変態王子と平凡な私12コメント

1  まり∩x`* id:ZR7xO6I1

2011-11-23(水) 12:59:57 [削除依頼]
「キスしていいよね?」

「えっ……ちょっ……と」


変態王子な君は、
平凡な私にとっては、
少し過激すぎる気がします―。
  • 2  まり∩x`* id:ZR7xO6I1

    2011-11-23(水) 13:16:22 [削除依頼]
    「寒っー……」

    私、咲坂梓。
    何の変哲もない平凡な女子高生です。

    「もう11月だもんね」

    この子は篠原胡桃。
    ほんのり茶髪で、
    人形みたいに整った顔。
    高校1年生のくせして、
    今年のミス・祠堂。
    誰もが振り返る美少女は、
    私の親友。

    「あっ、あの胡桃ちゃん!」

    少し震えた声で、
    男子生徒が胡桃を呼び止めた。

    「あ……ごめん梓。
     先、帰ってて」

    胡桃は申し訳なさそうに言うと、
    その男子生徒のところに駆け寄った。
    ……告白か。
    今月入って何回目だろ?

    私は一人下駄箱に向かい、
    履き慣れたローファーを履くと、
    両手で腕をさすりながら昇降口を出た。
  • 3  まり∩x`* id:ZR7xO6I1

    2011-11-23(水) 13:26:04 [削除依頼]
    「ねぇねぇ、
     今日は篠原さん一緒じゃないんだ」

    昇降口を出ると背後から、
    また胡桃目当ての冷やかしか、
    男子生徒の声が聞こえた。
    最近、冷やかしが多いんだよな。
    私は男子生徒の顔を見ずに、
    無視をして歩き続けた。

    「ねぇーってば!」

    男子生徒はそれでも私を追ってくる。
    ……しつこいなぁ。

    「ねぇーってば、梓ちゃん!」

    そう言いながら男子生徒は、
    馴れ馴れしく私の左腕を掴んだ。

    ―ブチッ。
    私の脳内で我慢の糸が切れた音がした。
  • 4  まり∩x`* id:ZR7xO6I1

    2011-11-23(水) 13:52:13 [削除依頼]
    「しつこいんだってば!」

    私はそう叫びながら、
    勢いよく振り返った。
    ……そこには、
    学年1……いや、学校1モテる男がいた。
    椎名翼、高校一年生。
    確か私の隣のクラスでB組だった気が……。
    っていうか、そんな学校1のモテ男が、
    私に何の用なの!?

    「……何か?」

    私が睨みながら尋ねると、
    椎名くんはにこっと笑いながらこう答えた。

    「篠原さんいないなら……。
     なんて言うと思った?」

    ……は?
    何が言いたいんですか?
    私には椎名くんの
    言いたいことが理解出来ません。

    「えっと……で?」

    私が再び尋ねると椎名くんは、
    私の顔に椎名くんの顔を
    ギリギリまで近づけた。

    「俺、梓ちゃんのことが好きなんだ」
  • 5  まり∩x`* id:ZR7xO6I1

    2011-11-23(水) 13:56:56 [削除依頼]
    ……いきなりすぎない?
    さっき初めて話したばっかだよ!?
    普通は告白までに、
    いろいろあるんじゃないの?

    「いや、冗談でしょ?
     っていうか離れてほしい」

    私はそういって椎名くんから、
    二、三歩後ずさりをした。

    「冗談じゃない本気だから。 
     っま、覚えといてー」

    椎名くんはお決まりの笑顔で、
    私の前から何事もなかったかのように、
    去って行った。

    学校1の王子が私のこと好きだって?
    ははっ……笑えねー。
    まぁ、どうせ本気じゃないっぽいし。
    すぐに飽きるでしょ。
  • 6 (ΘÅΘももоωо) id:OPvs.qe.

    2011-11-23(水) 14:04:10 [削除依頼]
    王子って、その王子か〜金持ちの王子だと思ったwwすみませんm(__)m
  • 7  まり∩x`* id:ZR7xO6I1

    2011-11-23(水) 14:14:21 [削除依頼]
    「あれ、梓?
     帰ってていいって言ったのにー。
     まぁ、ありがと」

    驚いた表情で胡桃が言う。
    もうそんなに時間が経ってたんだ。
    可愛い笑顔でお礼を言う胡桃。

    「待ってたんじゃないんだけど……。
     まぁ、いろいろあってさー。
     気がつけばこんな時間に」

    笑いながら言う私に、
    胡桃は小悪魔のように笑いながら、
    「何なに?」と尋ねてくる。
    うーん、どうせ冗談だし、
    説明するのも面倒だし。

    「言うほどのことじゃないよー。
     あ、胡桃はどうだったの?」

    私も笑いながら胡桃に尋ねた。
    すると胡桃は苦笑いしながらも、

    「告白だった。
     ……断るほうも辛いんだよね」

    と答えた。
    胡桃はずっと好きな人がいる……らしい。
    その人は年上で叶う望みなんてないって。
    胡桃は昔笑いながら話してくれた。

    「まぁ、前向きに!
     私は胡桃の恋を応援するから!」

    私は笑いながら言うと、
    胡桃は少し涙目で「うんっ」と返事をした。
  • 8 mone id:b4eXP0h.

    2011-11-23(水) 18:13:39 [削除依頼]
    面白くなりそうー頑張って
  • 9 みみ id:YTuLuW51

    2011-11-26(土) 12:18:46 [削除依頼]
    続き書かないの?
    楽しみにしてまーす(^O^)/
  • 10 まり id:ADJbtFu0

    2011-11-26(土) 20:48:34 [削除依頼]
    >6 _ももsama* いえ,こちらこそすみませんm(__)m これから読んで下さると嬉しいd(ry >8 _monesama* ありがとうございます! がんばりますbb >9 _みみsama* ありがとうございます! 更新は休日にしか, 出来ないと思いますが...。 がんばりますbb
  • 11 まり id:ADJbtFu0

    2011-11-26(土) 20:58:54 [削除依頼]
    翌日の朝、
    目が覚めると時計の長い針が8、
    短い針が3を指していた。
    ……8時15分?
    脳内で理解するのに約5秒ほど掛かった。

    「遅刻じゃんっ!」

    私はそう言うとベットから飛び起きた。
    そしてボサボサの髪の毛を梳かし、
    少し着慣れた制服を身に纏うと、
    顔を洗って家を飛び出した。
    時刻は8時25分。
    走れば40分までには着くよね?
    ……それでも遅刻だけど。

    息を切らしながらも
    走り続けるとやっと校門が見えてきた。

    「34分! 意外と早かったな」

    ふと携帯の画面に目を落としたとき、
    曲がり角から出てきた人にぶつかった。
    うわ、ベタな展開。
    そう思いながら私は、
    ぶつかった人の顔を見た。
  • 12 まり id:ADJbtFu0

    2011-11-26(土) 21:05:36 [削除依頼]
    「イタた……。
     えっと、ごめんなさい大丈夫?」

    そう言って私は立ち上がると、
    ぶつかった人は見覚えのある顔だった。

    「梓ちゃん! やっぱ運命……」

    ―椎名翼だった。
    椎名くんはお決まりのように、
    にこっと微笑むと
    意味が分からないことを一人で言って
    盛り上がっている。
    うわ最悪。
    朝から嫌な人に逢ったな……。

    「……遅刻だ、急がなきゃ」

    私は何事もなかったように、
    その場から離れ校門を潜った。
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