君色‐キミイロ‐7コメント

1 奈那. id:vt-gRv7k.z1

2011-11-29(火) 19:16:24 [削除依頼]


「僕、柴崎瀬南。
よろしくね、ひなたちゃん」


「うん、よろしく」


―――9年前。

あたし達は兄妹になった。
  • 2 探偵Y id:V.YVLle/

    2011-11-29(火) 19:19:32 [削除依頼]
    ふんふん
  • 3 奈那. id:vt-gRv7k.z1

    2011-11-29(火) 19:25:25 [削除依頼]


    *.001.*


    「ひな、早くして」

    玄関で靴を履きながら
    あたしを軽く睨んでいるのは、
    柴崎瀬南 *シバサキ セナ*


    「ちょっと待って」

    制服のブレザーを着ながら
    慌ただしく階段を下りているのは、
    あたし、柴崎ひなた *シバサキ ヒナタ*


    「また遅刻すんじゃん」

    「はいはい、すんません」

    あたしと瀬南は、同い年の兄妹。
    といっても、本当の兄妹じゃないけど。


    あたしのお母さんと、
    瀬南のお父さんが
    9年前に再婚して兄妹になった。

    だから、
    あたしの本当の名前は園田ひなた。

    今はもう柴崎だけど。
  • 4 奈那. id:vt-gRv7k.z1

    2011-11-29(火) 19:27:57 [削除依頼]

    *.探偵Y様.*

    下手くそな小説ですが
    読んでいただけると嬉しいです(∀)!*

    よろしくお願いします.
  • 5 奈那. id:vt-gRv7k.z1

    2011-11-29(火) 19:39:41 [削除依頼]


    *.002.*


    「髪、跳ねてる。
    だっせぇヤツ」

    「うっさい!!」

    瀬南を睨みつけながら
    あたしはローファーに足を入れた。

    あたしと瀬南は
    7歳の頃から一緒に暮らしている。

    今ではお互い、
    16歳の高校二年生。

    同い年だけど、
    瀬南の方が誕生日が早いということで
    あたしが妹、瀬南が兄ということになった。


    「んじゃ、行くか」

    「うん」

    何だかんだで
    ずっと一緒に登校してるあたしと瀬南。

    そのせいで、
    あたし結構悪口言われてるんだよね。

    というか、
    一緒に住んでる時点で悪口言われてる。

    瀬南はすごくモテてて
    学校の王子様状態。

    瀬南のことを好きなのは
    クラスの半分以上。

    男女から好かれてて、
    いわゆる人気者ってヤツ。

    だから女子からは、
    「生意気」とか色々言われてて…
  • 6 奈那. id:vt-gRv7k.z1

    2011-11-29(火) 19:50:00 [削除依頼]


    *.003.*


    ――ガチャ

    「あのぉ…」

    玄関を出たあたしと瀬南の目の前に
    見知らぬ女の子が立っていた。

    「柴崎瀬南君ですよね…?」

    「そうですけど」

    瀬南の言葉に、
    顔を赤くする女の子。

    「あのっ…私のメアドですっ!! よかったら連絡くださいっ」

    小さな紙を
    瀬南の目の前に差し出した女の子。
    よくよく見てみると、結構可愛い子じゃん。

    「あぁー…ども」

    手を伸ばして、
    紙を受け取る瀬南。

    「あのっ…待ってますから!!」

    そう言うと、
    彼女は真っ赤になりながら走って行った。


    またか…って感じ。
    瀬南にはこういうこと少なくない。

    家の前で待ち伏せ、
    なんてことも何度かあったし。

    「連絡すんの?」

    ニヤリと見つめたあたしに、
    瀬南は「ばーか」と呟いた。

    「しねーよ。 んなことより急ぐぞ」

    瀬南に腕を引かれ、
    あたしはゆっくりと歩き出した。
  • 7 奈那. id:vt-gRv7k.z1

    2011-11-29(火) 20:06:08 [削除依頼]


    *.004.*


    ―――………

    ――……

    ―…

    「いーなぁー…」

    「な、何が?」

    教室に入るなり、
    菜摘が口をタコのようにしながら
    あたしを見つめた。

    「だって
    毎朝瀬南君と一緒に登校してんじゃん」

    「だって兄妹だし…」

    あたしの言葉に、
    深いため息をつく菜摘。

    「365日、
    いつも一緒なんて…ひなたズルい……」

    「は?
    ズルいって言われても困るんですけど!!」

    菜摘は、
    同じクラスの今一番仲が良い友達。

    高二になってから友達になったけど
    さっぱりしてて付き合いやすい子。

    他は瀬南のことで
    グチグチ言う人ばっかだし…

    まぁ、
    菜摘も瀬南とのこと
    「ズルい」だとか「いいなぁー」だとかうるさいけど。


    「全く、菜摘は何も分かってないね」

    「え、何が?」

    「何が?じゃないわよ。
    女子にどんだけ悪口言われてるか知ってるでしょ?」

    「そんなんいいじゃん。
    あの瀬南君と毎日一緒にいれるならへっちゃらよ」

    …あんたねぇ…
    全っ然分かってない。

    瀬南大好き軍団の
    恐ろしさを知らないね。

    「あんたねぇ…」

    「ひなたはさぁ、
    瀬南君のこと男として見たことないわけ?」

    ……はぃ?

    怒鳴り声を上げようとしたあたしの声は、
    菜摘の意味不明な質問によってさえぎられた。
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