―居場所―11コメント

1 姫華 id:A/Y3JxF/

2011-11-24(木) 17:30:19 [削除依頼]
三日坊主な私なので
いつまで続くかわかりませんが…
頑張って更新していこうと思います!!

登場人物
・片野茜…主人公。明るくてクラスの人気者。
・桜木秀也…転校生。カッコよくて何でもできるが……
・舞原結…茜の親友。活発で運動神経は抜群だが勉強はいまいち。
  • 2 姫華 id:A/Y3JxF/

    2011-11-24(木) 17:42:00 [削除依頼]
    今日、このクラスに転校生が来た。
    女子は皆、カッコいいと騒いでいる。
    確かにイケメンという部類には入る顔だと思うけど、私の彼の第一印象は良くなかった。
    笑顔が偽物のように思ってしまう。
    何か大きな悩みを抱えていてそれを必死で隠そうとしているような、そんな笑顔だ。
    「じゃあ片野、よろしくな」
    「…え!?あ、はい…?」
    不意に先生に名前を呼ばれ、何がよろしくなのかもわからずはいと答えてしまった。
    「よろしくね!」
    偽物の笑顔で私に向かって言った転校生。
    席は私の左隣になったみたいだった。
    「ねぇ、よろしくって何のこと?」
    かばんの中から筆記用具やらを出している転校生に聞いた。
    「え、聞いてなかったの?」
    「全く!」
    「俺のお世話係を任されたんだよ」
    全く予想していなかった答えが返ってきて言葉がすぐに出てこなかった。
    お世話係っていったい何なの。
    学校の中を案内するだけでいいのかな。
    「今日の放課後、空いてる?」
    「空いてるけど、何で?」
    「じゃあ放課後、学校案内よろしく!」
    「う、うん」
    学校案内って何すればいいの?
    ここが音楽室で…とか言えばいいの?
  • 3 姫華 id:SwxahAr0

    2011-11-26(土) 16:49:31 [削除依頼]
    「茜!やったねー」
    「何が??」
    親友の結が休み時間になったと同時に私のそばに来た。
    「転校生、超イケメンじゃん!そのイケメンと仲良くなれるチャンスだよ!」
    結はこういうこと…つまり恋愛とかイケメンとか、そういう類の話が大好き。
    でも私はそういうの全く興味ない。
    「別に、興味ないし」
    私がつまらなさそうな顔をしてそう答えると
    結が信じられないとでも言わんばかりの顔をした。
    「興味ないの!?だってこんなイケメン、滅多に会えないよ!?」
    結は興奮しながらも、すぐ隣にいる転校生、桜木秀也に聴こえないように小声で言う。
    「全く!」
    イケメンだろうがなんだろうが、私は全く興味がない。
    恋とかそういうのよりも、みんなとワイワイしてる方が楽しいに決まってる。
    「こんなイケメンに興味を示さないなんて、あんたって変わってるよね」
    結は少し呆れたような顔をして、すぐに笑ってこう言った。
    「まぁ、そこが茜らしくていいのかもね!」
  • 4 姫華 id:1rtRt2X0

    2011-11-28(月) 16:48:20 [削除依頼]
    チャイムが鳴り、数学の小西先生が教室に入ってきた。
    起立・礼・着席、と一連の動きをして隣をふと見てみると、
    30?は離れていただろう桜木の机が私の机とぴったりくっついていた。
    桜木は何食わぬ顔で
    「教科書ないから見せてね?」
    と言ってきた。
    転校生なんだしそれは仕方のないこと。
    だけど、今のこの彼の行動は仕方のないことではないと思う。
    その彼の行動というのは、質問攻め。
    質問が思いつくたびに私に聞いてくる。
    それも数学の授業とは全く関係のないことばかり。
    「名前何て言うの?」とか「家はどこら辺なの?」とか
    そんなに私の情報を得てどうするのだろう。
    別に質問されること自体は嫌じゃない。
    人と話すのは好きだし、数学の授業はつまらないし。
    私が嫌なのは桜木のこの笑顔。
    やっぱり嘘臭くて、何か隠してるよな、騙されてるような笑顔。
    そんな笑顔をこっちに向けないで欲しい。
  • 5 姫華 id:xFSCTzV.

    2011-12-02(金) 14:46:43 [削除依頼]
    「茜さーなんかあった?」
    お弁当を食べているとき、結はそう聞いてきた。
    「え、何で?別に何もないよ!」
    笑顔でそう答えてからおかずのたまご焼きに箸をのばす。
    私がたまご焼きを口に運び終わったと同時に結は
    「本当に?本当に何もない?」
    と疑うように聞いてきた。
    「何でそう思うの?」
    私は逆に結にそう聞いてみた。
    「だって茜、転校生の桜木くんになんか冷たいような気がしたから」
    「そう、かな?」
    「うん、そう見えるよ。茜、誰にでも笑顔で話してるのに
    桜木くんには作ったような笑顔しか見せないし」
    「だってあっちが…あいつの笑顔、なんか偽物っぽくて苦手なんだもん」
    結はお弁当箱をしまいながら私の言い分を聞いた。
    お弁当箱を袋に入れ、机のはじによけるとこう言った。
    「私にはそうは見えないけどなぁ。茜の考え過ぎなんじゃない?」
    「うーん…」
    考え過ぎ、なのかな?
    彼は転校初日で、緊張しながら笑うから偽物っぽくなってるだけかもしれない。
    そう思うけど、なぜか納得がいかない。
    教室の反対側で男子と話す桜木の笑顔を見ても、やっぱり偽物に思える。
  • 6 マドレ〜ヌ id:wRtyMPz0

    2011-12-02(金) 15:02:09 [削除依頼]
    見させてもらってます!

    これからもがんばってください★

    ちなみに私、
    君のことが好きだから〜甘くて苦い思い〜っていうスレ書いてますんで、ぜひ見に来てください♪
  • 7 姫華 id:fbMAxjS0

    2011-12-07(水) 18:01:53 [削除依頼]
    マドレ〜ヌさん
    ありがとうございます☆頑張ります^^
    今度読ませてもらいますねっ!!
  • 8 姫華 id:fbMAxjS0

    2011-12-07(水) 18:18:16 [削除依頼]
    ―放課後
    「じゃっ茜、頑張ってね!そして楽しんでね!」
    「え、何を?」
    からかうように言った結に、そう言った。
    そう言うと結は、何言ってんの?と言いたげな顔で見てきた。
    「何って…案内するんでしょ!校内を!転校生に!」
    「…あぁ!!」
    私の頭の中からはそのことはきれいさっぱりと忘れてしまっていた。
    「もう!じゃあ明日ね!」
    そう言って結は教室を出ていった。
    転校生の桜木が私の前に来てあの笑顔を見せてからこう言った。
    「じゃあお願いしますっ」
    私はため息をひとつついてから頷いた。
    案内って…何をすればいいのかよくわかんないんだけど。
    とりあえず教室を一通り説明していけばいいか。
    まずは学校のはじにある体育館へ行った。
    「ここが見ての通り、体育館。
     体育館を使う部活は月ごとにローテーションで決まってるみたいだよ」
    私のその説明に軽く頷きながら体育館を少し覗いている。
    「桜木くんは何か部活に入る予定なの?」
    桜木は勢いよく私の方を見た。
    彼は目を大きくして、何かに驚いているみたい。
    「何…?」
    私がそう聞くと
    「だって…片野さんが俺に興味を示してくれたから!」
    と笑顔で言った。
    何故かこの笑顔を偽物じゃなく、本物の気がした。
    「え、だから何なの?」
    「俺ばっか質問してて片野さん、全然質問してくれなかったからさ。
     俺のこと嫌いなのかなーって思っちゃてたよ。
     あ、俺、野球部に入る予定だよ。前の学校でもやってたんだ」
    「へぇーそうなの?私、野球好きなの!」
    「マジで!?ちなみに俺ピッチャー!」
    「あーそんな感じするわぁ」
    「どんな感じだよ!?」
    何だ、思っていたより普通の男子みたい。
    笑顔だって偽物っぽく感じない。
    やっぱり、私の考えすぎだったのかな?
  • 9 すずゆ id:sQEWwIT1

    2011-12-10(土) 18:45:32 [削除依頼]
    そのあとも音楽室、美術室、化学室と学校中を案内した。
    案内する前はあんなに一緒にいるのが嫌だったのに、
    あんなに桜木の笑顔を見るのが嫌だったのに今は全くそんなこと思わない。
    むしろ、喋っていて楽しいって思える。
    「これで一通り案内し終わったけど、何か質問ある?」
    「ん、いやないよ…あ!あるある!」
    「何?」
    何かを思い出したかのように大声を出した。
    「アドレス、教えて?」
    制服のポケットからケータイを取り出してそう言った。
    さっきまでの私だったらきっと嫌だって言ってただろうな。
    偽物みたいな笑顔してるやつになんか教えたくないとか思って。
    「うん、いいよ!」
    私も制服のポケットからケータイを取り出しながら言った。
    赤外線でアドレス交換をしているときに、ふと桜木の顔を見上げた。
    よく見ると整った顔をしていて確かにカッコいいかも…。
    女子があんなに騒いだ理由もわかる気がする。
    「ん、何?」
    「ううん、何でもないよ」
  • 10 姫華 id:2OhNUs2.

    2011-12-21(水) 16:32:44 [削除依頼]
    上のは私です;;
    すいません><
  • 11 姫華 id:2OhNUs2.

    2011-12-21(水) 16:46:30 [削除依頼]
    「いーや!何でもなくない!俺に見惚れてたんだろー?」
    イタズラに笑う彼。
    「見惚れてないし!!」
    本当は見惚れていたのに嘘をついた。
    必死になって隠しているけど、きっとバレバレだろうなあ。
    私の顔はきっと真っ赤になっている。
    だって顔が熱いから。

    校門まで一緒に歩いた。
    放課後のグラウンドには部活の生徒がたくさんいて、
    みんなそれぞれの目標に向かって練習している。
    野球部のピッチャーが投球練習している横まで来て
    桜木がいきなり足をとめた。
    「そうしたの?」
    聞こえなかったのか返事がなかった。
    真っ直ぐにピッチャーを見つめてる。
    「ポジション、ピッチャーなの?」
    「…え?」
    「ピッチャーなの?」
    さっきよりも大きな声で言った。
    それでも桜木は「え?」という顔で私を見る。
    「ねぇ、俺のポジション言ったよ?さっき」
    「え…」
    そう言われると、今度は私がきょとんとした。
    「…あぁ!さっき言ってたね、ピッチャーだって!ごめん…忘れてた」
    桜木は少し鼻で笑ってからこう言った。
    「うん、俺言った。俺のことそんなに興味ないんだ?」
    笑いながらそう言う桜木に私はまた「ごめんね」と言った。
    「ま、別にいいけどさっ。ところで家、どこなの?」
    「デパートの近くだよ。西山駅の前の」
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