From here...87コメント

1 深虚 id:mj9m6Ww.

2011-12-03(土) 19:21:02 [削除依頼]
僕は走っていた。 いや、逃げていた、と言った方がいいのだろうか。 どこまでも続いているような道をずっと。 雪のように真っ白なその手をひいて、どこまでも。 >>2作者から
  • 68 深虚 id:Fm.DN9J1

    2012-01-29(日) 23:04:09 [削除依頼]

    「えっ、どどどうしよう…」
    「何してんのよリツ、居るんでしょ!
     昨日帰ってくる音がしたんだからね!!
     私を1人置いてどこかに行って学校もサボって…
     …どうしても開けないって言うのなら…」
    「わー、今開けるから怒らないで!!」
    「怒ってない!!」

    今にも殴りそうな勢いだ。
    正直居留守を使っていたかったけど
    それは危険だし仕方が無い。

    玄関に行き、ロックを解除してドアを開けた。

    「あがるわよ。」

    僕を見るなりいきなりそう言った。

    靴を脱いで恐ろしい形相でずかずかと
    あがりこんでくる。
    僕はそんなサエを止める事も出来ず
    そのまま後ろからついていった。
  • 69 深虚 id:lBA.nuZ0

    2012-02-02(木) 22:49:11 [削除依頼]


    「…で、何の用?」

    テーブルに置いたコップに暖かい紅茶をいれつつ
    向かい側に俯いて座るサエに話しかけてみた。
    …答えなど最初からわかりきっているのだが。

    「…何の用?って、ねぇ…」

    もの凄く嫌な予感がする。
    次の瞬間、サエは顔を上げ、一気にまくしたてた。

    「あなたが私を置いて勝手にどっか行っちゃったから
     こっちはものすっごく苦労したのよ!!
     遅刻しそうな時間だったしぎりぎりで学校に着いても
     あなたが休む言い訳を先生に説明しなきゃで
     授業には遅れるし!!
     それに…っ!」

    そこで急にサエは言葉をきった。

    「…それに、私に何も説明してくれなかった。
     リツは私をそんなに頼れないの?
     相談も何も無しでっ」

    声がだんだん震えてきた。
    僕はあえて何も言わずに彼女の話を静かに聞いた。

    「リツ、最近変だった。
     ぼんやりしてる事が多くなったし、何か考え事してるし
     …あの時は何かを探してるような感じだった。
     ずっと追い求めていたものを見つけたような
     大切な懐かしい何かを見ているような。」

    サエは本当に人をよく見ているな。
    すれ違ったのはほんの1秒くらいだったのに
    そこまで見ている。

    それに僕はそんな顔をしてたのか。

    「…ごめんね、サエ。悪かった。」

    出来るだけ優しく、静かに言った。
    今の僕にはこれくらいしか出来ないけど。

    「これからはちゃんとサエを頼るよ。
     何か問題があったら相談する。」

    相談できるだけのものなら。

    エアの事なんて彼女に相談できない。
    サエをも巻き込んでしまう可能性があるからだ。

    その言葉の小さな嘘にサエが気付いたかどうかはわからない。
  • 70 深虚 id:qTUyZkn0

    2012-02-05(日) 13:49:15 [削除依頼]
    それから何分が経っただろうか。

    「ねぇ、リツ。」
    「え?」

    僕の名前を呼ぶ声に意味深な響きを持っていたが、
    一体何だろうか。

    それがわからず首を傾げると
    サエは静かに立ち上がり、僕の方に近づいてきた。
    テーブルにそって歩き、僕の左側に来たので
    サエに身体を向ける為に身体をずらして座った。

    サエが僕を見下ろすような形である。

    「どうした、まだ僕に言いたい事があるのか?」
    「私は…」

    そこで顔を歪め、言葉をきった。
    そして音もなくすっと顔を近づけて
    息がかかるくらいの距離になる。

    ふわふわした前髪が
    ぼくのまぶたのあたりをくすぐった。
    ほのかに甘い香り。

    「なんで気付いてくれないの?」

    僕がまだ状況を理解しきれないうちに
    いままで幼なじみと思っていた人は
    目を閉じて更に顔を近づけて来たのだった。
  • 71 深虚 id:qTUyZkn0

    2012-02-05(日) 18:04:19 [削除依頼]
    バタンッ

    突然、静かな空間にそれは大きく響いた。

    その音であとほんのわずかで
    触れそうだった唇がぴたりと止まる。
    そしてぱっと離れていった。

    その間僕はというと
    金縛りにあったかのように動けずにいた。
    思考が働かない。
    一体今のは何だったのか。
    頭が真っ白だ。

    でも今はそれどころではないのかもしれない。

    音のした方向をサエが見たので
    遅れながらも僕も同じ方を見た。
  • 72 かむこ id:twsqND50

    2012-02-05(日) 18:15:46 [削除依頼]
    みっけったああああ!
    わほい!
    みこちゃんは小説も上手なんだね!
    エアちゃんかわいいよエアちゃん!

    まだざーっとしか読んでないから今からじっくり読むー
  • 73 深虚 id:qTUyZkn0

    2012-02-05(日) 18:18:04 [削除依頼]
    僕ら2人の視線の先には
    エアが平然と立っていた。

    「誰よ、あの子。」

    彼女を見、すぐにサエから
    その質問が飛んでくる。

    さっきの音はエアが立てた音であって
    僕の部屋から出て扉を閉める時に
    たてたものらしかった。

    僕は言葉に詰まってしまった。
    正直に答えたらやばい。どうにかしないと。

    「なんであなたの部屋から
     女の子が出てくるのよ!!」

    容赦なく飛んでくるサエの問い。

    (でもサエは人の表情を読むのが上手い。
     僕なんかが下手な嘘をついても
     すぐにバレてしまう…)

    「え、え〜っと…その、」

    サエがじっと僕を見つめる。
    このままだと本当に危ない。

    (エアの事を知ったらサエは通報するのか、
     知ったうえで僕らを守ってくれるのか…
     でもそれだとサエを巻き込んでしまいかねない。)

    「あ、あの」
    「サエさんですね。話は聞いています。」

    サエがさっと僕から目をはずし、
    立った今言葉を放った人物…エアを見た。
  • 74 深虚 id:qTUyZkn0

    2012-02-05(日) 18:22:04 [削除依頼]
    >>72 おいおいおい 1000まで待つのが常識だr(( やっぱ名前出すのはアレだったかそうか。 小説なんて沢山あるから キャラ名出すだけじゃバレる訳無いだろーとか 思ってた私が馬鹿だったわあーあ。 ちゃんと発表(?)するのは絵板の私のスレが 1000レス行った時だかんね
  • 75 深虚 id:qTUyZkn0

    2012-02-05(日) 18:37:49 [削除依頼]
    「…は?」

    どうして…どうしてエアが
    サエの事を知っているんだ。

    「彼の幼なじみのサエさんですよね?
     私はエアと言います。
     実は私、この家のお母様の知り合いで
     この家の人とは縁が深いんです。
     今回は私の家族の都合により
     しばらくここに滞在する事になりました。
     それで今日は…」

    僕にかわって淀みなく
    すらすらと説明する。

    (す、すごい…)

    表情を全く崩さない。
    話しながら微笑さえうかべていた。
    そしてサエに質問する暇さえ与えなかった。

    「…なんだ、そうだったの。
     はやく説明しなさいよリツ、
     危うく誤解する所だったじゃない。」

    一通りエアの説明が終わり、
    納得した様子のサエが笑顔で僕に言った。

    「じゃあもう私は帰る事にするよ。
     エアちゃん、何か困った事があったら言ってね。」
    「はい、よろしくお願いします。」

    そしてサエは帰っていった。
    エアは僕と接するときとは全く違う態度で
    笑顔でサエに向かって無邪気に手を振った。

    そして玄関の扉を閉めた瞬間
    その表情は跡形もなく消え去った。

    …サエの事といい、また
    エアに訊きたいことが増えたようだ。
  • 76 深虚 id:qTUyZkn0

    2012-02-05(日) 19:08:24 [削除依頼]
    >>74 それともあれか。 絵板で名前間違えて投稿しちゃったからか あちゃー 独り言です、ごめんなさいorz
  • 77 かむこ id:twsqND50

    2012-02-05(日) 19:30:40 [削除依頼]
    >76 それ+エアちゃん+こっちでも一回ミコトが出てたこと だよ そこはかとなくみこちゃんの好きな作品に雰囲気似てるねー こういうの嫌だったらごめんだけど こっちでは雑談控えたいしちょっと黙る  けどきりのいいとき書き込むかも
  • 78 深虚 id:qTUyZkn0

    2012-02-05(日) 21:11:23 [削除依頼]
    >>77 ああー本当だ そりゃ名前変えようとしたらそうなるかw というか私の好きなジャンルが 近未来+ファンタジー+歌の上手いヒロイン +ヘタレ気味の主人公+覚醒あり+独裁ってか完全管理 大丈夫それは自覚済み(( そういや漫画板の方も近未来だな。 そうじゃないだろと言われてもそうなの(( だってラリアちゃんは国民の反逆で死(ry この辺で切り上げて更新に専念しときますん
  • 79 深虚 id:qTUyZkn0

    2012-02-05(日) 21:44:52 [削除依頼]
    「…さて。」

    そうとだけ言うとエアはまた
    僕の部屋に戻って行こうとした

    …のを僕が急いで肩をつかんで引き止める。

    「ちょ、待ってよ訊きたい事が」
    「あの幼なじみとやらもこれと同じように
     入るのを止められなかったのか?」
    「うっ…」

    僕が置いた手を肩からはずして
    エアは正面に向き直った。

    「どうして私があの幼なじみについて
     知っていたかでしょう?」
    「あ…あぁ、うん。」

    他にも訊きたい事はあるが
    とりあえずそうなので頷いた。

    「君の部屋に入った後、
     室内を物色させてもらった。」
    「ちょっと、それは困る」
    「説明の途中だから少し黙ってて。」
    「…はい。」
    「説明を続ける。
     そして机の上の目立つ所に
     あの幼なじみの映った写真が
     写真立てに入れられて飾られていた。
     そして写真の裏には名前と日付。
     他にもその女が映った写真は
     いろんな年齢で沢山あった。
     …これを見て幼なじみとわからない者がいるか?」
    「あぁ、そっか…」

    エアの説明で何となく理解した。
    部屋を物色されたというのはあまり良い気分ではないが…

    今はそれよりもまだ訊きたい事はある。

    「あの、昨日の男の人が話してた
     機密事項とか…あの話について教えて…」

    最後まで言えなかった。

    エアが悲しみとも、怒りともつかぬ表情で
    僕を静かに見据えていたからだ。
    それはどんな大声で怒鳴られるよりも
    効果が大きかった。

    「…今は、言いたくない。」

    気を抜いてるとまず聞こえないような
    ささやき声で言う。
    怒りに震えているわけでも、
    悲しみで弱々しい言い方でもない。
    ただ淡々と事実を述べるような、静かな声だった。

    そしてそのまま僕の部屋に歩いていき、
    ぱたりと扉を閉めたのであった。
  • 80 猫村 創 id:oe3f7Qr.

    2012-02-06(月) 15:32:10 [削除依頼]
    それでは深虚さんの評価を始めあす。
    至らない点がおありなら、お手数をかけますが僕のスレまでお願いします。

    まずは小説の基本知識のついてです。
    普通の小説は「」の最後の 」 の部分に。(句点)を入れません。
    例を出します。
    「ねぇ、リツ。」
    は間違いです。正しくは
    「ねぇ、リツ」
    です。違いは分かりましたか?また、文の最後以外は。(句点)を使います。
    あとは…(三点リーダー)の数です。
    この三点リーダーは偶数の数で利用するのが正しい小説のありかたです。
    それと…(三点リーダー)のあとには。(句点)をつけるのがルールです。
    次に、(コンマ)の使うタイミングです。
    「…今は、言いたくない。」
    この今はと言いたくの間に、(コンマ)は必要でしょうか?
    小説の基本知識の最後のアドバイス。

    今にも殴りそうな勢いだ。
    正直居留守を使っていたかったけど
    それは危険だし仕方が無い。

    玄関に行き、ロックを解除してドアを開けた。

    この文、何かおかしくないですか?
    僕なら

     今にも殴りかかりそうな勢いで私を呼ぶサエ。居留守などの方法を使いたかったが、後の日が怖かったので、玄関に行き、ドアの鍵は解除した。

    違いが分かるでしょうか?
    意味は同じかもしれませんが、どちらが読者に伝わりやすいかが明白だと思います。
    それと、=などの特殊記号を使うのは控えましょう。
    描写については心理描写がまあまあ上手いと思いました。何というかリツの思いが曖昧だけど伝わってきました。
    情景描写はほぼ無かったといっても過言ではなかったと思います。なので情景描写を増やすことをオススメします。
    ストーリーに関しては何とも思いませんでした。
    いや、伝わりにくいの一点張りでしょうか。やはり情景描写のなさからでしょう。
    最後に、あなたはまだまだ甘いです。もう少し小説を書くにあたって勉強したほうが良いと思います。

    【総合評価 E】

    質問等があったのなら、何度でも聞きます
  • 81 深虚 id:F8PtNk5/

    2012-02-06(月) 18:40:32 [削除依頼]
    >>80 猫村 創 様 ご丁寧な評価有り難うございました。 ここで小説を書き始める前はろくに 文章も書いた事が無かったし 本気で書いている人には失礼ですが 小説の基本を調べる事すらしていませんでした。 文章については私はアドバイスを頂いても すぐに次にいかすというのがなかなか出来ないので 総合的にゆっくり上達していこうと思います。 本当に有り難うございました!
  • 82 猫村 創 id:Tv2Plbg0

    2012-02-11(土) 14:22:17 [削除依頼]
    >81 いえいえ^^ 別に当然のことをしたまでですよ そうですね。 僕も書きだした頃は、今のようには書けませんでした ただ、小説以外の物から学びました。 映画や漫画から… 幅は広いですが、慣れれば普通に書けますよ。 辛口評価で申し訳ないです。
  • 83 深虚 id:kt5FRUe1

    2012-02-23(木) 16:36:01 [削除依頼]

    また僕の部屋を勝手に物色するつもりか。

    そう言ってドアノブに手をかけようとしたけど
    出来なかった。

    自分の部屋なのに
    入るのに躊躇してしまう。
    それはさっきのエアの声に
    拒絶感が感じられたからなのだろうか。

    声の中にエアの心の
    片隅を見たような気がしたからだろうか。

    ドアを見つめながらしばし考え、
    ふぅっと軽くため息をついた。

    「今日は午前中からいろいろあったな……」

    そう言いつつ、外出の支度をする。

    このまま家に閉じこもっていても
    気まずいだけなので
    外に出て気分転換でもしようと思ったのだ。

    それにサエの行動も気になる。
    あれは一体なんだったのだろうか。

    そういえば彼女によく
    「なんであんたはそんなに鈍いのよ」と言われる。
    それが原因なのだろうか?


    鞄に財布や携帯などを詰め込みながら
    1人考えるが何も解りそうに無い。

    僕はエアを気遣って
    静かにドアを開け、
    柔らかな日差しが降り注ぐ外に
    出て行った。
  • 84 ミコト id:Shg3s/3/

    2012-02-26(日) 11:39:30 [削除依頼]
    街はいつものように明るくて、
    路傍には植えられた花が咲いていて、
    すれ違う人達は皆笑顔だ。

    でもそんな事はどうでも良い。
    今日はどこで何をしていよう…

    行き先は決まっていないが、とりあえず歩く。

    (あ……資料)

    そうだ、ロストグロリアについての
    資料を探しに行こう。そうすればなんだか解るはずだ。

    「えっと……図書館の位置は」

    僕は急いで携帯を開けて現在地を確認した。
    いこうと思っている図書館は家からは近いが
    さっき何も考えずに歩いてたせいで
    かなり離れてしまっているかもしれない。

    が、その心配は無用だった。

    電子音声は現在地から徒歩10分以内に
    目的地に着くと告げていた。
    どうやらずっと家の周辺をぐるぐるまわって居たらしい。
    それに気付いたら自分に思わず笑ってしまった。

    そうしていると通りすがりの老婆が一人で笑う僕を
    不審な若者を見るような目つきで見ていた。
    僕は急いで笑いを抑え、駆け足で図書館へと向かった。
  • 85 深虚 id:Shg3s/3/

    2012-02-26(日) 11:40:02 [削除依頼]
    >>84 名前ミス
  • 86 深虚 id:yEG3pMP0

    2012-03-10(土) 10:26:31 [削除依頼]
    全然更新できなくてごめんなさいorz
    最近時間が全く無く、
    こちらはどうも後回しになるようで。

    突然ですが、今漫画創作掲示板で描いている
    漫画を描き終えたら
    この作品を描こうと思っています。
    あとどれくらいで終わるかはわかりませんが
    とりあえず終わるめどはついたので。

    漫画のスレが始まったら
    このスレの更新はとめる…かな?まだ未定。
    とりあえず時間が出来た時に
    更新しに来ようと思います。
  • 87 深虚 id:yEG3pMP0

    2012-03-10(土) 10:38:44 [削除依頼]
    「あら、リツ君久しぶりね」
    「お久しぶりです。奏さん」

    暖かい色調の閲覧室で僕を出迎えてくれたのは
    司書であり、僕の母の親友である奏さん。

    前まではよく母さんと一緒に図書館へ行って
    話をしたりいろんな事を
    教えてもらったりしていたのだが
    最近では図書館に来る機会が減り、
    彼女とは疎遠になってしまっていた。

    だから顔を覚えていてくれたのは少し意外であり、
    嬉しくもあった。
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