「ずっと一緒だよ」36コメント

1 林檎姫 id:qjrexp.1

2011-12-01(木) 22:25:04 [削除依頼]

*Prologue*

「ずっと一緒だよ」
幼い約束と、戻らない無知な笑顔。
ふたりの少女は、やがてふたりの女性とまで成長した。
変わらないものなどないのに、心の中で沈み続ける現実という名の闇に嘘を吐くふたり。

世界では、ふたりを巻き込んで、とある大きな戦争が起きた。
赤の国、黄の国、青の国すべての国が今、剣を振るった。
炎に包まれる世界で、ふたりは別れを告げた・・─。
  • 17 アンジェ id:V/gAsus1

    2011-12-04(日) 14:04:14 [削除依頼]
    おお!すごいです!(^−^)/
  • 18 林檎姫 id:AuzthG./

    2011-12-04(日) 14:23:50 [削除依頼]

    「どうかしたの?シエラ」
    「あ、ううん。なんでもないよ」
     王宮の門が見えてきたときに吐いた溜息以降、その日ミクーナが溜息を吐くことはなかった。

    +++
    あれ。15読みにくいですね。
    10読んでから、そのまま15読んでください。
    「と、」から始めなきゃ良かったな…。
  • 19 林檎姫 id:ggZ4vA..

    2011-12-17(土) 11:01:34 [削除依頼]
    ?.

    「…なるほどのぉ」
     王宮に響く声。
     この声の主であり、また、この国の女王である彼女─リーメル=フェルニウェル=グラエルス。隣国の状況は彼女の頭を悩ましていた。
  • 20 林檎姫 id:im9UzdO.

    2011-12-18(日) 15:56:34 [削除依頼]
     困ったように顔を顰める彼女の前で跪く女性が、ゆっくりと顔を上げた。金色の髪が少し揺れる。
    「王宮の経済は、フェルニウェールより遥かに上です。…おそらく権力を示すためだと思いますが、お菓子で出来た人形や家などが出てきた時は驚きました」
     ミクーナは隣国の王女が開いたパーティーについて話した。
  • 21 林檎姫 id:im9UzdO.

    2011-12-18(日) 16:38:23 [削除依頼]
    「反面、民は飢えに苦しむ…」
    「…不作の方は、フェルニウェールより、深刻かと…」
    「いずれにせよ、あの国が滅ぶのは時間の問題じゃ、が…」
    「あの暴君王女ですから…。滅ぶ前に我が国と戦争でも起こしかねませんよ」
    「そこなのよねぇ。「食べるものがない!」って理由であの緑の国に軍を送って食料奪うために戦争起こしたのよ!?このままじゃ赤の国に軍が送られるのも時間の問題よ…」
     はぁ、と深い溜息を吐くリーメルに対し、ミクーナは「口調、変わってますよ」と言うと、同じように溜息を吐いた。
  • 22 林檎姫 id:im9UzdO.

    2011-12-18(日) 16:45:19 [削除依頼]
     広大な大地、豊富な作物そして、完璧なる防衛で有名なグラシディア─通称【緑の国】。
     あの大国が、滅んだ。その原因こそ、他ならぬ、黄の国暴君王女リリアンが下した命のせいなのだ。
  • 23 林檎姫 id:im9UzdO.

    2011-12-18(日) 17:37:29 [削除依頼]
     その年は特に不作で、悪天候の日々が続く年だった。その影響により、作物が育たなかった黄の国は、ついに王宮の蓄えも底が尽きた。
     飢えに苦しむ民衆にも限界が見え、終に王宮─王女に反発する者も出てきた。王宮に乗り込み、王女に意見を言いにいく農民も出てきた(結果、彼らは全員ギロチンに掛けられた)。
     そんな中、王女がとった選択が、そう「戦争」だったのだ。結果、両国共多くの犠牲者を出し、なにも得ぬまま戦争は終わった。
     戦場となった大国グラシディアは、今も完全な建て直しは出来ていない。戦争の起きる前の平和な国の面影はなにひとつ残らず、国というよりは、荒地として残っている。
     あの戦争は、なんの利益も生まぬまま、意味のない争いとして幕を閉じたのだった。
  • 24 林檎姫 id:im9UzdO.

    2011-12-18(日) 17:42:22 [削除依頼]
     時が経とうが、王女の暴政が変わる筈もなく、民は飢えに苦しみ、他国へと逃げ出す者もでてきた。
     王女の気に入らぬ者は悉く断頭台へと送った為、民衆の数は徐々に減っていき、今では数百万人も居た民は半分以下にまで減ってしまっている。
     数百万の人数でも農業や牧畜などの人手は足りていなかったというのに、その半分の人数では、不作になるのは当然だ。
  • 25 林檎姫 id:im9UzdO.

    2011-12-18(日) 18:06:41 [削除依頼]
     それに加えて、今年の天候の悪さ…。あの戦争の時と同じく、王宮の蓄えもそろそろ底が見えてきている頃だろう。緑の国と同様なことが起きなければいいのだが…、もし起きた場合、真っ先に狙うのは隣国である、この赤の国だろう。
     軍の勢力で言うと、どの国にも劣らないという黄の国、敵に回すと厄介なのだ。
  • 26 林檎姫 id:vXgBsbN0

    2011-12-20(火) 21:22:56 [削除依頼]
    「結局、繰り返しちゃうものなのよねぇ…」
     独り事のように彼女は呟いた。開いた窓から入ってくる風が、彼女の赤毛を静かに揺らす。
    「…最悪の事態は、どう対処するおつもりで?」
    「売られた喧嘩は買うわ」
     「買うなよ」と小さく呟くと、ミクーナは「さっさと滅んでくれれば手っ取り早いのに」と冗談っぽく笑った──心成しかその表情には影が見えた気がした。
  • 27 林檎姫 id:vXgBsbN0

    2011-12-20(火) 21:31:14 [削除依頼]
    「滅ぶ…ねぇ。私もそう思うけど…」
    「けど?」
    「滅ばず、争わず。に超したことはないわ」
     「あら、以外」と言うと、ミクーナは茶化すように「随分とお変わりなったのですね。何が原因でしょうか?」と聞いてきた。
  • 28 光貴 id:hL.qAWQ1

    2011-12-20(火) 21:34:39 [削除依頼]
    林檎姫って小中に居た?w
  • 29 林檎姫 id:vXgBsbN0

    2011-12-20(火) 21:44:55 [削除依頼]
    光貴さん。
    小中って、小中雑談ですか?
    なら、いないよ。日記とかならいる(´ω`)
  • 30 林檎姫 id:vXgBsbN0

    2011-12-20(火) 21:55:06 [削除依頼]
    「さあね…。成長したってとこかしら。…あら、もうこんな時間」
     そう言ってミクーナの質問を適当にはぐらかす。
     わざとらしく時計に視線を移すと、まだなにか話したそうにしていたミクーナとの会話を強制終了させた。
  • 31 林檎姫 id:vXgBsbN0

    2011-12-20(火) 21:57:00 [削除依頼]
    27→30→今 で続いてます

    +++
     いつのまにか日が沈みかかっていた。早めに帰らないとシエラが心配する──あの子、心配性だから。
    「今回は、情報提供ありがとう。役に立った。また、頼むぞ」
    「断わる…と言いたいところですが、自分の身分は弁えていますのでね。…久しぶりに会えてよかったわ」
  • 32 林檎姫 id:7urFz6v.

    2011-12-23(金) 14:05:36 [削除依頼]
     そう言って微笑すると、軽く会釈して部屋を出て行った。
    「何様のつもりだ…アイツは」
     扉がしまると同時に冗談交じりに放ったリーメルの言葉が、ミクーナの耳にまで届くや否や、
    「女王様ってとこかしら」
     どうやら、ミクーナの方が一枚ほど上手のようだ。
  • 33 林檎姫 id:7urFz6v.

    2011-12-23(金) 16:48:20 [削除依頼]
    ?.

    「お帰り!ミクーナ」
     家に帰りついた途端、笑顔で出迎えてくれたのは、ミクーナにとって最愛の友人、シエラだった。
    「ただいま。シエラ」
     長い間、家を出ていたということもあり、かなり久しく感じた室内だが、特に変化もなく、違和感を感じることはなかった。
     ふと、机に目を遣ると、机の上には、鍋や器、それに、パンの入ったバスケットが置かれていた。
  • 34 林檎姫 id:7urFz6v.

    2011-12-23(金) 18:50:15 [削除依頼]
    「お腹空いたでしょう?今日はミクーナの好きなシチューを作ったの」
     そう言うと、シエラはゆっくりと鍋を掻き混ぜる。鍋を覗いてみると、中には美味しそうなシチューが湯気をたてていた。
  • 35 地球 id:sJGxFEo/

    2011-12-24(土) 11:22:08 [削除依頼]
    プロローグの書き方がよくてなんとなくこのスレを見にこられたかたもひきつけられていいとおもいます
    描写も上手なので読んでいる人もその場にいるように感じると思います
     このままがんばってくださいね!
  • 36 林檎姫 id:M0I.52d1

    2011-12-24(土) 19:02:37 [削除依頼]
    >35 ありがとうです(●´∀`●) ++++ >34の続き 「わぉ!とっても美味しそう」  少し大げさにそう言ってみると、シエラは笑いながら「ほら、装うの手伝って」と言って器をミクーナに渡した。 「了解」  器を受け取ると、ミクーナは、てきぱきとシチューを器に装い、机の上にそっと置いた。  その様子を見ながら「手際良いなぁ…」と呟くシエラは、サラダが盛り付けられた器を手にしていた。
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