Next to my heart...25コメント

1 のあ id:8Uus/QK0

2011-12-06(火) 10:56:25 [削除依頼]



「ずっと一緒だよ」


2人でそう誓ったのに
これからもずっと愛してるって言ったのに

それなのに…


君はもういないんだ
  • 6 ○.*莉里.*○ id:1voxRTM/

    2012-01-10(火) 11:56:09 [削除依頼]


    気になります((

    更新頑張って下さい(≧∪≦)/*。
  • 7 のあ id:3nLhdvp0

    2012-01-10(火) 12:03:43 [削除依頼]

    #03


    「んっ…」


    相手はキスをやめようとしない。
    周りの数人がこっちを見てる。


    「ちょっとあんた!!美優嫌がってるでしょ!?」


    あずさが慌てて止めに入ったが聞く耳持たず…


    「…っ…や…やめて!!!」


    私は思いっきり相手の頬を殴った。

    すごい音が廊下に響き渡る。


    「さ…最低っ」

    私の目から涙がぽろぽろこぼれる。


    私はさっと立つと、廊下を走り出した。


    「美優待って!!」

    あずさが追いかけてくる。


    ―ひどいよ…

    陸しか許さなかったキス
    あんな簡単に…


    でも、ぶつかったときに
    なんで私はあの相手の腕を無意識に握ったんだろう…


    陸に似てるからっていう理由だけじゃない気がする。


    私は渡り廊下のところで止まった。


    「美優っ…大丈夫?」

    あずさが息を切らしながら言った。


    「…あいつ…陸君に似てたよね」


    「…うん…」


    私はかすかにうなずくと、また泣いてしまった。
  • 8 のあ id:3nLhdvp0

    2012-01-10(火) 12:11:04 [削除依頼]

    ○.*莉里.*○さん(つ・ω・)つ


    有り難うございます!!
    頑張るのでぜひ読んでもらえると嬉しいです*。
  • 9 のあ id:3nLhdvp0

    2012-01-10(火) 12:52:38 [削除依頼]

    #04


    私にキスした相手は隣のクラスの転校生で、
    名前は桐谷蓮だということが分かるのに数日かかった。


    「陸と蓮…なんか名前すら似てるような…」


    私はシャーペンの先をぐりぐりとノートに押し付ける。


    「美優…今は考えないことにしようよ」

    「…」

    「だってあいつは陸君と何の関係も無いわけでしょ?」


    じゃあ何でキスされたんだ?


    私は窓の外を見た。
    すごいいい天気…


    「ね、美優。放課後買い物行かない?」

    「え…いいけど何で?」

    「いいからっ」


    どしたんだろ?


    そして放課後―


    「いっぱい買ったねー美優っ」

    「あずさこそ」

    「あはは。じゃあいつものカフェ行こっか!!」

    「うんっ」


    いつものカフェ。
    あずさと出会ってから何度行ったか分からない。


    カフェに着くと、2人でケーキとコーヒーを頼んだ。


    「このケーキおいしいっ!!やんばい」

    「あずさ口にクリームつきすぎ!!変なのー」


    あずさが口の中のケーキを飲み込んだ。


    「…元気でた?美優」

    「…へ?」


    やっと気づいた。
    あずさが私を誘った理由…


    「うん…ありがとね」


    私は涙をこらえた。


    その時…


    「あっ…」

    あずさが叫んだ。


    は?と思って後ろを見た。


    「…桐谷蓮…」
  • 10 のあ id:2RHikIM/

    2012-01-22(日) 11:32:43 [削除依頼]

    #05


    「えっと…」

    どうしたらいいんだろう。
    相手もこっち見てる…気づいてるよね。


    「あいっつまた美優に…」

    あずさが立ち上がる。


    桐谷がこっちに来る。


    「あんたね、美優は…」

    あずさはそう言って止まった。
    は?と思って見ると、桐谷の後ろから綾瀬斗真が出てきた。


    綾瀬斗真は学校で1.2を争うイケメンさん。

    そしてあずさの憧れのお人。


    あずさが固まるのも無理ない。
    でも桐谷と綾瀬くんって仲よかったの?


    「まぁまぁ、蓮は美優ちゃんを独り占めしたいんだよ。岩崎さん」


    綾瀬くんに名前を言われてあずさは余計赤くなった。


    「美優ちゃんは学校でもかなり可愛いほうだしな」

    なんか…綾瀬くん私を昔から知ってるように話すな。
    なんでだろう。喋ったこととかほとんど無いのに。


    「えっと…こないだはなんか悪い」

    「へ?」

    なんかいきなり桐谷に謝られた。
    なんなのこいつ。意味わかんない。


    「俺、桐谷蓮。蓮でいいから」

    「え…私…は、中原美優」


    って何名前言ってんの自分。


    「な、場所変えて話さない?」

    「え?」

    「大丈夫、向かいの喫茶店だし」

    「何が大丈夫なのか分かんないんだけど」


    私はそのまま手を握られて連れて行かれた。


    後ろで固まってるあずさを綾瀬くんが揺すってる。
    そんなのしたら、きっとあずさ余計固まっちゃうよ。


    でも私は何故かドキドキしていた。

    陸じゃない…


    でも…
  • 11 のあ id:2RHikIM/

    2012-01-22(日) 12:07:24 [削除依頼]

    #06


    桐谷蓮は私の手を引っ張って歩いた。
    私はどきどきしっぱなしで汗が気になる。

    これ…はたから見たら手つないでるよね。


    「あの、桐谷くん…」

    「蓮。なに?」

    「…蓮くん、話したいって…」

    「おまえに俺を知ってほしい」


    …良く分からない。
    けど私はこいつに一目ぼれされたってことか。

    顔が熱くなる。


    駄目…陸以外の人にこんな風にドキドキするなんて。


    でも女の子ならこんなイケメンに、
    おまえに俺を知ってほしいなんて言われたらドキドキするよね?


    でもでもこいつは私にキスを…

    陸以外に許したこと無かったのに…


    私たちは横断歩道を渡る。

    渡り終えたところが喫茶店だ。


    「あ…」


    私の鞄のキーホルダーが横断歩道のど真ん中に落ちた。
    あれお気に入りなのに…


    「俺が取ってくる」

    私の頭をぽんとたたいて蓮は飛び出した。


    その瞬間信号が赤になった。


    ―陸?


    陸と蓮が重なる。
    トラックが進みだす。


    このままじゃあのときと同じ―――…


    「…蓮っ!!!!!」

    私は力の限り叫んでしゃがみこんだ。
    嫌だ…こわい。なんで…


    助けて陸…!!!!


    そのとき、誰かが私を強く抱きしめた。


    え…?蓮?


    大分暗くなってきた空からぽつりと雨が降ってきた。


    「俺は死なない」


    私は泣きながら蓮を抱きしめた。
  • 12 のあ id:2RHikIM/

    2012-01-22(日) 12:48:29 [削除依頼]

    #07


    雨が本格的に降り始めた。
    私たちは喫茶店に駆け込んだ。


    こんな遅い時間に喫茶店に来る人は少ないようで、
    客は私たちと1組のカップルだけだった。


    「斗真からメール。あの岩崎さんって子、家まで送ったって」

    「そっか…」

    さすが綾瀬くん。
    よく知らない子に対しても紳士なんだ…。


    「あ、あの…さっきはごめん、ありがとう」

    「俺こそ名前呼ばれて嬉しかった」


    はっとする。
    さっき名前呼び捨てしちゃったんだ。


    ぼっと顔が熱くなる。


    「なんか頼む?」

    「えっと…じゃあミルクティーで」

    「じゃあ俺もそれで」


    店員さんに頼むとほっと一息ついた。


    まだドキドキがとまらない。
    気が付くとさっきのカップルはもういなかった。


    ミルクティーが2つ届くと、蓮は店員ににこっと笑った。
    すると男の店員もにこっと笑って戻っていった。


    「セルフサービス」

    「え?」

    「今の店員俺の親戚」


    ってことは今のって…
    この店に私たち2人っきりってこと?


    脳がばーんと破裂した。
    顔は真っ赤になってるんだろうな。


    「俺、こんな気持ちになったの初めて」

    「何を…私はそんな…」


    蓮の目が私をじっと見てる。
    ドキドキがヒートアップする。


    陸にそっくりでイケメンで色々やさしくて。
    まだ会ってそんなに時間はたってないけど……


    なんでこんなにドキドキしてるの?
    なんでこんなに苦しいの?


    「でも私はまだ前の彼氏が忘れられないの」


    つい声に出てしまった。
    でももう止まらない。


    「死んじゃったけど…それでもまだ」


    その瞬間、蓮が私の唇をふさいだ。
    やさしくて甘いくちづけ。


    なかなか離そうとしない。


    やっと離れたとき、蓮が言った。


    「…それでもいいから。俺は美優が好きだ」


    まだ会ってそんなに時間はたってない。

    ―それでも、恋に時間は関係ない。


    そして、私たちはまた甘いキスをした。
  • 13 のあ id:oXv83fD1

    2012-02-04(土) 11:28:29 [削除依頼]

    #08


    その後私たちは店を出た。
    蓮はわたしを家まで送ってくれた。


    「…じゃあここで」

    「ああ…また」


    去っていく後姿。
    行かないで…なんて思う自分がいる。

    なんで?


    陸を失ってからもう恋はしないと決めたはずなのに。


    「ただいま…」

    家に入ると、妹の彩芽とお母さんがいた。


    「おかえり。遅かったのね」

    「またナンパされてたの?」


    妹にからかわれても言い返す気力がない。
    そのまま部屋に走る。


    後ろで彩芽とお母さんが首をひねってるのがわかる。
    …なんとなく。


    こんなときはやっぱり親友に相談したい。


    「もしもし、あずさ?」

    「あ、美優!?聞いて!!あたし綾瀬くんに家まで送ってもらったの!!」


    電話口からあずさの大声が聞こえる。


    「あ…ごめん。蓮から聞いたよ。その話」

    「そうなの?…ってそうだ!!美優大丈夫なの!?てか今蓮って…」


    私は大きく息を吸い込んだ。


    「うん…いろいろあって…告白されたって言うか・・・」


    私はすべてを話した。
    今日あったすべてのことを。


    すべて話し終わって、少しの沈黙。


    「ねぇ、美優は桐谷のことがすきなの?」


    どきっとした。

    好きなの?
    分からない。
    まだ会って少ししか話していない。


    でも―…


    「…うん」


    自然に言葉が出た。
    きっとこれが今の本音。

    ……決して陸の穴埋めなんかじゃない。


    「そっか。なら何もいわないよ」


    涙がこぼれた。


    「ありがとうね、あずさ」


    私は蓮が好き。


    でも心の隅にはまだ陸がいる。


    こんなのって…
  • 14 のあ id:y8IOrbs1

    2012-02-12(日) 13:49:20 [削除依頼]

    #09


    「おはよう」

    朝からぼーっとしてる私にあずさが声をかけた。


    「あ、おはよ」


    なんか昨日考えすぎて眠れなかったから寝不足…。


    「美優、ちゃんと桐谷に好きって言ったの?」


    私の顔を見ていきなりあずさが言った。


    「えっ…あ、そういや言ってない…」

    あずさがため息をついた。


    「今日は言いなよ」

    「う、うん…。そ、そんなことよりあずさは?」


    は?と言いたげな顔であずさが私を見る。

    「斗真くん」

    あずさは顔を真っ赤にする。
    なんか乙女で可愛い〜。


    「そんなの今は関係ないし!!」


    それに、とあずさは下を向いた。
    「斗真くん、美優のことが好きっていう噂もあるし」


    私はぽかんと口を開いた。
    何それ?そんな噂あったの?知らなかった。


    でも絶対にそんなことない。


    斗真くんみたいなヒトが好きな相手が私って。


    「ありえないよ、あずさ」

    あずさはこっちを見て笑った。


    そしてあずさはぱっと顔を輝かせていった。

    「ねぇ、今度Wデートしない?」

    「誰が?」

    「馬鹿。あたしと美優と、桐谷と斗真くん」


    私はまたまたぽかんとする。


    「桐谷と斗真くんは仲いいし。斗真くんが来てくれるか不安だけど…」

    「待ってよ。じゃあ…」

    「うん。美優はそのデートで告白の返事しなよ」


    私はついていけない…
  • 15 のあ id:a8sDv1z.

    2012-03-09(金) 16:53:16 [削除依頼]

    #10


    「ネイルして〜パックして…半身浴もする?美優」


    デート前日。
    私たちは昼から大忙しだ。


    私は服を選びながら言った。

    「いや…別に。それよりどっちがいいだろ?」

    「美優はピンクの花柄のワンピにニットカーデ!!」

    「なぜに?」


    私はあずさを見た。
    ネイルしながら雑誌を見てる。


    「美優はそういうのが似合うよ」


    …そうかな?ってそんだけかい。


    あずさは紺のドットブラウスにハイウエストのショーパンらしい。
    あずさらしくて可愛い。


    「ねぇ…あたし明日告ろうかな」

    あずさが言った。
    おお〜やるな。


    「斗真くん?」

    「うん…」


    私は笑ってあずさの頭をたたいた。

    「いいんじゃない?」

    あずさも頬をあからめて笑った。
    恋だね〜ふふ。


    「私もちゃんと言わなきゃ…。蓮に、好きって」
  • 16 のあ id:a8sDv1z.

    2012-03-09(金) 17:08:54 [削除依頼]

    #11


    そしてデート当日―…


    「美優〜あたしやっぱ無理かもお腹痛い」

    「何言ってんの。斗真くんも蓮も来るんだよ」

    「ムリムリムリムリ」


    言い出した人のくせに…。
    私も緊張してきたじゃん!!


    行くのはカップルに人気の水族館。
    遊園地はあずさが絶叫系に乗れないから却下。


    実はその水族館で、暗い部屋で光る魚を見る所があるんだけど……

    そこでキスしたカップルは幸せになれるというジンクスがある。
    そんなのあったら…。


    「あ、来たよ」

    あずさが言った。
    二人ともカッコよくて目立ってる。


    「おはよ」

    「お、おはよう」

    私たちは精一杯の笑顔。
    男子二人はそれを見て笑った。


    「じゃあ、それぞれのお姫様をエスコートってことで」


    斗真くんがそういうと、蓮が私の手を軽く握った。
    あずさも斗真くんに手を握られてる。


    「行くか」


    そんな近くにいたら…ドキドキが聞こえるよ…。


    私たちは水族館に入った。
  • 17 のあ id:tikzQeu1

    2012-03-26(月) 23:43:58 [削除依頼]

    #12


    「わぁっ可愛い〜!!すごい!!」

    イルカのショーってこんなに楽しかったっけ?
    私たちは子どもみたいにおおはしゃぎした。


    イルカのショーが終わり、高いテンションのまま館内を回る。


    …ってあれ?
    あずさと斗真くんがいない。はぐれた?


    そう思ったとき、メールに気づく。


    『うまくやりなよ〜!』

    あずさから。いつのまに…!!恥ずかしい!!


    「美優?」

    蓮が振り向く。
    私はにこっと笑ってなんでもないと答える。


    そのとき、近くのお土産屋さんに目がいった。


    「わあ…きれい」


    ゴールドに光るイルカのネックレス。
    ピンクの石が埋め込まれている。


    「イルカ好きなの?」

    「大好きっ。かわいくない?」

    そう言ったとたん蓮はレジに行った。


    「やるよ」

    「え…?」

    蓮は私にネックレスをつけてくれた。
    ドキドキしすぎて目の前がくらくらする。


    ありがとうって言わなきゃ…
    告白の返事もしなきゃ…


    頭の中が真っ白。

    でもこれだけは言える。


    「…好き」
  • 18 のあ id:tikzQeu1

    2012-03-26(月) 23:58:24 [削除依頼]

    #13


    「好きなの。蓮のことが…」

    「美優」


    過去にとらわれちゃいけない。
    今をちゃんと見なくちゃならない。

    考えて考えて出した結果。


    ……あなたが好き。


    ただそれだけなんだ。


    その瞬間、蓮が私の腕を引っ張って走った。
    力強く、走っていく。

    何…?どこ行くの?


    蓮がとまる。
    私ははっとした。


    『光る魚の前でキスしたカップルは幸せになれる』

    光る魚をみるから、証明はかなり暗い。
    周りにはカップルばかり。


    「蓮…」


    蓮は私に優しいキスをした。


    涙があふれてくる。
    なんだか今までの力が抜けていく。

    好きって気持ちがあふれ出す。


    私たちは何度もキスをした。
  • 19 のあ id:aled4II.

    2012-03-30(金) 11:55:37 [削除依頼]

    #14


    ねぇ、陸―…

    私はまだあなたことが好きなのかもしれない。
    でもあなたはもういない…。

    だからと言って、その隙間を蓮で埋めようとしてるわけじゃない。


    私は蓮のことが好き。


    これって間違ってるのかな?


    …それでも私は蓮と一緒に―


    「…ずっと…離さないから」


    抱きしめられた私は体の力が抜けていくのを感じた。
    今思えばすっごい恥ずかしいことしてるな…。


    「…絶対…離さないでね」


    そう言うと、蓮は私を優しく離して笑った。


    「見て回るか」

    「水族館?」

    「それ以外に何があるんだよ」

    私もつられて笑う。


    「…あれ?あずさ?」

    ふっと横を見ると、あずさが一人で走っていた。
    斗真くんはいない。


    どうしたんだろ?

    「あずさ!!」

    私は走ってあずさを追いかける。
    私に気づいたあずさが泣いているのがわかった。
  • 20 のあ id:aled4II.

    2012-03-30(金) 12:21:00 [削除依頼]

    #15


    「美優」

    「どうしたの…!?斗真くんは?」

    あずさは下を向いて答えた。


    「いいよね、美優は」

    「は?」

    「斗真くんはあたしのことなんか見てない」


    なんのことかと首をかしげる私にあずさが泣いたまま私を見る。
    そして私の後ろにいる蓮も見る。


    「斗真くんは美優のこと好きなんだよ…!!!」


    そのままあずさは走っていく。

    「え…ま、待って!!そんなの…!!」

    私も走って追いかける。
    でもなかなか追いつかない。


    そのとき誰かにぶつかって転んだ。
    あずさはもう見えない。


    「すいません…」

    ぶつかった相手に謝ると顔を見て驚いた。

    「斗真くん…」


    蓮が後から走ってきた。

    「美優大丈夫か」

    私はかすかにうなずいた。


    「斗真…お前なんでここに」

    蓮が言った。


    私はぐっと自分の手に力を入れた。

    あのあずさの泣き顔―…
    すごく傷ついてた。


    「いや…岩崎さんが急に走り出したから」

    「あずさに何をしたの」


    私はきっと斗真くんを睨みつけた。


    「学校で1番かっこいいとかイケメンとか言われて調子乗ってんの!!??
     何があったか知らないけどね、女子泣かすとかほんと最低だからね!!
     なんでもいけめんなら許されると思うのやめた方がいいよ!!」


    一気に斗真くんに向かって言う私に男子2人は呆然としてる。 
    しかし、斗真くんはふっと笑った。


    「かっこいいな」

    そう言うと私の肩を抱き寄せて、私の頬にキスをした。


    我にかえった蓮が斗真くんを私から引き離す。

    「てめぇ何を」

    「お前に言われる筋合いはないな」

    「…は?」


    斗真くんは蓮に向かって言った。


    「波瑠のことはもう忘れたってか?」


    瞬間、蓮の顔がこわばる。


    波瑠…って誰…?
  • 21 のあ id:3CosmuJ/

    2012-04-03(火) 10:48:37 [削除依頼]

    #16


    「波瑠はもういない。それに…」

    蓮は斗真くんに向かって言った。


    「波瑠はお前のことが好きだったんだ」


    私は昔二人の間に、何かあったと察した。
    でもそれは私の知らない世界。

    それに、波瑠って女の人ときっと関係がある…。


    「でも陸はそれを止めようとした」


    ………え?

    陸?なんで陸が出てくるの?
    しかも蓮から…。


    私は体が熱くなるのを感じる。


    陸と蓮は知り合いだったの?
    それに、斗真くんも?

    そして、波瑠って人も??


    「…分かんないよ」

    つい声に出てしまった。


    「分かんないよ。全部話して」

    私は蓮を見た。


    蓮はゆっくり話し始めた。
  • 22 のあ id:3CosmuJ/

    2012-04-03(火) 10:54:10 [削除依頼]

    #17だけ、全部蓮視点です。

    過去の話なので!!(σ・д・)σ
  • 23 のあ id:3CosmuJ/

    2012-04-03(火) 11:11:02 [削除依頼]

    #17


    俺と斗真と陸は小学校からの知り合いだった。
    高校では、俺だけが引っ越して離れ離れになった。


    でもよく会う仲で、
    高校になっても3人で遊んだりした。


    ―ある日、陸に彼女ができたと聞かされた。
    彼女っていうのは美優のことだ。

    信用できるお前らだけに言っておくと、こっそり。


    その日から3人で遊ぶことはほぼなくなり、
    俺と斗真だけでよく集まった。


    そんなときだった。


    「私波瑠。よろしくね」


    波瑠は近くの高校に通っていて、
    斗真が落し物を拾ってから仲良くなったんだ。


    優しい波瑠に俺と斗真は惹かれた。

    でも斗真の波瑠への思いは人並みじゃなかった。


    波瑠は…きっと斗真のことが好きだった。


    でも波瑠は自分の為に全てを尽くす斗真を見て、
    斗真のためだと自分から俺らの前を去った。


    ―斗真が、波瑠が去って放心状態になったと聞き
    陸は斗真を助けようとした―…。


    そのとき、陸は彼女…美優をあきらめようとした。
  • 24 のあ id:f0J0ACD0

    2012-04-06(金) 10:53:07 [削除依頼]

    #18


    …どういうこと?
    しかも陸は私をあきらめようとしたって…。


    「…陸は美優が好きだった。だから巻き込みたくないと…」


    蓮が静かに言った。


    巻き込むって何?
    陸は斗真くんを助けたかっただけでしょ?

    何で私をあきらめようとしたの?

    っていうかあきらめるって何?


    どんどん気持ちが溢れる。
    何がなんだか分からない。


    …あれ?
    じゃあ、陸は私をあきらめようと思ったまま死んだの?


    「…そうだったんだ」

    「美優」

    「陸にとって私は…そんな簡単にあきらめられる程度の人だったんだ」


    蓮が何かをぐっとおさえるようにして言った。


    「…場所を変えよう」


    そう言って、私達はあずさを探しながら水族館を出た。
  • 25 のあ id:Jba7h/F0

    2012-04-15(日) 21:12:27 [削除依頼]

    #19


    私達はすぐ近くの公園に来た。


    「ねぇ、これからのことを話すって言っても話すことないじゃん」


    あずさが言った。
    私はぼうっとしたまま考えた。


    今までの蓮の態度は嘘なのかな?
    陸が死んで何か責任を取ってるような?


    でも蓮には何も関係ない。

    責任があるとしたら斗真くんだ。


    誰も口を開かない。

    それからどれくらい時間がたっただろう。


    「あたしは斗真くんが好きだよ」


    最初に口を開いたのはあずさだった。
    斗真くんはずさをじっと見てる。


    「あたしはそれだけ…」


    あずさはそう言うとこらえ切れなかったのか、走って帰った行った。

    そんなあずさを追いかける気力のない私達は呆然とした。


    「俺は…」

    「私は」


    私と蓮が一緒に口を開く。


    「私は蓮がすき。きっと、陸よりも」

    「美優」


    斗真くんはふうっとため息をついた。


    「分かってたよ。そんなこと」

    「斗真くん」

    「それでも俺は、美優ちゃんが好きだから」


    そう言うと、斗真くんも歩き始めた。
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