promise song18コメント

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2011-12-07(水) 18:16:59 [削除依頼]



 いつかこの道が

 二つに分かれてしまっても


 あの歌を歌って

 君の声を思い出すよ


 そしたらきっと 迎えにきてね 。


                        /
  • 2 sou id:Ka.lqrM1

    2011-12-07(水) 18:48:49 [削除依頼]


    - Main Character -


    * 日宮 麻夕 - Himiya Mayu

    * 水湊 走 - Minato Sou

    * 一瀬 京  - Ichise Kei

    * 白川 郁  - Shirakawa Iku
  • 3 sou id:Ka.lqrM1

    2011-12-07(水) 19:33:48 [削除依頼]

    - # 00


    「まゆちゃんの夢はなに?」


    「おおきくなったらアイドルになって 外国にいって それからー

    大きいお家にみんなで住むの! そうくんは?」


    「まゆちゃんとおんなじ! おおきくなってもまゆちゃんと一緒がいいから!」


    「じゃあ そうくんがスターになったら

    まゆがそうくんのお嫁さんになってあげる!」


    「それなら僕が まゆちゃんの夢を叶えてあげるね。」


    ― そういって小さな約束を交わした 6歳の私たち。
  • 4 sou id:Ka.lqrM1

    2011-12-07(水) 21:10:11 [削除依頼]

    - # 01


    それから数年だった、走が芸能事務所に入ったのは。

    小3のころ 幼馴染の走は自らアイドルのオーディションを受け
     みごとに合格した


    毎日のようにダンスのレッスンやらなんやらで忙しくて

    走とはずいぶん長いこと遊んでいない。


    家が近いから外出するときは見かけることがあるけど
    それでも 週一程度がせいぜい。


    それに走はいつも帽子にサングラスにマスクと

    いかにも変装な格好で出てくるわ、すぐにタクシーに乗ってしまうわで

    もう何年もまともな会話すらしていないのが現実だった。


    最後に走と遊んだの…いつだっけ?


    確か…

    ― 中2の夏休み


    私は中学に入ってから仲良くなった郁と家で遊んでいた


    ちょうどその日は走も友達と遊んでいて

    ミラクルが起こったことで私たちはまとまって遊ぶことになったんだ


    ミラクルっていうのは、
    走の遊んでいた友達と郁も幼馴染で仲が良かったこと


    幼馴染がアイドルだということを打ち明けて
    走の名前を教えると
    郁がいきなり誰かに電話をかけたのがすべてのはじまりだった。



    郁「もしもし京ちゃん?」

    京ちゃんって誰だ?

    郁「今日友達と遊ぶって言ってたよね。もう一回名前おしえて。
    うん、その人の… 」


    郁は電話相手の京ちゃんとやらと

    しばらく楽しそうに話していたけど10分くらいして電話を切って言った


    郁「いまから麻夕の幼馴染と私の幼馴染くるって。」


    あの時 私はびっくりして郁に質問攻めしたっけ(笑)


    「待って待って、どういうこと?
    どうして走がくるの? てかなんで 走と知り合いなの?
    郁の幼馴染って?」


    郁「ちょい麻夕!落ち着いてよー(笑)順に話すから。
    あのね…


    郁がそう言いかけた時、インターホンが鳴った。


    ♪ピンポーン


    郁「はやっ! …きたみたいだから
    私が説明するより本人に教えてもらったほうがいいよ!」

    そういって郁は玄関の扉を開けた


    一瀬くんは走と同じ事務所で同期らしい
  • 5 sou id:Ka.lqrM1

    2011-12-07(水) 22:01:23 [削除依頼]
    走はうちにきてからそれしか教えてくれなかった。

    久しぶりに会ったから私も気まずいんだけど…。


    仕方なさそうに
    その一瀬くんとよばれる男子が代わりに話しはじめた。


    郁と一瀬くんは幼馴染で

    昨日の夜 郁と一瀬くんはメールをしていて
    その話題に走の名前が出たらしい。

    そして今日 オフだった走と一瀬くんが遊ぶことを知った郁は、
    私の口から 走が私の幼馴染ということを聞いて
    さっき一瀬くんに電話をした。

    もう一度名前を確認したらやっぱり一致して
    それなら遠い友達同士ってことで郁が遊びに誘ったと


    …ざっとこんな話だった。


    偶然ってほんとにあるんだって

    なんか感心しちゃってた


    他にも

    いま走や一瀬くんたちは
    いわゆる"ジュニア"という部類に値して、グループの名前ももらい、

    先輩のバックで踊っていたり、
    一応テレビには小さく映っているくらいにまでなってる

    ということを教えてくれた。
    もちろん一瀬くんが。


    走はこのころはまだ
    帽子とかで変装はしてなくて

    だけどなぜか終始落ち着かない様子だった。


    京「挨拶すんの遅くなったけど、俺、一瀬 京。
    郁の幼馴染。 よろしく」

    「日宮 麻夕です。よろしく!」

    さっき郁が言ってた『京ちゃん』って一瀬くんのあだ名だったんだぁ…


    そんなことを考えていると走が久しぶりに口を開いた

    走「おい、お前の友達が京の友達だったからよかったけど
    勝手に俺と幼馴染とかしゃべんなよ?」


    はぁ??

    「そんなペラペラしゃべってないし。
    てかそっちこそジュニアのくせに、芸能人ぶらないでよね!」


    走「もう俺らは芸能人なんですー!お前とは違うの!」

    っ!こいつー!
    小さい時と全然違うじゃん、かわいくない!


    そう。
    私が一番驚いたのが走の性格が180°変わったこと。
    完全に無口なクールになってる…。

    「お前」とか、「おい」とかそんな言葉
    いつから走にいわれ始めたんだろうか


    「昔は「まゆちゃん」ってよんでくっついてきてたくせにねー」


    ちょっと嫌味を言ったら走はひとこと「黙れ」といって

    またしゃべらなくなってしまった


    遊びに誘っておきながら
    私と郁はガールズトークで盛り上がってしまい、
    その間 走と一瀬くんはソファーで寝ていた

    ふと走の寝顔を眺めながら
    昔のことを思い出してしまう。


    大人っぽくなったね 走。


    私があんな夢 話さなければ
    走はオーディションなんか受けなかったはず。


    きっかけをつくったのは私だった。


    これからはもっと話さなくなるのかな

    走はどんどん私の知らないそうになっていく。


    それをこの日 私は
    はじめて ちょっとだけ寂しいと感じたんだ ―
  • 6 sou id:Vyr.974/

    2011-12-08(木) 18:42:27 [削除依頼]

    - # 02


    今日 家を出たら またあの車が止まっていた。


    最近走は免許を取ったらしく二か月くらい前に車を買ったって

    うちの親が言ってた。


    それも真っ黒の外車。

    いままでに何回か見てるけど、やっぱりこの車は見るたびに背筋が張ってしまう。


    お母さんは走のお母さんと昔から仲が良くて

    お互いの家に行って いつも世間話してる。


    もちろん走のお母さんとは うちにもくるのでよく話すほうだとは思う


    それに うちの親は走を自分の子供のようにかわいがってて

    このまえなんか アイドル雑誌から走のページを切り取ってスクラップしてた。


    もしかして

    今は私よりお母さんのほうが詳しいかも…なんて。


    ひとり苦笑しながら 私は郁との待ち合わせ場所へ歩いていた。





    郁「麻ー夕っ♪おはよ!」

    「おはよー!一週間ぶりだねぇ」


    中学に入ってから仲良くなった郁とは

    同じ高校に進み、今や大学まで一緒になった。


    もうすぐで郁と出会って10年になる。

    今日はそのお祝いに二人で飲み明かそうと決めていた


    郁「あ ねぇねぇ! 走くん、車買ったんだって?」


    「そうみたいなんだけどさー 聞いてよ、

    あのバカ、免許取り終える前に車買ったらしくて(笑)」


    郁「あはは ほんとに?(笑)」


    「うん(笑)」
  • 7 sou id:Vyr.974/

    2011-12-08(木) 18:42:47 [削除依頼]
    こんな話してるけど、前にも言った通り

    もう 走とはしばらく…というか何年も会話をしていない。


    もちろん郁はそれを知っているし、だからと言ってどうとかいうことじゃないけど…。


    郁も高校以来 一瀬くんと会っていないらしく

    年に一度、

    年賀状を送りあう程度しか最近は交友がないんだとか。


    だから私たちの間では

    二人の幼馴染はもう友達というより

    "ちょっとした芸能人の知り合い"くらいな感覚になっていた。


    だってもう、

    いまや 走と一瀬くんたちのグループはすでにデビューも四年前に果たし、

    テレビにもひっぱりだこの いわゆる ”トップアイドル”になってるから。


    私も四年前は信じられなかった。

    デビュー組の後ろで踊っていた あの走がまさかデビュー?
    …ありえない。

    って。

    そう思ってた。


    だけど デビューしてからの勢いはすごく、

    飛ぶようにデビューシングルが売れて、
    ミリオンセラーまで達成。

    ゴールデンタイムに冠番組まで持つようになってからは
    私もさすがに現実を受け止めた。


    郁「はーぁ♪やっぱ麻夕の部屋は落ち着くわ〜!」


    夜になってうちに戻った私たちは

    いろんな話をして

    くつろぎながら 大量に買ってきた缶チューハイで

    いわゆる女子会をしていた。


    「そー? 今日は親出かけてて帰ってこないから、遅くまで語っちゃお♪」

    郁「さんせー(笑♪」
  • 8 sou id:k8.APo8/

    2011-12-10(土) 17:26:31 [削除依頼]

    それから数時間がたって だんだん眠気が襲ってきたころ

    私は郁の一言で閉じかけていた目を開けた


    郁「ねぇ!麻夕!テレビ見て!」


    あれは……

    「…走だ。」


    テレビの画面には 歌番組で歌っている走がいた

    もちろん一瀬くんも。


    郁「すごいねぇ!またでてるよー」

    「ぁー そういえば最近新曲だしたんだっけ。」

    郁「うんうん てかすごいね、歌いながらめっちゃカメラ目線」


    今頃ファンはテレビの前でキャーキャーいってんのかなぁ(笑)


    郁「あっ!京ちゃんウインクしたぁ(笑)」

    「ほんとだ♪ それに比べて…走は(笑」

    郁「そーくーん めっちゃ愛想ないな(笑)」

    「あはは(笑」


    走ってプライベートでもまだあんなんなの?

    もっと愛想よくしないとそのうち問題になるぞー^^;


    走たちの歌が終わったとき 郁が私に聞いた


    郁「前から疑問に思ってたんだけどさぁ…」

    「うん?」


    郁「…麻夕って走くんを好きになったことないの?」
  • 9 sou id:k8.APo8/

    2011-12-10(土) 19:07:30 [削除依頼]

    思わず口に含んでいたチューハイを吹き出しそうになった

    「っっ!…ちょっとやめてよ〜(汗」

    郁「あ〜♪めっちゃ焦ってる(笑)さては…」

    「ないないっ(汗」

    郁「え〜?(笑)ほんとに〜?」


    ちょっと酔ってんじゃないの? って言おうとしたら…


    郁「私は京ちゃんを好きだった時期あったんだけどなぁ♪」


    「えっ!? いついつ??」


    郁「中学から高校卒業するくらいまでー」


    こんなペラペラしゃべっちゃうって 完璧酔ってる…(笑)


    「ならそんときに言ってよー協力したのに!」


    郁「だってさ〜言えないじゃんそんなん!

    誰かさんはその時もう一人の誰かさんとひと波乱あったっていうのに ><」


    ……ん?


    「待ってそれ…どーゆーこと??」

    郁「知ってるよぉ〜?京ちゃんに聞いたもん、麻夕と走くんがぁ…

    「ちょっと郁!!」

    酔ってへらへらしながら話し出す郁をさえぎってなんとか止める


    郁「話してくれなかったくせに〜(笑)」

    独り言のように言いながら
    そのままテーブルの上に肘をおいて今にも寝そうな郁を見てたら

    なんだかこっちも眠くなってきた


    知ってたんだ、あの時私と走にあったこと…

    うとうとしながら私はあの日のことを考えていた
  • 10 sou id:k8.APo8/

    2011-12-10(土) 20:09:51 [削除依頼]

    - # 03




    当時高校生だった私は相変わらず走と遊んだりすることはなかったけど

    中学の頃より連絡は取るようになっていた。


    走とは中学は違ったけれど、私と郁が都立高校に落ちたことで

    第二希望の私立に進学が決まり、

    付属中学からエスカレーター式で上がってきた走や一瀬くんと同じ学校になったから


    奇跡的(?)に4人一緒の高校生活を迎え、校内で会ったときは話したり

    昼やすみには昼食をみんなで食べたり、

    昔より仲がいいかもってくらいに私たちの関係は良好だった。


    だけど
    高3の冬―

    「好きです。よかったら俺と付き合ってください!」


    公園に呼び出された私はまさかの一瀬くんに告白された。


    「……。」

    京「俺ね、中2の頃 初めて会った時から実はいいなって思ってて。

    そんで 高校に入って仲良くなって…すごい好きになっちゃったんだよね。」


    「ありがとう。…でも私さ    !っ」
  • 11 sou id:qR98c1b1

    2011-12-12(月) 14:01:46 [削除依頼]

    一瞬何が起きたのかわからなかった

    一瀬くんから不意打ちのキス


    私はしばらく動けなかった。


    少したってはっとした時にはもう遅くて

    そうだ…誰かに見られたら…


    こういう時に限って運が悪いのが私。


    京「……走。」


    その言葉に全身の血の気が引いていくのが分かった


    ゆっくり振り返ると

    走が静止したまま私たちの方を見ていた。


    「走、」


    一瀬くんから離れて声をかけようとした瞬間

    走は歩いて行ってしまった


    「そうっ!まって、違う!」


    そう言って追いかけようとしたら

    一瀬くんが私の腕をつかんで逆方向へ引っ張っていく


    「誤解とかなきゃ!一瀬くん、戻ろうっ」

    京「……。」

    何をいっても一瀬くんは無言で

    人通りの少ない線路わきまできたとき急に立ち止まった。


    『麻夕ちゃんは 走が好き?』


    私を見つめて聞いてくる一瀬くんの眼は

    いままでに見たことがないくらい真剣で

    私は戸惑ってしまった


    「… なんで そう思うの」


    京「今まではうっすらだったけど、

    さっき確信した。走が誤解してんの見て 麻夕ちゃん、めっちゃ焦ってた」


    返す言葉がなかった。

    …そう。 確かにさっき 私は自分でもびっくりするくらい焦っていた


    ずっと 好きになってはいけないと、何年も走への気持ちにふたをしていた

    でも今はもう時間が経ちすぎていて

    自分でさえも 自分の気持ちがわからなくなってしまっていた
  • 12 sou id:qR98c1b1

    2011-12-12(月) 16:23:48 [削除依頼]

    結局私は何も答えることができなかった。



    その日から走と一瀬くんと学校でも前ほど会う機会は減って

    話すことすら昔のようにできなくなっていた。


    もともと中2をさかいに走たちとは学校以外で遊んでなかったけど

    高校に入ってからはそれこそ学校からでるまで

    "四人" 組が当たり前だった。


    それを普通としていた郁は もちろん何も知らないし、

    私たちが最近お互いそっけないのも不思議がっていたけど

    その様子を察してか、特に何も聞いてくることはなかった。


    私は誤解だけは解いておきたいと思って

    走にメールを送ることにした。


    『いまから会える?話したいことがあるんだけど。』

    30秒もしないうちに返信がきた

    『俺も、話がある。今日はレッスンないから公園で待ち合わせよう。』

    分かった、と一言返信して急いで公園に向かう。



    ついたときには一気に空が暗くなっていて

    ベンチに見える人影のほうに向かって歩いていくと

    案の定そこには走が座っていた。


    「久しぶり、はやいね」

    走「いや ちょうどメールしてた時近くにいたから」

    「そっか。……あのね この前のアレ・・・ 」

    走「あー…うん。お前ら、付き合ってんでしょ。

    まじびっくりした。てかあんなとこでキスしてんなよ」


    軽く笑いながら言う走は やっぱり誤解をしていた。


    「ちがくて、あの日私 告白されたの」

    走「は?」

    「だから付き合ってないし、断るつもりだったんだけど…」


    ……。


    長い沈黙の後、走は「なんだ」とだけ言って

    また黙ってしまった。


    「ねぇ、走もはなしあるんでしょ?」

    走「まぁ…そんなたいしたことじゃないけど。

    俺らさ、来月 デビューすんだ」

    !!

    「それっ!たいしたことだよ!そっか〜デビューするんだ!

    よかったね!!」


    走「は(笑 お前、テンション代わりすぎ(笑)」

    「だってデビューだよ!

    走、これから忙しくなるね!」

    走「……。」


    「?……走?」

    急に走が真剣になって言った


    走「…それが今日の話の内容。

    これからはもう、

    高校卒業したら当たり前には会えなくなる。

    こんな風に話すことも簡単にはできなくなると思う。

    だから 今日ちゃんと話そうとおもってここに来た」
  • 13 sou id:RRVfVaz.

    2011-12-13(火) 19:52:28 [削除依頼]

    走「お前、昔言ってたこと覚えてる?」

    昔?

    走「俺たちの曲でお前が気に入ってていつも聞いてた歌」

    「…それって」

    走「promise song」


    懐かしい言葉を聞いた気がした


    たしかに私はこの曲が大好きで

    音楽プレイヤーに入れて毎日のように聞いていた

    「あの曲、歌詞がすごい好きで バラードだしなんかいいんだよね。」

    走「曲名の意味わかる?」


    promise song…

    「わかんない」

    走「ほんとに高3?」

    「うるさい(笑 でなんなの?」

    こんな風に走と話したのすごい久しぶり


    走「"約束の歌"」


    約束?…

    「そうなんだ。はつみみ(笑 てか走 よくおぼえてたね(笑」


    走「だってお前それ聞くたびにいつも言ってたじゃん」

    ??

    「? なにを?」

    走「…覚えてねーなら別にいい」

    なんのこと?

    「気になるんだけど。教えてよ」

    走「自分で考えろ どアホ。 でも約束はちゃんと守れよ(笑」

    「だからなにそれっていってんじゃん!走のばーか!」


    さっきから何の話してんのか全然わかんない。

    走だけ覚えてて私だけわかんないっていうのがヤダ(泣

    なんか負けた気分…


    走「じゃあ俺からの話は終わったからもう帰るわ」


    じゃ、と言って背を向けて歩きだした走は

    急に振り返って言った


    走「俺 本気で夢叶えるから。」


    私がぽかんとして何も言えずにいたら 走はまた前に向き直ろうとする

    だけどなぜか呼び止めてしまった


    「走っ!」

    走はもういちど振り返る

    「言ってなかったけど! デビューおめでと!」


    走は最初ちょっと驚いていたけど

    走「おせーよ アホ(笑」

    ってわらった。
  • 14 sou id:RRVfVaz.

    2011-12-13(火) 21:01:40 [削除依頼]

    「バカ走!またね!」

    走「またな アホ麻夕(笑」


    どんどん小さくなっていく走の後ろ姿をみながら

    私は考えていた


    走に名前で呼ばれたのは小学校以来で

    アホは余計だけど(笑) やっぱりなんかうれしくて

    だけど

    私は確信に変わった気持ちをどうにもできない苦しさに

    ただ ため息をついた


    だってみてしまったんだ。

    いたずらな笑顔のあいだに見えた、走の寂しそうな表情を。


    私が言ったことって何?

    約束って何?

    走の夢って何?


    ただ一つ 今気づいたことは

    何もわかってなかった私が

    今日 走に伝えなければいけなかったこと。


    いつも 見て見ぬふりをして隠してきた気持ち

    長い間 心の奥にしまいこんでいた想い


    本当はずっと 走が好きだった。 ―
  • 15 愛華 id:yZ6Y8zb0

    2011-12-13(火) 21:38:33 [削除依頼]
    すごく好きです。
    こーゆー話

    頑張ってください
  • 16 sou id:HtaOhoW/

    2011-12-15(木) 17:31:28 [削除依頼]

    愛華さん>>

     ありがとうございます!!
     話の構成が 結構分かりにくいかもしれないんですが
     頑張ります^^*
     初コメすごい嬉しいです!(∀)
  • 17 sou id:HtaOhoW/

    2011-12-15(木) 18:22:24 [削除依頼]

    - # 04


    まぶしい光を浴びて

    朦朧としている意識が だんだんとはっきりしてくる


    あぁ私…昨日あのまま寝ちゃったんだ…


    もう朝のようで 辺りはとても明るかった


    …夢をみてた


    高校生の頃の夢

    やけにリアルだったから起きた今でも

    情景を思い浮かべることができる。


    ふと隣をみると 気持ちよさそうにねむっている郁がいた


    「もう……郁が昨日変なこというから

    あんな夢見ちゃったじゃん…。」


    てか今何時…?

    机の上のケータイを開くと時刻は午後1時。


    「起きて起きて!もうお昼だよ(笑;」

    寝ている郁の背中をパシパシたたいて言うと

    急にがばっと起きてケータイを開いた


    郁「げ…お昼? やばいやばい;」


    「なに、今日なんかあんの?」


    郁「ぇっ…あー(笑 言うの忘れてた〜;;」


    「なにを?」


    郁「ごめん、今日予定ある?」


    「ない とおもう。」


    郁「ほんとっ?? じゃあ 京ちゃんたちのライブ 行かない!?」


    「ずいぶん急だね(笑」


    郁「もうとっくに誘ったと思い込んでたんだもんー(泣」


    走たちのコンサートか

    そういえば行ったことなかったな…


    郁「6時からなんだけどさ

    そのために早く家でて洋服買いにいきたかったんだよ;」
  • 18 sou id:HtaOhoW/

    2011-12-15(木) 22:31:03 [削除依頼]

    「じゃあ 今から急いで行く?」

    郁「行くっ!!」


    お詫びにチケット代おごるよって笑った郁が

    一瞬あの日の走の笑顔と重なって 急にせつなくなった




    pm 4:00


    郁「麻友っ!急いで(汗」

    「あと二時間もあるよ!」

    郁「なかにはいるまでに時間がかかるから急がないとー!;」


    私たちは買い物を済ませて

    そこから徒歩五分の会場まで走った


    『入場チケットをお持ちのお客様は○番ゲート前へお並びください』


    着くと予想以上にたくさんの人が並んでいた

    グッズ売り場に並ぶ人の数も相当で

    郁の言うとおり早く来てよかった


    「何万人いるの…これ」

    郁「五万人以上だって^^;」

    「そんなに;;」

    私たちが並んでいると 後ろにならんでいる女子たちの会話が聞こえた


    女1「走くんって彼女いるんでしょー?」

    女2「なんかネットで話題になってたよね!確かドラマで共演した女優の―…」


    「ねえ…聞いた?」

    こそっときくと郁はなんでかすごい残念そうにしていた

    郁「うん…ほんとかなぁ女優の彼女って…」

    「…どうだろ でもネットの情報だけじゃ信憑性ないよね?」

    そういうと郁はパッと表情を変えた

    郁「だよねっ!?そうだよ!よかった〜」

    「え?よかったって…」
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