Blue Blue Garden3コメント

1 Zwei id:7PCEt0c.

2011-11-23(水) 21:37:29 [削除依頼]

 青い青い空の下
 僕は、死にたかったのだと思う。
  • 2 Zwei id:7PCEt0c.

    2011-11-23(水) 21:59:01 [削除依頼]


    「……雨、が」
    「ああ、とうとう降り始めましたか」
     耳を澄まさなくとも聞こえてくる雨音に、新堂は立ち上がり、窓を少しだけ閉めた。
     先ほどまで青く顔を覗かせていた空は、どんよりと重苦しい雲の仮面で隠されている。
     新堂が再び椅子に腰掛けると、ソファに寝ころんでいた男が不満気に言った。
    「別に、閉めなくてもよかったのに」
    「雨が入ってくるでしょう」
    「それでも、空気がこもるよりはいい」
     確かに淀んだ空気は嫌だな、と新堂は頷いた。だが、窓を開ける訳にはいかなかった。
     振り込んだ雨がカーペットに染み込めば床にカビが生えるかもしれない。
     少しくらいならいいが被害が拡大してしまったらアパートを引き払うときに面倒だ。
     風の代わりにといっては非力すぎるが、新堂は申し訳程度に空気清浄機を作動させた。
    「なあ、窓を開けろよ」
    「ここは誰の家ですか」
    「……お前の」
     粗相を見つけられた猫のような顔をする男に、新堂は苦笑いをする。
     そんな顔をするくらいなら最初から文句など言わなければいいのに。
     そもそも居候の分際で、この男は態度が大きすぎるのだ。
    「明日は晴れるといいますから、それまで我慢して下さい」
  • 3 Zwei id:7PCEt0c.

    2011-11-23(水) 22:16:12 [削除依頼]
     小さな子供のように胸にクッションを抱きしめて、男は頷いた。
     わがままが通らず、なぜ通らなかったのか頭では理解しているが、納得できない。
     ソファに寝ころぶ男の背中は、そんな雰囲気を見せつけるかのように漂わせていた。
     そういえばこの男は今日何をしたのだろうと、新堂は不思議に思った。
     もしや一日、ソファから数えるほどしか動いていないのでは。
     それではいけない、何か仕事をさせなければ。新堂は考えた。
     休日とはいえそんな怠けてばかりいては、人間が腐ってしまう。
     そういえば、と今日スーパーで鰈を買ってきたことを思い出す。
     休みは外食というのが習慣だったが、夕食をつくらせるのがいいだろう。
    「今日の夕飯は鰈の煮つけです」
    「……だからどうした」
    「勿論、あなたが作るんですよ」
     新堂が指で台所を示せば、男もつられてそちらを向いた。
    「今日は外食じゃないのか」
    「あなたが一日、何もしていなさそうだったので」
    「休みの日ぐらいいいだろう」
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