は試合



    今日はアピールして明日試合に出られるようにしないと

    真穂はいつもより早く家を出た

    天気予報は夏日になるかもしれませんと言っていった

    学校にはすでに部員達が揃っていた。

    「藤原、お前野球部やめるんじゃなかった?」男子が冷やかしてくる。

    「辞めないよ。」

    「今から、アップの後、バッティング、ノックに別れて練習するぞ。」後ろから華原の声が聞こえた

    いつもより強い日差し

    半袖でもちょっと走っただけで汗をかく

    明日試合に出られるようにアピールしないと真穂は、おもいっきりバットを振り込んだ。

    一球一球気持ちを込めて振り込んだ。

    周りの視線を気にすることなく、重たいバットを200球振り込むと、休む間もなく、次はノック

    真穂はグラブを手に取り、セカンドに走った。

    「ハーイ」真穂はグラブを持つ左手を真上にあげて華原にアピールする。

    カキーン

    華原が真穂のところに打球を打ち込んできた。

    食らいついていく真穂

    ギリギリの打球に体ごとダイブした。

    シューッ

    バシッ

    真穂は素早く立ち上がり、打球を一塁に送球した

    「次!」なんとかキャッチできた。

    その後も華原はランダムに打球を打ち込んできた。それに必死に食らいついていった。

    いつもと違って体が動く。不思議な感じだった。バッティングも打席に入り、まずまずの結果を出せた。

    午前中で練習が終わった。

    いよいよ明日の試合のメンバー発表の時

    一年生にとってははじめての対外試合

    「今から、明日の練習試合のメンバーを発表する。明日の試合は君たちにとってははじめての試合になる。なるべく全員を試合に出したい。先発メンバーを発表するが、名前が呼ばれなかった人は途中で先発メンバーと交代で入ってもらうから呼ばれなかったからって気にすることはないからな。」そう言うと、華原はポケットから一枚の紙切れを取りだし、読み上げた

    真穂は、祈るような気持ちで名前が呼ばれるのを待った

    しかし、名前が呼ばれることはなかった。

    ミーティングが終わり、着替えて学校を出た。

    「明日のデビュー戦ちゃんと撮るからね。今からどうする?」時間はまだ13時をちょっと過ぎたところ

    「どうする?」

    「私、藤原さんの卒業した中学行ってみたい。」

    「えっ?」

    「中学じゃなくて、少年野球チームでもいいけど。藤原さんが今までどんなところで野球やってたか知りたい」

    「行こうか?でも野球部が練習してるかはわからないよ。」

    「練習してなかったら、少年野球チームでもいいけど。」二人は真穂が卒業した中学へ向かった。中学へ行くのは、卒業式以来

    最寄り駅から歩いて10分

    中学が見えてきた。

    野球部のユニフォーム着て学校の周りを走ってる人が見えた

    「野球部やってるね」

    「うん」

    あまり中学野球部でいい思い出はない。



    中学の校門に着いた時だった。

    「先輩、お久しぶりです」野球部のユニフォームをきた男子二人が声をかけてきた

    その時だった。

    真穂の横を一人の選手が通り過ぎた

    「あれっ?」

    髪が長いし、汗で下着が透けている

    「先輩、今年の一年生で一人だけ女の子が入ったんです。あの子がそうです。」

    真穂と美咲はその子を追いかけた。

    「こんにちは!」

    「こんにちは。」

    おとなしそうな小柄な子だ。

    「私、去年の夏までここの野球部だったの。藤原真穂って言います。名前は?」

    「中野りさです」

    「よろしくね。それよりも一つ良い?」

    「髪とかは束ねるか切るかした方がいいよ。野球やるのに髪が長いと気になるでしょ。」

    「はい。ありがとうございます。」彼女はグランドに走って行った。

    二人めたりさちゃんを追いかけるようにグランドに向かった。

    「おう藤原久しぶりじゃないか?野球部はどうだ?」野球部の監督が声をかけてきた。

    「はい。大丈夫です。」

    「そうか。今年一年生で一人女の子が入ったんだよ。会ったか?」

    「はい。先。」

    「そうか。心配してたんだよ。強豪の野球部に入って根をあげて辞めてしまったんじゃないって。前に勤めてた学校から東神戸高校だったっけ?野球部に進学して野球部に入った子が一人いたけど、夏休みになって三年がいなくなって本格的な練習になってから、練習についていけないって辞めた子がいてね。あそこは甲子園目指してるから、ある程度のところまでいかないと。確かその年は早々と地方大会敗退してそれで練習量が倍になってが大変だったって言ってたわ。進路指導の時、強豪の野球部に入りますって何度も言ってたし、藤原さんの熱意に負けて言わなかったけど。だから藤原さんもがんばってね。」

    そんな話初耳だ。

    「華原監督って監督になったの最近だから前の監督じゃない?何年か前に野球部で監督の体罰があって監督辞めさせられたって話聞いたことあるし。」美咲がつけたす

    「まぁ、たまには後輩の指導に来い。待ってるから」そいうと、職員室の方向に戻った。

    グランドでは練習の真っ最中だ。

    ぐるっとグランドを見渡すが、先の女の子が一人寂しそうに立っている。

    他の一年生の男子達はキャッチボール、素振りをしている

    「美咲、ちょっとここで待ってて」

    真穂は急いで、校舎裏の階段の下へ向かった。

    中学の時よく着替えをしていた場所だ。

    中学の時と変わらない。

    道路にめんしているが、外からは草が繁り見えないし、生徒もほとんど通らない。

    鞄から、汚れたユニフォームを取りだし、制服から着替えた。着替え終わると、美咲のところに戻った。

    「藤原さんどうしたん?ユニフォームに着替えて」

    「あの子とキャッチボールしてくる」真穂はグラブを取りだし、グランドへ

    「りさキャッチボールしようか」男子が一斉に振り向く

    先まで暗そうな顔をしていたりさが笑顔になっている。

    真穂はかごからボールを取りだし、キャッチボールをはじめた

    最初はゆっくり、だんだんテンポを早くしていく

    「全員集合!」後ろから監督の声が聞こえた。

    みんなが一斉に監督のところに走る

    「藤原、お前は中学の時と変わらないな。」

    男子部員達が一斉に真穂の方向を向く。

    はい。」

    「今から、一年生は、今から自分のやりたいポジションに入って先輩達と一緒にノック」

    美咲が真穂の方をみる

    「はい。」

    「私はこの辺で。」

    「今日はありがとう。またいつでもどうぞ。」

    「はい。失礼します。」

    「ありがとうございました。」男子部員達が一斉に挨拶する。

    真穂もお辞儀をして美咲のところに戻った

    「ゴメン」

    「別に気にしてないから。それより早く着替えたら?こんな格好で店とかに入れないし」

    「うん」

    真穂は再び校舎裏へ

    ベルト外し、制服のスカートを履いて、上着のユニフォームを脱いだ時だった。

    「キャー」

    「どこ見てんの!あっち行ってよ」

    目の前に他の部活の男子が真穂をニヤニヤしながら見ている。

    「すいません」男子は足早に走って逃げて行った

    真穂は急いで着替え学校を出た。









  • 76 コン id:us9bqGwM

    2017-01-10(火) 01:56:25 [削除依頼]
    気になる。

    先のりさと言う女の子

    ちゃんとノックやってるのか

    真穂は道路側からグランドの見えるところに回った。

    ちょうどノックの真っ最中



    中学の頃、自分も道路側から他の部活の男子にいろいろ言われた。

    彼女はセカンドに立っている

    「中野!声が出てない」

    監督からの指摘

    中学の頃のノックが懐かしい。

    「ねぇ、藤原さん?」

    「何?」

    「ノックやりたいんでしょ?私は大丈夫だから。後輩の女の子が気になるんでしょ?」美咲が真穂をみる

    「ありがとう。大丈夫だから。少年野球チーム見に行こうか。」二人はグランドを離れた
  • 77 コン id:us9bqGwM

    2017-01-18(水) 00:12:09 [削除依頼]
    少年野球チームの練習していた小学校へ向かった。

    グランドでは子供たちが元気よく練習している

    「グランド広いね」

    「うん。」

    チームに女の子はいないようだ。二人はしばらく練習様子を見て中へ入ることなく、学校を後にした。

    「真穂、今からどうする?何か他に真穂の思い出の場所とかないん?」

    「あるけど 」

    「どこ?行こう。」

    「銭湯だよ」

    美咲が驚いている

    「よく、汗びっしょりになった時とか練習終わってから行ってたの」

    「行こうか」

    「行こう。」

    二人は学校からちょっと住宅地にある銭湯へ向かった。

    昔ながらの古そうな銭湯だ。

    二人は下駄箱に靴をいれ、中へ入った。

    土日の昼間ということもあって空いている。

    女子風呂の更衣室へ入った時だった。

    野球チームらしきユニフォームを脱いでいる女の子が一人いた

    二人は彼女の横のロッカーに荷物を入れた。

    「ねぇ?野球部?」単刀直入に彼女に聞いた。

    小柄でまだ小学生ぐらい。

    うなずく

    「私も野球部だよ。」真穂は鞄を開けて汚れたユニフォームを出した

    「ほら、練習で汚れたけど。」

    汚れ具合に驚いている。

    「グランドに立つ以上は女の子も男の子も関係ないから。それより一人?」

    「うん。家には汚れたユニフォームで帰ったら、ダメだからいつもここで着替えるの。」

    「そうか。今から入るの?」

    「うん。」

    「三人で入ろう。」美咲はすでに入る準備ができている

    「ところで名前は?」

    「大野春菜小学6年よろしく。」

    真穂も急いで制服を脱ぐ

    「真穂って胸大きいよね?よく練習でノック打球に飛び込んでるけど、痛いって思わないの?」

    「痛いからって痛いって言ってたら、バカにされるから。」横で春菜も見ている

    彼女の胸元もちょっと膨らんでいる

    三人は浴室に向かった

    誰もいない

    貸し切り

    三人はゆっくり体を休めた

    風呂からあがり休憩室へ

    数々のジュースが並んでいる

    「春菜ちゃん好きなもの選んで良いよ。」真穂

    「じゃあコーラ」美咲

    「美咲には聞いてないよ。春菜ちゃんに聞いてるの」

    「これも何かの縁だし、同じ野球選手同士。」

    「じゃ、リンゴジュース」真穂は小銭を入れた。美咲の分もおごってあげた

    近くの椅子に三人座った。

    「春菜ちゃんはポジションは?」

    「…」

    黙り込む春菜

    「チームの男の子とうまくいかないんでしょう?」春菜ちゃんが着ているユニフォームは先二人が行った小学校のグランドで練習していたチームのユニフォームだ。

    しかもあまり汚れていない。

    「今日は練習行ったん?」

    「うん。」

    「練習は終わったの?」

    「…」

    「怒らないから、お姉ちゃんに話して。私も小学校からずっと男の子と一緒に野球やってた。最初はみんなとうまくやってたけど、途中からいじめられたりいろいろあったから。春菜ちゃんの気持ちわかるよ。だけど、逃げたらダメ。逃げたら、負け。グランドに立っている以上は女の子も男の子も一緒。私は男の子に負けたくないから、必死になって練習してユニフォーム泥まみれになってたよ。春菜ちゃん家に汚れた格好で帰ったら、ダメって誰に言われたの?それは春菜ちゃんが泥まみれになってしまったユニフォームで帰るのが恥ずかしいからでしょ?」

    「違う。」

    「何が違うの?」

    「私は一生懸命やってたけど、女の子がって言われた。親に言われた。女の子なんだからって」

    「私は春菜ちゃんの頑張りが足りないって思うな。女の子なんだから何?堂々とユニフォーム泥んこになって帰って私は今日これだけ頑張ったのって見せつけたらいい。中途半端に汚れてたらダメ。よし、今からお姉ちゃんがノックしてあげる。早く飲んで」

    三人は急いでジュースを飲み、小学校へ

    小学校ではまだ練習している

    春菜ちゃんの歩くスピードが学校に近づくにつれ、ゆっくりになる

    「大丈夫。」

    学校に着き、グランドに向かっていると、

    「大野!何練習サボってんだ?」

    「女の子が野球やれるのか?」後ろから真っ黒に汚れたユニフォームの二人の男子

    「女の子が野球やれるのかって言い方はないよ。」真穂が切れ口で言い返す

    「藤原?」「大野!やる気がないんだろ?」

    少年野球チームの監督が声をかけてきた。

    「お久しぶりです。そこの銭湯で彼女に会って話してたら、練習サボってるってわかったんで、連れ戻しに来ました。」

    「大野は連れ戻さなくていい。彼女は野球やる気がないんだよ。男子と一緒にやれって言ってるのにやらないし。女の子はグランドに必要ないんだよ。」横をみると、春菜ちゃんが泣いている

    「泣くなら、来るな!」監督は怒鳴って再びグランドに戻って行った
  • 78 美 id:6Ilo1LPh

    2017-01-18(水) 16:35:24 [削除依頼]
    私、野球好きなので(特に少年野球)このストーリーに興味持ちました!

    とても面白いし、野球用語がちょこちょこ出てきて、とてもいいと思います!

    そして、現実っぽいところも…

    応援しています、頑張ってください♪
  • 79 しお♪ id:iPzMXpxn

    2017-01-19(木) 21:27:45 [削除依頼]
    こんばんは!この小説とてもかっこよくてハマりました!

    こんな紅一点ってすごいですよね

    応援してます!
  • 80 コン id:CriZGgaY

    2017-02-01(水) 00:50:53 [削除依頼]
    真穂はグランドへ向かう。

    久しぶりのグランド。

    小学生の毎日走り回っていたグランド。

    ちょっと狭く感じる

    真穂は近くにあったバットを手にした。

    普段練習で使うバットより軽い。

    「春菜ちゃんちょっと待っててね。その間に柔軟体操とかしといて。」真穂は急いで。校舎裏に向かうと、鞄から汚れたユニフォームを取りだし着替えた。

    みんなびっくりするかな?

    着替えを終え、グランドへ。



    男子達が真穂を見ている。

    「ねぇ何で女なのにそんなに汚れたユニフォーム着てるの?」男子部員の一人が真顔で聞いてくる

    真穂は聞き流し、水のみ場へ



    真穂は水のみ場にあるホースを引っ張り出した。

    「真穂何してるの?」

    「いいから見てて。」

    真穂はグランドまでホースを出すと、水道の蛇口をひねり水を出し、グランドに水を撒きはじめた

    「おいおい藤原何してる?」監督がやってきた

    「監督覚えてないでしょ?私が小学生の時にヘッドスライディングできなくてやってた練習」

    「ああ懐かしいな。」真穂は水溜まりをつくり水を止めホースを元に戻した戻した

    「春菜ちゃんいい見ててね」

    真穂は水溜まりがちょっと離れたところに立ち水溜まりに向かって全力で走り

    水溜まりに滑り込んだ。

    真穂のユニフォームは胸元の周辺が真っ黒になった。

    「水溜まりだから、痛くないから春菜ちゃんもやってみて楽しいから」

    その時だった。

    後ろから男子達が全力で水溜まりに向かって滑り込んでいった

    「春菜ちゃん、胸、腹で滑るの。」真穂は水溜まりの横に立ち何度かヘッドスライディングの見本を見せた。

    午前中の練習で泥まみれになってたユニフォームはあっという間に泥んこになっている

    「春菜ちゃんいい。今何度かやってみたけど、泥を叩くのは練習が全部終わってから。じゃ春菜ちゃんやってみて」

    「私が戻るって言ったら、水溜まりに向かって胸、腹で滑り込んで」

    春菜ちゃんが水溜まりの横に立つ

    「行くよ。」しばらくの沈黙

    「戻れ」

    春菜は真穂の合図にあわせて、水溜まりに滑り込んだ。

    「遅い!けど、ヘッドスライディングできてる。やるよ」

    「戻れ」

    「遅い!」

    何度も繰り返した。

    春菜ちゃんのユニフォームは泥んこだ。

    「よし。じゃ今から、ノックするよ」

    そいうと、真穂はバットとボールがいっぱい入ったかごを手に取り、外野へ向かった。

    「春菜ちゃん、美咲、これ一緒に持って」

    「春菜ちゃん今から、ノック打ってあげるからね」

    外野につき、真穂は春菜ちゃんと距離をとった

    「ちょっと離れて」



    「美咲は、私にボール渡して」

    春菜は外野の隅へ

    「いい。今から、ノック打っていくから捕ってこっちに投げて。ノックは50本捕れたら終わり。わかった?」

    「はい。」

    「声が小さくて聞こえないけど。」

    「はい」

    真穂はかごからボールを取りだし、春菜の正面に打ち込んだ。
  • 81 コン id:CriZGgaY

    2017-02-13(月) 18:46:35 [削除依頼]
    グラブを地面につけて軽快にさばく。
    「最初はゆっくりと打ち込んでいたが、だんだんペースをあげ、打ち込んでいくところも春菜ちゃんから離れたところに打ち込む。打球ギリギリ
    食らいつく
    しかし、グラブをかすめる
    真穂はバットをおいた。
    「美咲ちょっとお願いがあるんだけど。」
    「何?」
    「今から私に何本かギリギリのところにノック打ってみて。」
    「私?」
    美咲がちょっとびっくりした顔をする
    「いいから。私が今から先水を撒いたところに立つから水溜まりのところにノック打ち込んで。私はその打球に飛び込んでいくから。」
    真穂はそばにおいてあるグラブを持ち水溜まりの場所に
    春菜は泥んこになった自分のユニフォームを気にしている。
    「美咲お願い。」
    真穂は水溜まりに立ち構える
    美咲はバットを持ち、水溜まりに向かって打球を打ち込んだ。
    カキーン
    真穂は水溜まりに向かって飛び込んだ。
    シュッ
    バシッ
    立ち上がった真穂の顔いっぱいに泥がついている
    「美咲、何度か同じように打ってみて」
    真穂は美咲が打ち込んでいく打球に怯むことなく、何度も食らいついた
    顔いっぱいに泥をかぶった
    「じゃ美咲今度は先春菜ちゃんにノック打ってたところで今と同じように打ってみて」
    真穂は泥んこになった自分のユニフォームを気にもせず、今度は春菜ちゃんがノックを受けていたところで同じように美咲が打ち込んできた打球に飛び込んだ。
    全身泥んこだ。
    「春菜ちゃんいい。こんな感じ。私の方が胸あるけど、こんな感じでやれる。ださら春菜ちゃんもできるはず」
    「まずは、水溜まりでやってみようか?」
    春菜が戸惑ったような顔をする。
    「水溜まりでやる?それとも先と同じところでする?」
    「先と同じところで。」
    「わかった。」
    真穂は再びバットを持ち、春菜ちゃんにノックを打ち込んだ。
    ギリギリの打球。
    春菜は全力で打球に飛び込んだ。
    シュッ
    バシッ
    「できたできた。今みたいな感じ。」
    「もう一本ね」
    シュッ
    バシッ
    シュッ
    バシッ
    その後も同じように打球を打ち込んだ。
    時間はあっという間だった。
    いつの間にか春菜ちゃんのユニフォームは泥んこだった。
    ノックが終わり、ベンチへ。
    「春菜どうした?そのユニフォームは?」監督がびっくりしている
    黙りこむ春菜
    「まぁいい。今日は練習頑張ったみたいだな。これからもこれぐらい頑張ってくれたらな。春菜、今からみんなとグランド整備しろ」
    男子部員達もじっと見ていた。
    「藤原、今日はありがとうね。またいつでも遊びに来い。」
    「はい。」

    しかし、真穂には一つ気になることがまだ残っていた。
  • 82 コン id:CriZGgaY

    2017-02-15(水) 01:17:41 [削除依頼]
    「美咲、ちょっと着替えて来るわ。」
    「うん。真穂ちょっと話があるんだけど。」
    「何?」
    「ついていくわ。」
    美咲は真穂の後をついていく。
    校舎裏
    真穂は鞄から制服を取り出し、汚れたユニフォームを脱ぐ
    「真穂、春菜ちゃんがかわいそうだよ。いきなり水溜まりでノックとか水溜まりにスライディングとか」
    「私はかわいそうって思わないよ。彼女が男子部員達と同じようにできるようになって欲しいから、やってただけ。」真穂は急いで着替えてグランドに戻った
    グランドでは整備が終わり、選手達が集まってミーティング中
    その中にひときわ目立つ泥んこユニフォームの春菜ちゃん
    ミーティングが終わりみんながそれぞれに帰っていく
    真穂も春菜ちゃんと一緒に学校を出た
    周りを気にしている春菜
    「春菜ちゃん、周りの目は気にしたらダメ。今日は今からこのままで家に帰る。私もついていくから。」三人は春菜ちゃんの家に向かって歩く
    春菜は誰にも見られたくないのか早足だ。
    その時だった。
    「大野!その格好はどうした?男子達と女なのに野球なんかやってんのか?しかも汚ねぇ」
    「春菜ちゃんは一生懸命頑張ってたの。何も知らないのに」
    「女なのに男子と野球なんか楽しいの?」
    小柄な男子が声をかけてきた。
    「行くよ」真穂は春菜ちゃんの腕を引っ張って走った

    しばらく走って止まった。
    「先のは誰?」
    「クラスの男子」
    「気にしたらダメだよ」
    三人は再び歩く。
    「それより春菜ちゃんは何で野球はじめたの?」
    「お兄ちゃんがやってたから」
    「そうなんや。お兄ちゃんは今も野球やってるの?」
    「うん。今年から高校生」
    「えっ?私と同じだよ。」
    「春菜ちゃんの上の名前はなんだったっけ?」
    「大野だよ。」
    まさか?
    中学の時同じ野球部で自分のことをいじめてきてたのが大野だった。
    真穂が一番嫌いな男子部員の一人
    まさかその妹?
    「ねぇお兄ちゃんの名前は?」
    「大野健だけど。」
    「そうか。わかった。春菜ちゃん気をつけて帰ってね」真穂は帰ろうとする
    「えっ?」
    「私用事思い出したから」
    「真穂嘘でしょ。真穂のことを中学の時いじめてきてたのが大野君でしょ。」美咲
    「うちここだよ」
    マンション。
    春菜ちゃんの家の前に着いてしまった
    仕方ない
    三人はマンションの中へ。
    春菜ちゃんの部屋は6階
    大野健に会いませんように


  • 83 コン id:CriZGgaY

    2017-02-15(水) 13:25:25 [削除依頼]
    81 と82読みにくくてすいません。
  • 84 くり id:pjbhuCBQ

    2017-02-15(水) 16:12:05 [削除依頼]
    素晴らしい小説!
    戦う姿が、カッコいい!
    状況など、わかりやすく、読みやすい!
    楽しみにしてます!!
  • 85 コン id:CriZGgaY

    2017-02-21(火) 21:23:17 [削除依頼]
    マンションの中は広々としている。
    奥のインターホンで部屋番号を押す春菜
    無言で、扉があいた
    さらに、奥に進みエレベーターに乗り込んだ。
    三人とも無言
    6階に着き、突き当たりの部屋へ。
    春菜の部屋だ。
    ピンポン
    再びインターホンを鳴らす
    しばらくして、扉があいた。
    母親らしき、女性が出てきた
    春菜の格好を見るなり、
    「あんた、そのユニフォームは何なの?」怒鳴った。
    春菜はうつむいている。
    「こんな格好で家には入れません。ちょっと待ってなさい。」
    扉が閉まった。
    「いつもこんな感じなの?」
    「うん。」
    「春菜ちゃんが一生懸命練習して汚しただけなのに。」
    しばらくして玄関があいた。
    「はい、これで着替えて来なさい。」
    ビニール袋を渡すと、再び扉が閉まった。
    ビニール袋には着替えが入っている。
    「どうする?」三人は一階のフロントへ。
    フロント横にトイレがあった。
    「ちょっと着替えて来る」春菜はトイレの中に入って行った。
    「いつもトイレで着替えてるのかな?」
    「うん。私も何度かトイレで着替えてたけど。」

    しばらくして、トイレから春菜ちゃんが出てきた。
    ユニフォーム姿と違ってかわいらしい格好だ。
    手元には汚したユニフォームが入った袋
    「行こう」三人は再び春菜の部屋へ。
    「何も言われないと良いね?」
    「うん。」
    「いつもこんななの?」
    「そうだよ。私が野球やるのは反対なの。」
    「そうか。」
    玄関の前に着いた。
    「ただいま。」
    「お帰り。」奥から先の女の人
    「こんにちは。」二人も挨拶をする
    「こんにちは。あなた達は?」
    「私は彼女が入ってる少年野球チームで昔プレーしてた藤原真穂って言います。で、彼女は私の友達の伊藤美咲です。」
    「藤原真穂さん?なんか聞いたことある名前だけど?」
    「健と同級生で小中と同じチームで野球やってたんで」
    「あぁ。」相手もわかったような感じだ。
    「真穂ちゃんはまだ野球やってるの?」
    「はい。東神戸高校の野球部に入ってます。」
    「えっ?東神戸高校は強いからマネージャーの仕事めたいろいろ大変でしょ?」
    「私はマネージャーじゃなくて選手です。まだ一年ですけど。グランド入ったら、女の子とか男の子とかって関係なくて、実力があるかないか野球が好きか嫌いかだけなんで、今日も午前中練習で」真穂は鞄から泥んこになったユニフォームを取り出した。
    「毎日こんな感じです。」
    女の人もびっくりしている。
    「だから、春菜ちゃんも野球が好きで上手になりたくて一生懸命練習して汚してるんです。だから」
    「あなたねぇ余計な口出ししないで。」
    「好きなことを一生懸命になってやってるのにそんな言い方はないと思います。」真穂の口調がきつくなっていく。
    「女は黙ってろ」後ろから聞き覚えのある声が。
    後ろを振り替えると、そこには制服姿の健
    「誰?」美咲が声をかける
    「藤原!まだお前は女なのに野球やってるのか?」
    「女だから何?」
    「試合に出られない、練習についていけないくせに。」
    「うるさい!」
    「真穂とか春菜ちゃんをバカにするのはやめてください。」美咲
    「私達これで失礼します。」二人は逃げるようにマンションを出た
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