不幸の少女・マキ50コメント

1 みかん id:pAHJoPi.

2011-12-09(金) 17:50:06 [削除依頼]
10代の頃の私はー……

不幸に始まり、不幸に終わったー……


不幸を集める女だと、私は嫌われー……

一人、苦しみを抱えてたんだ……。
  • 31 みかん id:MqvUcHy.

    2011-12-12(月) 17:02:10 [削除依頼]
    〜真希side〜


    「真希、真希っ!」

    暗い世界の中で、一つの
    焦っている声が聞こえる……。

    真希、真希って、何回も
    何回も、私の名前を
    呼びかけてる……。

    ーーー誰ーーー?


    <もう……わたしの事……
    心配しなくていいんだよ……。>

    一番言いたいはずの言葉が、
    思うように届かない。
    声に出ない。

    まるで、泡になって消えてしまった
    ように、言葉が出ない……。


    「真希ネェ、真希ネェったらぁ!
    眼を覚まして?鈴がいるからぁ……」

    次は、高くて細くて、
    今にも泣き出してしまいそうな、
    子供の女の子の声……。

    真希ネェ……?
    やめてよ、そんな名前で呼ばないで……。

    鈴なんて、知らないよ。
    家族にも、友達にも、親戚にも、
    誰にも……そんな名前の子、いないよ。

    誰なの、あんたたちー……。

    「真希っ!起きろ!」

    今度は、低くて男らしい、
    大人の男の人の声ー……?


    うっさいな……。
    いいから、みんな、みんな、
    私の事放っといてよ。

    私は、嫌われなきゃいけないものー……。


    「おい、コラ、起きろクソが!!
    俺様が心配してやってんだろ!?
    さっさと起きろ、真希!」


    ーーーこの声ーーー

    この声は、昔っから
    聞き覚えのある……。

      

    あの声……、


    父さんの声に……
    似てる……。
  • 32 みかん id:MqvUcHy.

    2011-12-12(月) 17:34:35 [削除依頼]
    数えるほどしか
    一緒に暮らしてないけど、
    だけどー……

    でも、この声は忘れない……。


    だって、大好きな大好きな
    自分の家族の、とてもカッコいい
    お父さんの声だから。


    会社が休みの日は、よく
    肩車してくれたっけー……。


    「……ぉ……と……」

    先程まで出なかった言葉が、
    ほんの少しだけ出たのを、
    自分自身でも感じた。

    「とっ……ん……」

     
    声を聞きたい。
    顔を見たい。
    笑った顔を見たいー……。

    父さんを、人目でも観たい。

    お母さんが死んだ後、
    後を追うように病死した、
    天国にいる父さんの……。


    傷つけるってわかってる。

    不幸を巻き起こす私が、
    大切な人を愛したらー……、
    父さんが傷付く。


    だけど、観るだけだから。

    喋らないから。

    口聞かないから。

    ーーお願い、父さん。
    私にー……、
    私に顔を見せてー……。


    私が心でそう強く想った時、
    私の言葉に反応したように、
    光が瞳に流れ込んできたー……。
  • 33 みかん id:MqvUcHy.

    2011-12-12(月) 17:52:24 [削除依頼]


    「真希ネェっ!!」

    最初に声を張り上げたのは、
    お下げの女の子ー……鈴ちゃんだった。

    私は眼をパチクリと丸くさせ、
    ん?と、部屋全体を見渡し、
    皆が揃っているのに気付く。

    「ーー皆、何やってんの?」

     皆の心配そうな顔を他所に、
    能天気な私の第一声。

    そんな私に、晃さんが溜息をついた。

    「無事みたいだな……。
    特に、頭以外軽症も見られないし……。」

    私の顔を見つめた後、
    少し微笑んで言う、晃さん。


    晃さんの言った言葉の
    意味があまりよく理解できず、
    私は無言になった。


    ーー<頭以外の軽症。>

    ってことは、私は何処かで
    怪我をしたの……?

    頭は軽症みたいだから、
    ……どっかから落ちた、とか、
    ぶつけた、とか……?

     私が無我夢中で解析していると、
    心を読み取ったように、鈴ちゃんが口を開く。

    「真希ネェはね、階段から落ちたの!」


    あー、そうなの?
    そうなんだぁ、そっかそっか。
    ところで鈴ちゃん、今日も可愛いね。

    ウサギのぬいぐるみを持った
    鈴ちゃんに、ぽわ〜ん、と
    勝手に癒されてる私。


    ……って、ちょっと待て。「ーー階段からぁ!?」
    と、私は惚けた声を張り上げた。


    え、え、ちょっと待ってよ。
    私、そんな覚えないよっ。
    だって、だって、私……
    階段上った後から、意識なくて……。


    ん……?上った後……?


    「あ、じゃあ私……、後ろから倒れて、
    階段を転げ落ちちゃったんだ……」

    私の独り言に、鈴ちゃんが
    ううん、と、首を一所懸命
    振った。

    「違うの。あのね、鈴がね、
    真希お姉ちゃんを落っことしちゃったの。」

    「ん、そっかそっか。
    しょうがないよねぇ、落っことして……


    って、はぁぁぁぁああああぁぁあぁあッ!!!??」
  • 34 黒猫 id:MMtWNgs/

    2011-12-12(月) 18:46:47 [削除依頼]
    めっちゃくちゃ面白いです!
    私より すごっく面白いです(^^
  • 35 みかん id:MqvUcHy.

    2011-12-12(月) 18:47:13 [削除依頼]
    また明日更新します^^
  • 36 みかん id:MqvUcHy.

    2011-12-12(月) 18:50:34 [削除依頼]
    ぎゃっ、黒猫さん!!
    紹介してから読み終わるのが
    早いっすね!!

    面白くないですよぉ(>へ<)
  • 37 みかん id:naylwYC/

    2011-12-15(木) 18:43:51 [削除依頼]
    「真希、近所迷惑」

    鈴ちゃんの言葉に動じず、
    冷静に私を注意する
    晃さん。

    私は、若干そっちの方が有り得ないが。


    「だぁっ、だぁっ、
    だぁって……!!」私は、言葉にならない叫びを口にする。

    落っことした!?
    だって、どうして……?
    あの鈴ちゃんが!?

    「……うっせぇ奴だな。
    ただ、鈴が倒れてるお前をお前の部屋に
    運ぼうとして、落としちまったんだよ。」

    烈がぶっきらぼうにそう言った後、
    また続けた。

    「お前、理解できなかったのか?」

    まさかまさかの、弟から
    <お前馬,鹿なんじゃねぇの>発言。
     私は、聞き流すように眼を瞑る。

    「階段落ちそうな所で
    倒れてたからね、だから鈴、
    真希ネェの部屋に運ぼうとしたの。
    そしたら……。」

    鈴ちゃんは、ごめんね、と
    言うと同時に、深々と頭を下げた。

    鈴ちゃんの真似をするように、
    ウサギのぬいぐるみも、ペコ、
    と腰を曲げている。


     ふと、私は自然に、お礼を言おうと口を開く。
    「ありがとう」と言いかけた、その時ー……

    まるでアルバムを開いたように、
    ぶわっ、と過去の景色が
    フラッシュバックする。

    ー……一人の女の人と、一人の男の人……。

    茶色のウェーブがかかった
    女の人と、黒髪の優しそうな
    顔立ちの、男の人……。

    二人は寄り添うように、揃って倒れている。

    首に、お揃いの
    縄痕を付けていた……。

    「っ………。」

    「ー!真希ネェ!!」
    「おい、姉貴っ!」

    頭を抑えて縮まる私を、
    二人は支えるように手を伸ばしてきた。

    「ーーーーーやめてっ」

    私は頭を抑えたまま、
    二人の手を遮るように
    ひっぱたく。


     
  • 38 みかん id:naylwYC/

    2011-12-15(木) 19:04:16 [削除依頼]
    ちょっと落ち
  • 39 みかん id:naylwYC/

    2011-12-15(木) 19:22:35 [削除依頼]
    あげま〜す★
  • 40 柚鈴♪ id:DXJe49h1

    2011-12-15(木) 19:29:47 [削除依頼]
    すみませ〜〜ん!!

    失礼します

    宣伝です

    よかったら、【☆ ヤンキー卒業少女物語 ☆】

    よんでください

    よろしくお願いします

    おまけに、 私の小説に出たい人募集します!!

    名前と、設定をかんがえてくれればokです

    よかったら、 みかんさん。

    よろしくお願いします。

    ゆずり ってよんでください〜

    失礼しますっ!!
  • 41 みかん id:naylwYC/

    2011-12-15(木) 19:38:29 [削除依頼]
    上げたり落ちたりすみません……。
    お腹が腹ペコなので落ちます。
  • 42 みかん id:naylwYC/

    2011-12-15(木) 19:40:57 [削除依頼]
    あの……。
    柚鈴さん、スレに書き込みしてくれるのは
    嬉しいです。

    でも、私のスレは宣伝場所じゃ
    ないので……
    小説も読まずに、宣伝場所として
    使うのは、辞めて下さい。
  • 43 みかん id:naylwYC/

    2011-12-15(木) 19:45:04 [削除依頼]
    今度こそ落ちますネ
  • 44 柚鈴♪ id:DXJe49h1

    2011-12-15(木) 19:45:40 [削除依頼]
    >42 ごめんなさい・・・(:_;)
  • 45 みかん id:naylwYC/

    2011-12-15(木) 19:49:43 [削除依頼]
    柚鈴さん

    いえ、いいです。
    書き込みしてくれて、すごく
    嬉しかったです。
  • 46 みかん id:V9MmBDe/

    2011-12-17(土) 11:48:26 [削除依頼]
    では更新★


    部屋でこだまする、鈍い音。
    皆の視線はいっせいに、改めて
    私へと移った。

    「わ……私は大丈夫だからっ!
    私に触れないで……!!」

    四人が何かを口に出す前に、
    私は掛け布団の中へと潜り込む。


    静かで何も見えない
    布団の中でも、皆が
    眼を丸くしているのを
    感じた。

    ーーーそりゃそうだよねーーー

    こんな反抗期みたいな
    我儘な女の子がいたって、
    皆迷惑するはず……。

    でも、私が望んだのはこれだから……。

    嫌われて嫌われて、
    一人で生きていかなきゃ……。


    私が強く瞼を閉じた時、
    細くてかよわい小さな声が、
    ポツリと呟いた。

    「……だってさ。……
    心配しなくて良かったぜ。
    こんな事になるだろうと思った」

    「お、おい、烈ッ!」


    烈らしき声と、それを止める
    叔父さんらしき人の叫び。
     そして、数秒もしないうち、
    バタンっ!と、扉が閉まる音が聞こえた。


    ……烈が、きっと出て行ったんだ……。


    目が働かなくても、
    耳が状況を強く現してしまう。

    まるで、自分はその場にいないみたいー……。

    ただただ、扉の向こうで、
    一人悲しんでいる自分が居る。
    勝手に人の話を聞き、
    自分自身で理解する、自分が居る。


    すごく、疲れている自分が居る。
  • 47 みかん id:V9MmBDe/

    2011-12-17(土) 12:36:59 [削除依頼]
    なんとなく上げ
  • 48 唯 id:y0x9bB10

    2011-12-17(土) 13:04:11 [削除依頼]
    早速コメントします。

    面白かったですっ

    ちゃんと心理描写が書けてて羨ましいです。
    私にはあまり書けないので……

    更新、頑張って下さい^^
  • 49 みかん id:V9MmBDe/

    2011-12-17(土) 18:57:11 [削除依頼]
    唯さん

    有り難う御座います!!
    唯さんの小説も面白いですよ★ミ

    はい、がんばります!
  • 50 みかん id:V9MmBDe/

    2011-12-17(土) 19:53:39 [削除依頼]


    すぅ……。

    ふと瞑っていた瞳を
    開くと、冷たい風が
    頬を突付いた。

    ふわっと髪が起き上がり、
    首が真っ先に動く。

    右、左、と首を回すと、
    ほぅ、と、
    小さな息が飛び出た。

    「……もう、皆行っちゃったかぁ……。」

    私の真っ白な部屋は、
    寂しさと静けさで飾られている。

    チラリと窓に眼を
    やると、時刻は恐らく
    7時前後ー……。
    藍色と電灯が、それを
    かたっていた。

    「……あの後……、
    私、眠っちゃったんだ……。」

    ズボンに隠してた携帯を
    取り出すと、時刻は
    7;02。

    空になった腹を押さえ、
    私はリビングへと地面に足を踏む。

    と、その時。

    『ウーッ、ウーッ、ウーッ』
    と、携帯がぶるぶると震えた。

    携帯を開くと、
    Eメール着信の文字。

    その下には、【町田晃】……。

    「ひ、晃さんの……、
    メルアド……。」

    ごくり、と唾を飲み、
    【受信ボックス】を
    ゆっくり押した。


    そして、ゆっくり文字を読む。

    「……【具合は大丈夫か……?
    今、夜飯ができたぞ……。
    真希の好きなドリアだ。】」

    ……晃さん……。

    少しひんやりとした
    背中に、ほんわりと
    暖かな空気が集まった気がした。
コメントを投稿する
名前必須

投稿内容必須

残り文字

投稿前の確認事項
  • 掲示板ガイドを守っていますか?
  • 個人特定できるような内容ではありませんか?
  • 他人を不快にさせる内容ではありませんか?
最近作られた掲示板
ヨット部 ビーズ ウォーキング・散歩 地学部 ゴルフ部 カルトナージュ 棒術部 工芸 写真・カメラ 電子工作

閲覧履歴

  • 最近見たスレッドはありません

キャスフィへのご意見・ご感想

貴重なご意見
ありがとうございました!

今後ともキャスフィを
よろしくお願い申し上げます。

※こちらから削除依頼は受け付けておりません。ご了承ください。もし依頼された場合、こちらからの削除対応はいたしかねます。
※また大変恐縮ではございますが、個々のご意見にお返事できないことを予めご了承ください。