名探偵は布団の中44コメント

1 黒の組織 id:uGCzc8I0

2011-11-30(水) 17:14:38 [削除依頼]
 プロローグ

 警察庁刑事局捜査第一課をクビになった原因は…
朝に弱かったから―
 
  • 25 黒の組織 id:av7wQqg/

    2011-12-09(金) 21:20:18 [削除依頼]
     ? ‐ 極限の推理

     警察庁刑事局捜査第一課に前川殺人事件の最重要容疑者の木島修と
    一時容疑者の名となって浮上した大橋渉と警察庁の刑事が集まった。
    「皆さん、お集まり頂きありがとうございます。」
    宇都宮は一礼し、皆を円卓に座らせた。
    この時武藤はふと感じた。この部屋に円卓があったけか…
    まぁ豪放磊落、小さいことは気にしない。
    「まず、皆さんは“科学”という数値に縛られていませんか?」
    徐に意味が理解し難い質問を投げかけてきた。
    一同は騒然とした。相変わらず宇都宮は微笑を浮かべている。
    何を考えているんだか武藤には全くわからない。只信じるしかない。
    「僕がこれから説明することは“死後硬直”についてです。」

    ※今後会話文が長くなりますが御了承下さい。

    「今回の被害者の死因は絞殺。気道を塞ぎ、酸素の供給を途絶えさせました。
    すると好気的な代謝は停止してしまいます。しかし、嫌気的な代謝は継続する
    のです。それに伴い、筋肉中のATPは消費されるのです。
    そしてグリコーゲンが嫌気的に分解し乳酸を生成します。
    しかしこれに伴い徐々にpHは低下するのです。
    そうすると嫌気的な代謝は阻害し、死後に硬直していくのです。
    解りましたか?」
    警察は高いプライドに傷をつけたくなかった。だから焦り交じりに頷いた。
    勿論武藤もその一人に過ぎないのである。
    「次は先程の説明にも登場したATPについてお話します。
    ATPとはアデノシン三リン酸というクエン酸の一種です。
    これは運動時に不足される物質なのです。
    では、先程の話と関連付けさせていただきます。
    もし仮に、死亡前にATPが不足していたらどうでしょう?」
    武藤は話の流れを掴んだのかそれに対して答えた。
    「勿論、死後硬直は早まる…」
    宇都宮は物凄い威勢で武藤を指差した。
    「大正解!!すると、死亡推定時刻にも誤りが生じるのです。」
    一同が騒然とした。警察の捜査方針が大きく崩れた瞬間だったからである。
    しかし武藤は頼もしい表情で宇都宮を見詰めていた。
    自分の眼には狂いがなかったと…
    「では大橋さんのアリバイも崩れるわけです。」
    大橋は立ち上がった。そして立ち上がるなり怒声を発した。
    「おいっ!!絞殺される前に運動したという証拠があるのか?」
    宇都宮は微笑を浮かべた。
    「私は実は武藤刑事と現場に視察に行きました。そこで撮った写真です。」
    そう言って一枚の写真を出した。そこには無数の足跡がある。
    「これは秘かに科警研で調べて貰った結果被害者・前川さんのものでした。
    これは歩幅を計算していただいた結果何度もこの場を走った、いや
    逃げ回っていた。そしてこの写真のもう1つの足跡が映っています。
    それは、大橋さんあなたのです!!」
    大橋は愕然とした。背筋が凍りついているようだ。
    「コンビニの防犯カメラ映像の靴と照合した結果合致。
    それに加え、木島さんの犯行を否定する証拠も…
    それは、あなたと握手した後です。彼は他の人とも握手を繰り返しています。
    それであなたの指紋だけが偶然残るのは不自然、いやあり得ません。」
    そして場が騒然となっている中宇都宮は最後に言った。
    「人には眠いときがある。しかし殺人は犯してはいけない…
    おまえが犯人だ!!」
    最初の言葉の意味が解らないが犯人をズバリ当ててしまった。
    「うわああああああああああ!!」
    大橋は獣の咆哮のように泣き叫んだ。
  • 26 黒の組織 id:l5sbi0Y/

    2011-12-10(土) 17:46:07 [削除依頼]
     ? ‐ 武藤の撃沈

     推理を披露し宇都宮と武藤は紅葉が散る街道を気が向くままに歩いていた。
    この沈黙を打開し、宇都宮は紅葉の生る木を見詰めて呟いた。
    「そういやぁ、おめぇ。鳥山先生みたいな美女目の前にしてなんで
    興奮しなかったんだ??俺等はいつも美女は宇宙の果てまで追いかけてたじゃん。」
    武藤はその時満面の笑みで宇都宮を見詰めてきた。何かを話したそうだ。
    あちらも話したそうだし、こちらも聞きたいから発言を求めた。
    「実はな…俺…彼女がいるんだぁああああああ!!」
    宇都宮は再度発言を要求した。もう1度同じ事を言う武藤。嘘だと思いたくて
    宇都宮は再三再四聞き返した。しかし現実のようだ。案の定2人の写真まで
    見せてきた。宇都宮は愕然とし、自分の孤立に陥落した。
    しかし、宇都宮は写真を睨んだ時ふとある事に気付いた。
    その時パァ〜ッと気持ちが晴れやかになり落ち着く事ができた。
    「よかったじゃん…彼女…いや…彼氏…?」
    次は武藤が聞き返してきた。彼氏と聞こえたのに間違いはないか…
    「武藤!!おめぇよくそいつの胸を見ろ!!」
    武藤は改めて写真のツーショットを凝視した。
    すると、胸がソ、ソフトボール!?
    何て昭和な手法なんだ…いや今はその話じゃない…
    俺の初めて、いや最初で最後の彼女が…男…?
     宇都宮は吹く風とともに事務所の布団の下へ行った。
     武藤は吹く風とともに塵となり吹き散っていった。

     後々脅迫した結果武藤の彼女は勝岡修造…なんて男らしい名前なんだ…
  • 27 黒の組織 id:l5sbi0Y/

    2011-12-10(土) 17:54:12 [削除依頼]
     【第1章】ようこそ宇都宮探偵事務所へ 《総集編》 >>2+7+8+9+16+17+22+25+26  ようやく第1章が完結いたしました。  これまでに支えてくださった、   ・ワラっちs   ・ミアs    ・アンジェs   ・探偵Ys   ・ルーク様☆s  皆さんありがとうございます。皆さんのお蔭で第1章無事完結できました。  そして第2章の制作にも励みます。皆さんの暖かいご支援宜しくお願いします。   →[*黒の組織*小説評価サミット]も宜しくお願いします。    
  • 28 駐在 id:i-NjYwNgK.

    2011-12-10(土) 18:39:46 [削除依頼]
    朝に弱いからクビって(笑)黒の組織さん推理小説って話作るの難しいのにすごくうまいですよ
    これからも拝見させていいただきます
  • 29 黒の組織 id:l5sbi0Y/

    2011-12-10(土) 20:37:07 [削除依頼]
    >>28 ありがとうございます! EKIDEN行ってきます!
  • 30 黒の組織 id:l5sbi0Y/

    2011-12-10(土) 22:17:38 [削除依頼]
    7秒0さんの評価楽しみだ!
  • 31 黒の組織 id:0s3mNjj/

    2011-12-11(日) 00:24:40 [削除依頼]
    【本格ミステリ・ベスト10】

    私、黒の組織が上記のイベントを企画しました。
    応募してランクインしたい方は小説準備・会話の
    上記のスレッドに来てください。
  • 32 黒の組織 id:0s3mNjj/

    2011-12-11(日) 16:41:24 [削除依頼]
     第2章 密室殺人のトリック&トラップ

     ? ‐ 解決祝福会

     宇都宮の解決祝福会と称し、又武藤のニューハーフの彼女を祝って
    パーティーが行われた。開催場所は料亭“新・1/2”まさに武藤には
    ピッタリな料亭である。まぁこの名前の由来は料亭の料理長が
    オネエキャラである事からそれを遠回しに言う為につけたらしい。
     ネットのおもしろ画像のサイトにも掲載されているらしい。

     此処は料亭で最も広大な部屋“梅”で行われた。
    「宇都宮の事件解決と武藤の新・1/2の彼女を祝して乾杯!!」
    宇都宮の刑事時代、武藤の今現在の同期で祝杯を揚げた。
    「おめぇら…俺は悲しいんだぞ。」
    武藤はギャグの意も交えて泣き真似をした。皆が爆笑する。
    「宇都宮の洞察力で見つけた彼女の性別まで見抜くとは!!」
    刑事時代に拳銃テストで最も高得点を叩き上げた首藤が笑い交えに言った。
    今は神奈川県警に派遣されたが日々犯人逮捕に明け暮れている。
    今最も暇しているのは宇都宮だが…
    今回の調査報酬は武藤の給料から削られるらしい…
    まぁそんな事も気にせずに飲みまくっていた。

     そんな時、急に首藤がトイレに行くと言い出した。すると武藤の同期の
    武久が煙草を吸いに外へ出ると言った。武藤はそれに釣られて外の空気を
    吸いに行くと言った。宇都宮は料理長と話をすると冗談混じりながらも
    本当に実行しに行った。そして数人がぞろぞろと部屋を出て一人
    恰幅の良い刑事、財前が一人料理を黙々と腹の中に入れていく。

     十分後―
     全員が部屋に戻ってきたかと思っていた。しかし、首藤の姿がない。
    「便秘じゃないのか?ハハハハハハハハハハハハ!!」
    武藤が威勢の良い声で笑い始めた。
    「様子見に行くか!!」
    武藤は武久を連れてトイレへと足を運んだ。
    「お〜い首藤!!便秘か〜?それとも痔か〜?」
    応答はない。すると武久が神妙な表情で言った。
    「ちょっと大丈夫ですかね…」
    武藤も酔いが晴れないが皆を呼んでドアに体当たりした。
    そしてバンッとドアが開いた時、首藤は帰らぬ姿となって座っていた。
    胸にナイフが一突きされ、大量に出血していた。
    ドアノブを握っていた武久が悲鳴を挙げた。
    「うわああああああああああ!!」
  • 33 黒の組織 id:0s3mNjj/

    2011-12-11(日) 18:22:46 [削除依頼]
    と言うことで第2章始まりました!
    今回は推理小説の定番メニューである密室殺人です。
  • 34 黒の組織 id:SjUvLGW.

    2011-12-12(月) 18:00:47 [削除依頼]
     ? ‐ 証拠隠滅

     首藤の遺体が発見されてから数分後―
     警視庁刑事部捜査第一課の青山潤が駆けつけてきた。
    “KEEPOUT”のテープが現場周辺を張り、その周りを囲むように野次馬が
    集落をつくる。分針が深夜を差そうとしているのにも関わらず、
    騒々しさが一向に止まない。まるで国会のようだ。
    誰かが意見を述べていても私語が止むことはない。
     青山は鑑識かを率いて現場の指紋、DNAなどを調べさせた。
    後に科学捜査研究所のジャンパーを羽織った捜査員が現場に到着し、
    専門的な分析を始めた。
     武久は愕然としていた。放心状態で情意機能が作動しない。
    泪も流れず、まるで感情をなくした抜け殻のようだ。
    宇都宮は同情する事しかできず、武藤も酒の酔いが覚めて
    只武久を見詰める事しかできなかった。
    武久は深い溜息をついて一つ言葉を洩らした。
    「夢ならば醒めて欲しい…」
    その言葉には現実が受け入れられない武久の心の傷の深さを表していた。
     すると、その時青山刑事が頭を無造作に荒らしながら
    宇都宮らの目の前に立ちはだかった。
    「鑑識か及び科捜研で調査しましたが証拠となるものは一切検出
    されませんでいした。」
    その言葉の意味はよく解釈できた。我々は警察の身柄なのだから。
    証拠が一切検出されない場合捜査は大抵行き詰る事が多い。
     宇都宮はこの事件の流れが歯がゆかった。
    警視庁はやはり警察庁よりは手際が悪いようだ。
    自分でこの謎を解くしかないと意を決した。
     そうと決まれば現場を確認するしかない。
    青山は警視庁に戻ったので捜査に支障を浸さない範囲で観察した。
    ドアノブや便座等を隅々まで見た。その眼差しは熱かった。
    現場観察と同時に推理もしたがこの思案では齟齬をきたすので
    撤回し、また新たな推理を浮かべては撤回しと頭脳をフル回転させていた。
    「宇都宮…明日俺等も再度事件調査を行う。その時特別顧問としておまえを
    呼ぶ。だから今日は武久の事も配慮して帰宅しよう。」
    武藤はそう言いながら宇都宮の肩にポンと手を置いて、呟いた。
    「明日朝8時に起こしに来てくれ…」
    宇都宮は険しく曇った表情で武藤にそう告げた。
    武藤は浅くコクリと頷いた。が、その頷いた顎をフッと宇都宮に向け叫んだ。
    「ええええええええ!!??」
    この叫声の趣旨は宇都宮は早起きが大の苦手だというのに自ら頼んだからだ。
    しかし、周囲はこの武藤の空気の読めなさに苛立ちを隠せなかった。
    冷たい視線で武藤を凝視した。
    武藤は苦しくも微笑を浮かべて冷や汗を掻きながら退室した。
  • 35 wwwwwwww id:I49rzeW.

    2011-12-12(月) 18:06:01 [削除依頼]
    死後硬直を早まらせて、アリバイを作ってたのか・・・。
    すごいです、すごい推理です。
    僕にはまず死後硬直という発想すらないのでw
    次の事件も楽しみです。
  • 36 座右の銘 id:SjUvLGW.

    2011-12-12(月) 18:17:58 [削除依頼]
    >>35 この推理を作成するのに3ヶ月くらい掛かりました((笑 どうしても不可能犯罪もどきを創りたくて… アデノシン三リン酸という体内の物質を今回は キーポイントとして事件の解決に発展させました。 読んで頂き感謝します。
  • 37 黒の組織 id:SjUvLGW.

    2011-12-12(月) 18:18:24 [削除依頼]
    >>36 僕の事です。
  • 38 五月雨(元 ジョバンニ) id:TfoSSna.

    2011-12-17(土) 23:00:54 [削除依頼]
    評価に来たジョバンニです。どうぞよろしく。

    遅くなってしまい申し訳ありませんでした。未熟者ゆえ至らない点があると思いますが、どうか温かい目で見てくれると助かります。

    それでは始めますね。
    内容自体は中々に面白いものでした。この小説最大の見せ場である推理も、納得が出来る理由で解決へ繋がっていますね。しかし、描写技術がその内容に追いついていないのも確かだと思います。描写のムラなど、基本的な点も不安定なところが見当たります。描写の取捨選択など、基本から固めていくのを俺はオススメします。これからも頑張ってくださいね。
    <アドバイス>
    未熟者ながらアドバイスさせていただきます。

    まずは描写の取捨選択について。あなたの描写は大きなムラと言えるものが多くあります。例えば、最初のエピソードで武藤が木島を犯人じゃないと思っている理由を書いていないところ。わざわざ前の文章で主人公が「警察庁の刑事局が態々自分の元へ来る事はおかしい」と書いてあるにもかかわらず、結局はそれさえも説明せず、後に何も書かれてもいない。これはいわゆる心理描写のムラだと俺は思います。他にも、最初のエピソードでは車を使って移動をしていますが、ずいぶんと後になるまで「車」という言葉が書かれていませんよね。別に技巧的な技術でわざと書かないならいいのですが、この小説の場合は明らかに忘れていると俺は思います。これではしばらく経つまで読者は車の中だと気付かない……つまり分かりにくい文章となるでしょう。このように、描写の取捨選択がぎこちなく、不安定だと思います。どれが大切でどれが無駄か、それを考えながら書くことは基本でありずっと続くポイントなので、更に意識してほしいです。

    次に具体的な描写について。あなたの描写は最低限の量が書かれていますが、「具体的な描写」がないので全体的に霧のようなモヤモヤ感があります。前述で言ったように、描写とは取捨選択です。つまり淡々としたものもあれば細かいものもあるわけです。しかしあなたは、具体的な描写を書くのが苦手な気がします。「どのくらいの細かさで描写するか」といった、描写の微調整はとても大切です。俺が見る限り、もう少し描写の観察力を上げ、もっと具体的な描写を書けるようにするべきだと思います。

    最後に改行について。何故か中途半端なところで改行されており、とても気になります。改行とはただ単に読みやすさだけでなく、テンポや時間転換など様々な表現に応用できます。曖昧な理由で改行をすれば、文体は崩れるでしょう。今一度、改行をする理由を確かめてから書いていくようにすると、文体は更に安定するのではないでしょうか。
    <総合評価:C>
    これで評価終了です。
    質問などありましたら遠慮なく準備版にて。では失礼しました。
  • 39 黒の組織 id:kvref0w0

    2011-12-18(日) 17:15:29 [削除依頼]
    >>38 評価ありがとうございました。 確かに描写の技術が劣っていたかなと自分でも思ってました。 今は評価屋もはじめて徐々に自分の描写技術にも 磨きを掛けています。 再度お願いするかもしれません。 その際はヨロシクお願いします。
  • 40 黒の組織 id:kvref0w0

    2011-12-18(日) 17:41:10 [削除依頼]
     ? ‐ 事件解決

     武藤は約束通り朝8時に事務所のドアの前に立っていた。
    しかし本当に起きるか躊躇した。
     実際に起こして不愉快な顔をされると困るし、ただあの
    真剣な表情には約束を破れない。
     ドアの前で右往左往していた。住民が冷たい目で見ていた。
    以前にも怪しい人物と見られているからであろう―
     その刹那……
    「さっきから騒々しいなぁ……おめぇもよぉ……」
    宇都宮がドアを開けて武藤の目の前に立ちはだかった。
    武藤は驚愕して開いた口が塞がらなかった。
    宇都宮自身が自分で起床しただと……?
    自分は夢でも見ているのかと思い醒ます為に頬を捻った。
    しかし変わらない。
    「おめぇ……すげぇな!!」
    武藤は言葉が勝手に漏れてしまった。
    感動した。感動映画を見たときよりも感動した。
    涙が溢れてしまった。また住民が冷たい目で見る。
     しかしそれを宇都宮は笑みも浮かべず真剣な眼差しで
    見ていた。
    「俺は今回の事件は一刻も早く解かなくてはいけない。
    今回の犯人はあの集まった奴等の中にいるのだからな……」
    武藤は薄々気付いていたがそれを言葉として言われると
    苦しいものだ。二人の間に沈黙が続く。
     朝日を雲が覆い始めた。今日は雨模様になりそうだ。
    宇都宮は潔く手を振り翳した。武藤はコクリと頷き
    ボロ車に乗った。

     ボロ者は数km離れた料亭へと辿り着いた。
    小雨が降り始めていた。
     料亭では警察庁が直々に捜査を進めていた。
    料理長が事情聴取されていた。
     それを見ながら武藤が呟いた。
    「今回はなんにせ、密室殺人だ……捜査は行き詰まりだ。」
    険しい表情でオネエの料理長を見詰めた。
    宇都宮はそんな表情の武藤を見詰めていた。
     そのとき武藤の元へと一人の刑事が寄ってきた。
    その刑事は宇都宮にも一礼をした。
    「武藤さん、証拠は全く検出されませんでした。」
    武藤は浅く頷いた。そして呟いた。
    「この事件の鍵は実行犯しか知らないのか……」
    そのときだった。宇都宮はひらめいた。
    (実行犯しか知らない……?)
    頭脳を高速回転させた。
    動かなくちゃ頭が回らなかった。
    小雨の中料亭の周りを回り続けた。
    「よしっ!!役者を揃えろ!!」
    武藤に言った。その表情は微笑半ば、苦しさ半ばの
    顔だった。
     
  • 41 黒の組織@大雪です^^ id:zEVVoAR0

    2011-12-19(月) 22:37:31 [削除依頼]
     ? ‐ 最終回!!事件解決!!暴きたくない真相……

     あの日料亭に集まった人たちが警察庁によって召集された。
    武久の顔は相変わらず浮かない。
     小雨が徐々に大雨となっていく。雲行きは怪しく今にも雷雨に
    なってもおかしくないという天候である。
     警察庁の今現在の時点での最重要容疑者は財前である。
    1人だけアリバイが見つからなかったからだ。
    物的証拠も何もないから逮捕状は申請されないが……

    「俺は殺してなんかいない!!第一動機がないじゃないか!!」
    財前は警察に怒声を放った。
    武藤は財前を無理矢理押さえ付けた。我武者羅に財前はもがいた。
    その時宇都宮は浮かない表情を醸し出していた。
    武藤は欠かさず伺った。
    「お前、大丈夫か……?」
    宇都宮は顎を竦めた。何か躊躇しているようだ。
    また怯えているようにも見える。
    「俺は……この事件は解けない……」
    宇都宮らしくない言葉を発したのに武藤は少なからず焦っていた。
    武藤は宇都宮の横に行って肩にポンと手を置いて、深く頷いた。

     宇都宮は気持ちを整え、推理を披露する事を決意した。
    その目はとても苦しそうな目だった。
    武藤は自分の情けなさを改めて痛感した。
    「では……推理を披露します……」
    宇都宮は大きく深呼吸をした。
    その時だった。先ほどまで荒れ模様だった天候が忽ち快晴に恵まれた。
    これは神が補助してくれているのだろうか?
    どりらにしろ宇都宮の決意はついた。
    「今回の密室殺人を成立させることができるのは1人しかいないんです……」
    宇都宮は言い切った。
    「それは……武久!!おまえだ!!」
    苦しいながらも宇都宮は言った。
    太陽の陽が眩しいくらいに彼等を射した。
    「まず犯行はあなたは首藤が酔った時肩を支えた……
    その時にさり気なく胸部に一発ナイフで刺した。
    そして、そのままトイレに首藤を置いた。」
    宇都宮のしっかりとした視線で武久を見詰めた。
    武久は反論した。
    「じゃぁ……密室はどうやって成り立つんだ……?
    あのトイレは内鍵だぞ……」
    武久は震えた口調で質疑した。この時点でもう彼の犯人だという事は
    決定付けられそうだが最後まで聞こう。
    「お前が、お前がドアノブを握っていた……
    そして恰も鍵が掛かっていたかのように見せかけ、
    自分で密室にしていた……。ちがうか……?」
    武久は沈黙した。その俯いた目から大粒の涙が流れてきた。
    そして獣の咆哮のように叫んだ。
    「うおおおおおおおおお。」
    魂がその叫び声から抜けていくのが誰もが解った。

     後々事情聴取した後、動機は首藤が以前の事件で公務員職権濫用罪で
    逮捕される目前だったらしい。犯人に過剰な暴力を振るったとかで……
    それを護りたかったから殺したと供述している。
     最後まで護りたかったのに宇都宮は勘付いていたからこの事件の解決を
    最後まで躊躇したのだろう。

     その後武藤は宇都宮探偵事務所を訪れたが、もうそこに宇都宮の姿は
    なかった。そして貼紙にはこう記されていた。

    『今まで支えてくださった方に感謝致します。
     私、宇都宮健は外国にて修行を積ませていただきます。
     その故少しの間事務所の経営は休止させて頂きます。
             by世界のスーパーアイドル宇都宮健』

    またどこかで再会できるのを楽しみにしている。

               完
  • 42 黒の組織@大雪です^^ id:zEVVoAR0

    2011-12-19(月) 22:38:46 [削除依頼]
     という事で完結しました。
     今までありがとうございました!!
     まさかの2章での完結!?
     直にCHECKMATEの完結もあるでしょう……
  • 43 wwwwwwww id:EPlVFBU1

    2011-12-20(火) 17:21:45 [削除依頼]
    終わってしまったか・・・(涙
    おもしろかったです!デスマッチ頑張ってください!
  • 44 黒の組織 id:McnPPZV.

    2011-12-20(火) 20:07:51 [削除依頼]
    >43 はいっ! 頑張ります!
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