しっぽとりゲーム116コメント

1 あげもの id:yUtlcjx0

2011-11-15(火) 23:24:11 [削除依頼]
ねこふんじゃった
  • 97 あげもの id:kLFYAlh1

    2012-01-24(火) 22:40:07 [削除依頼]


     『鐘宮桃子って名前……どっかで聞いた事ある気がするんだ…………』
     「そうなのか?」

     時刻は十二時三十三分。母親の説教は小一時間続いた。ヒステリックに泣き上げて「あんたに何かあったら」と顔を真っ赤にして言う母に、多少の罪悪感を覚えずにはいられなかった。夕食はとっくに食べ終え、一晃はベットの上で奈々枝と電話をしていた。みんなに今日見た事、聞いた事をメールの長文で送ると奈々枝から電話が掛かってきたのだ。
     ちなみに啓太は無駄にはっちゃけた返事で、北堀はいやに淡泊なメールだった。いつも絵文字だらけの読みにくいメールを送ってくるくせに、それが少しだけ気になった。
     それも奈々枝からのコールでどうでも良くなってしまったのだが。

     『うんー……どこで聞いたんだろ』
     「……また思い出したら教えてくれ」
     『わかった』
     「それで……どう思う?」
     奈々枝は、気味が悪いと一言呟いた。

     『だって、死ぬ前にその人が尻尾を切って私たちに送ったかも知れないんでしょ? 住所をどうやって調べたとか、なんでその猫が死んだ時に私たちが側にいたのがわかったのか、とか……気味が悪い』
     「まぁな…………」
     『でも供養とかすることで、この事件が終わるならこれがわかった事でも進歩だと思うの。次は私も手伝うよ』
     「ありがとう」

     奈々枝の優しさに胸を温かくし、一晃は通話を切ると思わずにやけた。本当に自分は良い彼女を持ったと思う。
     次は奈々枝と鐘宮桃子が入院していた病院に行こう。そう思いながら、一晃は眠りに着いた。
  • 98 ぐみ id:6wqwyXg0

    2012-01-25(水) 20:03:53 [削除依頼]

    久々更新!
    遅くなってもいつでも待ってますよー((ぇ
  • 99 あげもの id:YSECkPm/

    2012-03-03(土) 22:22:38 [削除依頼]
    お久しぶりです。一ヶ月以上放置してもう言い訳など出来ませんが。
    どうしても未完のまま放置したくなかったのでまた上げさせて頂きます。
    もう話の内容なんか忘れてると思いますが、本当に完結はさせたいと思っているので、ちまちま待ってくださると嬉しいです。
    今から更新します。
  • 100 あげもの id:YSECkPm/

    2012-03-03(土) 22:27:55 [削除依頼]
    奈々枝はふぅと息を吐き携帯の通話を切った。一晃の事が心配だった。
    今日だって猫の死体など見たと言うし、学校での事件だって、大抵の人間はそんな悲惨な現場を見れば精神がおかしくなって当然なのだ。
    しかし一晃はどうしても強がっているように見えた。一晃の心が心配だった。自分が見たわけでないから、想像でしかないが、それでも精神的ショックが大きくないわけがないと思った。

    もうひとつ小さくため息を吐き、どうしてこうなったのだろう、鐘宮桃子という名前をどこで聞いたのだろうと思案を巡らせながら再び机に向かいペンを握った。
    奈々枝は宿題の途中だった。
    しかしそれも長くは続かなかった。刺客再開した勉強タイムは携帯の呼び出しによって遮られたのだ。
    こんな時間にだれ?
    ディスプレイに光るのは北堀沙耶の文字。奈々枝はすぐに通話ボタンを押した。
    いままで付き合いなどほとんどなかったが、最近連絡先を交換した。もちろんこれから沢山情報をやりとりしなければならないと思ったからだ。
    「もしもし」
    『奈々枝?』
    「そうだけど」
    『今からちょっと会えない?』
    「へぇ?……い、今から?」
    前々から常識のない人だとは思っていたがここまでとは思わなかった。
    『ごめん、本当に。どうしても今話したい事があるの』
    「……それは、しっぽに関係してる事? 電話では言えない事なの?」
    『……そう』
    「わかった……」

    奈々枝の家は母子家庭だった。昔は四人家族だったが、離婚して奈々枝は母方に付いたのだ。その所為で母は水商売をしており、帰ってくるのはいつも朝方だった。
    今現在も奈々枝は家に一人だ。出て行くのを止める人はいない。
    『じゃあ公園で』
    学校の近くの公園で会う約束をした。
    幸いここらへんは治安がよい。自転車で行ってすぐ帰ってくれば大丈夫だろうと思った。
    一瞬一晃に連絡するという考えが浮かんだが、別段必要ないだろうと思い直してやめた。
    それよりも、あの生気のない北堀の声の方が気になった。
    いつも元気はつらつとしているのに、さっきの電話ではまるでハリがなかった。
    携帯だけをポケットに突っ込み、しかっり着込んで大急ぎで自転車を漕いだ。夜は一段と寒い。
    公園では、既に北堀が街灯の下で待っていた。

    「ご、めん……待った?」
    「ううん、平気。ごめん急に呼び出して」
    自転車を降りながら少し息を整える。
    「ちょっと座ろう」
    北堀がそう言いだし、公園内にある木のベンチに腰を下ろした。いつもなら雨風にさらされた汚さに眉をひそめる所だが、幸いこの暗さでは気にならなかった。
    「で? 話ってなに?」
    奈々枝が唐突に切り出す。こんな寒い中長居はしたくなかった。
  • 101 あげもの id:YSECkPm/

    2012-03-03(土) 22:33:26 [削除依頼]
     「まぁその……相談にのって欲しいって言うか……」
     「しっぽのことだよね?」
     「うん……今日芦江ちゃんのメールみたじゃん」
     「見た」
     「私スプラッタとか大好きだからこういうのワクワクする質なんだけどさぁ、やっぱ実際のことでしかも自分が絡んでると思うとどーも気持ち悪いっていうかさ、嫌な気分になっちゃうんだよね」
     「そうだね」
     「猫はでもまだいいよね、尻尾切られた死体山積みってのはちょっと面白いかも。あはは、だってねぇ、うちら人が内臓吐き出した瞬間ガチ見してるわけだし? あ、そっか奈々枝は見てないんだっけ。あれはやばいよー、ゲロったみたいにどばぁっていろいろ出ちゃうの! 今まで見たどんなグロ映像よりグロかっ」
     「北堀さん!!」
     「あ……ごめんごめん」

     どう考えても様子がおかしい。目の焦点が合ってない。北堀がどうにかなってしまったんではないかと奈々枝は心配した。
     「もう今日は帰った方がいいんじゃないの?」
     「だ、大丈夫! ていうかまだ本題話してないし!」
     「……じゃあ早く話して? 早く帰ろう? 今しか話せないんでしょ?」
     「う、うん……ていうか出来るだけ早く話したいってことだったんだけどね」
     「うん?」
     
     「私ね……もうすぐ死ぬの」
     「え?」

     驚くほど落ち着いて彼女はそういった。平然と、自分の余命を宣告した。
     「猫がね、いっつも私のこと追いかけてくるの」
     「……」
     「にゃあにゃあにゃあにゃあにゃあにゃあにゃあにゃあずーっと私の耳元で鳴くの」
     「……気のせいじゃ」
     「気のせいなんかじゃない!」
     いきなり大声を出されビクリと体を揺らす。
     「私に早く死ねって言いながら追いかけてくるの! 今だってそこの草むらに何匹隠れている事か!」
     「な、何もいないよ……」
     「何言ってんの!! 聞こえるでしょ猫の鳴き声!」

     
     何も聞こえない。
     北堀は何もいないはずの草むらを怯えながらじっと指さしていた。
  • 102 遥子 id:4l7wv4U/

    2012-03-03(土) 22:41:26 [削除依頼]
    うわぁ復帰してる!!
    前前作から密かにファンでした。
    また読めて凄くうれしいです!!!!

    頑張ってください。
  • 103 あげもの id:YSECkPm/

    2012-03-03(土) 23:40:44 [削除依頼]
    遥子さん>待っててくださった人がいることに感激です。
    ありがとうございます。
  • 104 あげもの id:YSECkPm/

    2012-03-03(土) 23:47:56 [削除依頼]
     「き、北堀さん」
     「……ね、このゲームどうなったら終わりか覚えてる?」
     「…………」
     「最後の一人になったら終わるの。この鳴き声は、このゲームが終わるまで続いて、きっと私はそのうち猫に呪い殺されてしまう」
     「そんな……」
     「つまりね、私はこのゲームを少しでも早く終わらせたいの」
     「だ、だから今一晃が頑張って……」
     「そんなの待ってられない! 私はもう死ぬんだよ!?」
     「北堀さ……」
     北堀の形相は、以前のものとは似ても似つかない。恐ろしかった。
     今やベンチから立ち上がり、大きな瞳で奈々枝を見下ろしている。奈々枝は蛇に睨まれた蛙のごとく、動けないでいた。
     汗が額から流れ落ちる。こんなにも寒いというのに。

     「だからさ。相談なんだけど」
     北堀はコートのポケットからギラリと光るものを取り出した。
     「死んで」
     カッターナイフがベンチに突き刺さり、パキリと刃が数センチ折れた。
     奈々枝は間一髪で振り下ろされたそれを避けていた。
     独特の音を立てて、北堀は折れた分の刃を押し出した。
     
     どこが相談なの。
     思うと同時に走り出した。
     声が出ない。突然の恐怖は、奈々枝の声帯を奪ってしまったかのように声を出させなかった。必死で自転車のおいてある所まで戻ったが、乗る暇はなかった。跨いでいるうちに背中からぐさりだ。
     「待てぇええええ!」
     北堀の目は血走り、腹を空かせた肉食獣のようになっていた。もはや人間でない。
     奈々枝は息が切れそうになっても走り続けるしかなかった。体力にそこまで差はないはずだ。しかしどれだけ闇雲に走っても北堀はカッターナイフを振り回しながら後を追ってくる。
     周りは民家だ。声を出せば誰か気づいてくれるかも知れないのに!
     無情にも口から出るのは、辛そうに呼吸をするヒュウヒュウという音だけだった。口の中がねばねばして血の味もする。もう何分? いや、何時間走り続けた!? まだ彼女は追ってくるの!?

     怖い、怖い怖い怖い怖い!!

     心の中でそう叫んだ。
     その途端、後方で車のクラクションがした。そして激しい衝突音。
     走りながら後ろを振り返る。北堀は付いてきていなかった。
     立ち止まり、ゆっくりと音のした方へ歩いていった。頭の中が真っ白で気づかなかったが、わりと大きめの道路を横断していたらしい。そこで起こった事故のようだ。
     事故を起こしたトラックの運転手が顔面蒼白で地面を見つめていた。
     人が下敷きになっている。
     タイヤの下から力なく放り出されている少女の手の平。指の少し先には、カッターナイフが落ちていた。
  • 105 あげもの id:yL8HMeN1

    2012-03-04(日) 18:24:16 [削除依頼]
     4

     一晃は結局、あれから一度も家の外へは出られていない。
     母親の監視が厳しかった事もあるし、心配は掛けたくなかった。
     そして、今日はついに登校日となった。学校帰りに鐘宮の入院していた病院へ足を運ぶつもりでいた。しかし気になる事があった。
     五日前から奈々枝と連絡が取れないのだ。
     今日病院へ行くというメールをしても返事がなく、家に電話しても誰も出ない。
     例の日に電話で話して、それっきりだった。
     何かあったのではと内心穏やかではない。
     いつもより十分早く家を出て、奈々枝の自宅へ向かう。
     帰りに病院に寄るため自転車通学だ。

     恐る恐るインターホンに指をかける。ぐぐもった電子音。中からの応答を待つ。
     いつもなら十秒足らずで奈々枝の声が聞こえるのだが…………。
     緊張で手にじんわりと汗をかいていた。
     『はい』
     「奈々枝!」
     応答があった。そのことには安堵する、が奈々枝の声はとてもじゃないが元気な人間が出す声量ではなかった。
     「心配したんだぞ全然連絡とれなくって! 大丈夫なのか!?」
     『うん……ごめん。大丈夫だけど……今日は学校休む』
     「……何かあったのか?」
     『…………』
     沈黙は肯定と同じだ。
     「ちょっとでも顔が見たい」
     『ダメっ!』
     突然の強い否定に驚く。奈々枝が苦しんでいると直感した。
     しかし会いたくない理由が全くわからない。
     『ごめんなさい……今は会えない。病院も……ついて行けなくてごめん』
     「……いいよ。具合悪いんだったらちゃんと寝とけよ? あとメールの返事返せよ! 心配すんだから」
     『うん……』
     「じゃ、行くからな。本当になんかあったら呼べよ?」
     『ありがとう…………』
     奈々枝との朝の会話はこれで終了した。その後学校で耳にする噂に、耳を疑う事になるとも知らずに……。


     「北堀が死んだ!?」
     一番始めにそれを聞いたのはロッカーで立ち話をしているクラスメイトからだった。トラックとの交通事故で、五日前に亡くなったらしい。
     しっぽの所為ではなかったが絶対に関係していると思った。そして、何より気がかりなのは奈々枝と連絡が取れなくなった日と同じという事だ。
     もしかして北堀の事と関係している……?
     考え事をしているうちに、教室の前まで来ていた。
     入ると、まず雰囲気が少しおかしい事に気づいた。みんなが一点の方向に視線をちらちら向けて、耳打ちあっている。
     気味の悪い視線の先に座っているのは、啓太だった。
  • 106 あげもの id:yL8HMeN1

    2012-03-04(日) 21:16:19 [削除依頼]
     「なぁ、最近あいつの周りの人間ばっか死.んでねぇ?」
     「最初は友達で、次は彼女でしょ? 近づいたらうちらもや.ばくない?」
     「あいつ性.格悪いしなんか、罰当たってんじゃね」

     むかついた。
     いくら啓太が性悪だって、何も知らない奴らがごちゃごちゃ言うのには耐えられなかった。
     イヤホンで音楽を聴きながら、無表情でメールを打っている啓太にゆっくりと近寄る。
     掛ける言葉など見つからなかった。
     「……啓太」
     「……はよ」
     「…………」
     ちらと視線をこちらへ向け。コードを引っ張り耳栓を外す。
     「ついに残り三人だな」
     「……残念、だったな…………」
     耳栓を外しはしたが、携帯の画面を打つ指は止まっていない。
     「なぁ知ってるか? 一晃」
     「何を……」
     「沙耶が死んだ時、近くにいた人物」
     「そんなの知らねえよ」
     「古守奈々枝だ」
     「えっ」

     その事実にも驚愕したが、それ以上に、啓太の冷たい瞳におののいた。
     なんでこいつは敵を見るような目で俺を見ているんだ――?
     「沙耶を殺したのは古守だ」
     「……そ、そんな馬鹿な。だってトラックの事故だって……」
     「そんなの偽装すればどうにでもなる」
     携帯を持つ啓太の手は、怒りからなのか微かに震えていた。
     奈々枝は絶対にそんなことをする人間じゃない。こいつはわかってないんだ。
     抗議しようと口を開いたが、啓太がそれを遮った。
     「あいつ……自分が生き残りたいからって……よくも、よくも沙耶を……」
     奈々枝の罪を信じて疑わない。噛んだ唇から一筋の血が流れた。
     「殺してやる」
     一晃は目の前が真っ赤になった。

     目の前の男の襟首を強引に掴み、殴りかかる。
     男は派手な音を立てて転倒した。
     奈々枝を殺すだって!?
     そんなことさせやしない! 奈々枝は俺の大事な彼女だ! こいつならやりかねない。猫の死体を平気で弄ぶような奴だ! 奈々枝は……奈々枝はっ!


     はっと体が硬直する。
     頭に血が上り幻覚を見ていたようだった。さっきから一晃は一歩も動いていない。
     啓太には指一本触れていない。
     安堵と同時にひどく自分が惨めになった。
     ――結局俺は喧嘩をする度胸もないんだ。
     啓太だって、それをわかっていてわざわざ一晃の目の前で殺してやるなどと呟いたのだ。もう既にイヤホンをつけて、携帯をいじくっている。
     こんな時にまでメール……。
     憤りを感じるが何も言う事は出来ない。不安とストレスは溜まっていく一方だ。
     さっきまでこんな奴を可哀想だと思っていたことに後悔した。
  • 107 ぐみ id:MlPToAZ1

    2012-04-20(金) 20:35:13 [削除依頼]

    久々に来たら更新が!

    待ってましたぁ!

    私もちまちま見に来ますね!
  • 108 あげもの id:dg0jhjA0

    2016-02-06(土) 14:01:30 [削除依頼]
    クラスの異様なざわつきの中、担任が入ってきた。
    「全校集会をすることになったから、放送がかかったらでてくぞー。席につけー」
    一晃はどうすることもできなかった憤りの視線を啓太に向けながら、黙って席に着いた。
    クラスメイトが全員席に着くと、誰もいない三つの机は、嫌でも目について仕方なかった。
    放送がかかるまでの間に、一晃は急いで奈々枝にメールを送った。

    「今日は俺のうちに泊まれ、一人だと心配だから。親には俺から言っておく」

    今の啓太は何をしでかすかわからない。家に一人でいるよりは絶対にいいと思った。

    全校集会はもちろん北堀のことだった。こうも立て続けに同じ学校の生徒がなくなっていては、マスコミも黙ってはいないのか、対応に追われているらしい教職員の顔色は皆一様にひどいものだ。
    学校の授業は二、三時間で終わった。生徒にも落ち着きはなく。こんな状態では授業に支障をきたすと判断されたのだろう。
    その頃になっても奈々枝からメールの返信は来ていなかった。ぞろぞろと家に帰る生徒のいる中、啓太はまだ自分の席に着いている。奈々枝の携帯に電話をかけることにした。
    教室を出て踊り場で奈々枝が電話を取るのを待つ。

    「……一晃?」
    「メールの返信しろって言っただろ!大丈夫か…?」
    「うん…ごめん、ごめんね。メール見てなくて」

    泣き出しそうな奈々枝の声に怒鳴ったことを後悔した。
    一番不安なのは奈々枝なのに自分が焦ってどうする。

    「いや、ごめん俺も、すごい心配で……」
    「わかってる。ありがとう一晃」
    「メールでも送ったんだけど、今日は俺のうちに泊まれ」
    「えっ?」
    「一人でいるよりはいいだろ?今からお前のうちに行くから、一緒に行こう」
    「……いいの?」
    「当たり前だ!ごめんずっと一人にして」
    「……ううん。ありがとう、すごく嬉しい」

    本当に安心したような奈々枝の声に、一晃もほっと胸をなでおろす。
    啓太との会話はあえては言わなかった。余計に心配させるだけだと思ったからだ。

    「あ、一晃の家までは一人で行ける、近いし、自転車で行けば大丈夫だと思う。一晃ははやく病院に行ったほうがいいよ。はやく、このゲームを終わらせてほしい」
    「でも……」
    「ごめん。今すぐ一晃には会いたくない。私、ひどい顔だから……それに、いざという時は一晃より私のほうがずっと強いと思うよ」

    朝の拒絶はそのためかと思う。きっと、この5日間、ほとんど寝ていないのだろう。
    奈々枝の強さには頭がさがる。本当に自慢の彼女だ。

    「じゃ、気をつけろよ……親には連絡してあるから」
    「うん。ありがとう」

    病院もいつまでも入れるわけではない。今出発しなければあまり時間があるわけではなかった。

    「あ」

    奈々枝が何かを思い出したかのようにつぶやく。

    「何?」
    「私、思い出した。鐘宮桃子のこと」
    「え!?」
    「……一晃覚えてないの?」
    「俺も知ってるのか?」
    「たぶん知ってるはず、ほら、思い出して」

    奈々枝は、自分の知っている。鐘宮桃子という女性について語り始めた。
  • 109 あげもの id:dg0jhjA0

    2016-02-06(土) 23:37:41 [削除依頼]
    復讐

    1
    自転車を全速力で漕いで20分。鐘宮桃子が通院していた病院はそこにある。凍える寒さはだいぶマシになってきていて、今日は自転車に乗れば少し汗ばんだ。
    教室を出るとき、まだ啓太は中にいて、携帯をいじっていた。あの電話からすぐに奈々枝が家を出ていたら啓太が何かできる可能性はない。第一そう簡単に人を殺すなんて、できるはずがないのだと、一晃は自分に言い聞かせた。
    “慶南(けいなん)病院”と、その看板には一晃が聞いたままの名前が貼り付けてあった。
    自転車置き場に自転車をとめ、中に入る。診察を受けに来た人、お見舞いに来た人、静かな空間にそれぞれのことをしている人が数人。
    真っ先に、受付に向かう。

    「すみません、ここに入院していた鐘宮桃子という人について少しお尋ねしたいのですが……」

    受付にいた女の人はニコリと微笑んだ。

    「申し訳ありません。患者様の個人情報はいっさい他の方にお伝えすることができません」
    「じゃ、じゃあ鐘宮さんが入院していた病室だけでも教えていただけませんか……僕、彼女の友達なんですが……葬式にもでられなくて……彼女の最後にいた場所で供養したくて」

    すらすらとよくもこんな嘘がつけたものだと一晃は驚いた。看護師は、それくらいなら別に構わないだろうと、少し調べてから部屋番号を教えてくれた。亡くなった人のことだからというのもあるだろう。

    「今は使われてない部屋ですから、誰もいませんよ」

    そう看護師はいって、三階の一室を教えてくれた。階段を上る。外から差し込む夕日は、病院の廊下を朱に染めていた。

    鐘宮が最期を過ごした病室の前にたどり着く。特に明確な手がかりを求めてきたわけではないが、緊張でゴクリと唾を飲み込んだ。
    そっと、扉を開く。
    ーー誰もいないなんて嘘じゃないか
    1人の若い男が窓辺に佇んでいた。
  • 110 あげもの id:iW6lUMc0

    2016-02-07(日) 09:15:25 [削除依頼]
    「こんにちは、芦屋一晃くん」

    クセのある黒髪に、黒ぶちの眼鏡。すらっとした体格に温厚そうな表情の青年が、振り向いて挨拶をする。
    しかし、こんな男知り合いにいない。名前を呼ばれる記憶もない。困惑と不信感をあらわにする。

    「え、えっと」
    「ああ、君は覚えてなくてもしょうがないか」
    「どこかでお会いしましたか」
    「うん、俺の名前覚えてない?高城勇」
    「……たかぎ、いさむ?」
    「そう」

    一晃は思いもよらない男の名前に目を丸くした。まさか、なんで彼がここに?
    高城勇は、奈々枝の実の兄だ。

    奈々枝の両親は奈々枝が小学生の頃離婚している。奈々枝は母方につき苗字が変わったが、勇は父に引き取られたため、高城のままだった。
    小さい時に、たまに遊んだ記憶がある。離婚してからは合っていなかったから、見た目ですぐにはわからなかったが、確かに小さい頃の面影がある。

    「君がここに来ることはわかってた。近所のおばさんが、高校生くらいの男の子が、桃子のこと調べてたわって教えてくれたからね、赤崎ヶ丘高校は、今日から外出オーケーだったろ?だから、来るなら今日だと思って、君に会いに来た」
    「か、鐘宮さんとどういう関係なんですか」
    「……付き合ってたんだ、俺たち」

    息を飲む。悲しそうに笑う勇の顔がそこにある。だとして、だとしてなぜ彼は自分に会いに来たんだ。わざわざ彼女の病室に待ち構えて。

    「俺たちの置かれている状況を知ってるんですか。ニュースでやっていること以外に。彼女に関係することで」
    「……うん」

    奈々枝から相談されたのだろうか。どこまでしっているのか。本当にこの話を信じたのか。
    聞きたいことは山ほどあったが、彼がここにいるというこが全ての答えのように思えた。

    「じゃ、じゃあなにかわかるんですね!この事件について!だからあなたは俺に会いに来たんだ!教えてください。どうやったら、彼女の呪いから、逃れられるのか!」
    「まずは、君がどこまで桃子について知っているか聞かせてくれる?」
    「……近所の方達と、奈々枝に聞いた話ですが…」

    一晃は、今まで聞いた話を一つずつ話し始めた。
  • 111 あげもの id:iW6lUMc0

    2016-02-07(日) 22:58:37 [削除依頼]
    鐘宮桃子は、小学校が奈々枝や一晃と同じだった。よく近所の公園で遊んでは、一緒に秘密基地なんかを立てるような仲だった。
    一晃はそのことをすっかひ忘れていたが、奈々枝に言われて初めて思い出すことができた。そういえばそんな子がいたなと。まさか、この事件と幼い頃一緒に遊んだ女の子が関係しているなんて夢にも思わなかった。
    思い出してみれば、とても朗らかで優しくて、病弱なことなど微塵も感じさせない女の子だったように思う。

    「勇さんも、一緒によく遊んだ」
    「そうだね、俺の両親が別れるまでは……引っ越してからは、妹とも全く連絡は取ってない。桃子と付き合い始めたきっかけは、偶然同じ高校になったから」

    桃子は小学生の頃から猫が大好きで、捨て猫を拾って、みんなで秘密基地に連れ帰りこっそり育てていた時期もあった。

    「おじさんが猫アレルギーだから、うちでは飼えないの」

    と、言っていたことを思い出す。だから彼女は親戚の反対を押し切って一人暮らしを始めたのだろうか?猫をどうしても飼いたいなんて感情は一晃には理解できなかったが、そこまでして、愛していた飼い猫が、あんな無残な殺され方をしたら……。

    死んでも死に切れないのではないか。

    「彼女に、どうやって許してもらえるのか全くわかりません」

    一晃は絶望を感じるような声で呟いた。窓から差し込む光は、先刻よりももっと鮮やかなオレンジとピンク色になっている。

    「彼女は、恨んでいる、自分の飼い猫に無残な仕打ちをした君たちを」
    「俺が、あそこで、ちゃんとあいつらのこと止めてれば……」
    「そんなこと関係ないさ、あそこにいた、それだけで怨念は取り憑く。それくらい、彼女の気持ちは強いんだよ」
    「……俺はこれからどうしたらいいんですか。勇さんは、俺に何を伝えに来たんですか……」
    「……このゲームからの脱出方法さ」

    ひっそりと、勇は笑った。
    一晃は、聞いた言葉を反芻して、脳へとゆっくり送る。
    ゲームからの、脱出方法。
    とっさに勇にすがりついた。
    反動で、彼の背中が窓ガラスに音を立ててぶつかる。
    必死な形相で唾を飛ばして聞いた。

    「なんですかそれは!教えてください!」
    「死ぬことだよ」
  • 112 あげもの id:mj.2kOX0

    2016-02-08(月) 22:53:50 [削除依頼]
    「え?」

    聞き間違いだと当然思った。それほどに、さらりと、その物騒な言葉をこの青年は述べて見せた。さらに、聞き返せば幼児にでも優しく教えるような調子でもう一度繰り返す。

    「死ぬことだよ」
    「……ふざけないでください、俺たち本当どうすればいいのかわからなくて」
    「ふざけているように見える?」

    つかみ掛かったまま、勇の目を見つめる。とても冗談を言っているようには見えなかった。

    「俺はお前らが憎いよ、桃子を死に追いやったお前らが」

    恨みを持つ人間は、こうやって仇を見るのだと一晃は思った。
    視線で殺されるかもしれないと、感じるのは初めてのことだ。
    こちらが勇につかみ掛かっているはずなのに、一晃は自分が脅迫されているとしか思えなかった。
    口が、カラカラに乾く。

    「……猫を殺したのは他の4人だ、俺と、奈々枝は関係ありません」
    「逃げただろ、みけをそのままにして。なんでそこで連れて帰らなかった。病院に連れて行かなかった。まだ生きてたかもしれないのに」
    「無茶苦茶だ……あ、あの猫はどう見ても……死んでました」
    「なんで、なんで俺の彼女は死んで、奈々枝の彼氏は生きてるんだ?」

    気づけば、一晃は勇から手を離し、1メートル以上も距離をとって立っていた。
    違和感があった。
    奈々枝に桃子の話を聞いた時から。
    自分の記憶にある、彼女を思い出してから。


    「彼女は、猫の尻尾を切り取るなんて出来る人じゃない」
  • 113 あげもの id:mj.2kOX0

    2016-02-08(月) 23:46:11 [削除依頼]
    2

    優しくて温厚で、何よりも猫を愛していた彼女が、猫の尻尾を切り取って、それで誰かに呪いをかける?
    なんで、そんな簡単なことに気がつかなかったのか。

    できるわけがない。
    このゲームの主犯者は、鐘宮桃子ではない。

    「なんで……こんなこと」

    勇の顔に、表情はなかった。
    ただ、最期をそこで迎えたであろう彼女のベットを、見つめる虚ろな瞳があった。

    「確かに、俺や啓太たちは恨まれても仕方ないかもしれない、けど、奈々枝は!?あんたの、妹にまでこんな……こんな呪いを?」
    「あいつと俺は血が繋がってない。妹じゃない」
    「は……?」
    「俺は父の前の母親の子だ、奈々枝の母親は再婚相手だったが、ちょっとしたきっかけで、奈々枝の母親の浮.気がばれた。俺の父親と奈々枝は、血が繋がってなかった」
    「不.倫相手が……父親」

    そうだ、だから、あれは妹でもなんでもない。死の.うが生きようが勝手にしてくれ。と、勇は吐き捨てた。
    幼い頃、一時でも妹と可愛がっていた人に言える言葉だろうか?
    一晃はこれが、あの勇なのかと、信じることができない。

    「俺たちが河原にいた時に見ていたんですか」
    「見てない。俺がそこに着いた時には、お前ら2人が歩いていって、バイクに乗った奴らも去っていくところだった。俺は焦ってた。桃子が死ぬ前に、どうしても見つけてやりたかった……でも、俺が土手に着いた時には、みけは……」

    死んでいた。
    消え入りそうな声で、呟く。

    「連れて帰った、ボロボロだったけど、そのままにしておくわけにいかなかったからな。なんて桃子に説明したらいいのかもわからなかった。でも、説明する必要はなかった。病院に着いた時には、もうほとんど彼女の意識はなかった。腹の中身が飛び出した猫が、俺に言うんだ。無念だ、と」

    呪いは、思いが強いほど強力になる。
    そして、それほどに、かけた本人にも降りかかってくる。

    「もう時間がないんだ、俺には」

    ここからでもよくわかるほどに、勇は額に汗を浮かべていた。
    呼吸をするのも辛そうに見える。
  • 114 あげもの id:MjOUz8O1

    2016-02-10(水) 00:12:47 [削除依頼]
    「桃子は、俺のこと……待ってる、早くこっちに来いって」

    呼吸の合間に呟くように話す。一晃は聞き取るのが精一杯だった。ピクリと勇が体をこわばらせ、一晃よりも後ろのドアを見つめる。
    釣られて一晃も振り向いたが、何もそこにはなかった。もう一度勇を見るが、顔は青白く、目には恐怖が映っていた。
    先ほどの蚊の鳴くような声はなんだったのかと疑いたくなるような大声で今度は叫ぶ。

    「猫がいつも俺のことを見てるんだ、うるさくてたまらないんだよ、鳴き声……にゃあにゃあにゃあにゃあほら今だって!黙れ!頭がおかしくなりそうだ!!」
    「……何も聞こえませんよ」
    「君たちはもっと早く死ぬはずだった。みんなさくっと、尻尾なんかすぐ誰かの手に渡って、みんな仲良く内臓ぶちまけて。なのに、どーしてこううまくいかないのかなぁ!俺の方が先にくたばっちまいそうだよ」

    完全におかしくなっている。話の内容は支離滅裂だし、目は焦点が合っていない。
    一晃は今すぐにでもこの場所から逃げ出したかった。しかし思ってはみても、恐怖からか、一ミリたりと手足を動かすことができない。
    ただひたすらに全身から気持ちの悪い汗が流れ落ちる。
    勇が突然大声で笑いだす。

    「ふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
    「な、何かおかしいですか」
    「ぶっ……ふふふふぇふぇ、だ、だから、俺がおかしくなっちまう前に、おまえを直接殺せばいいだろ?簡単な話。ああへぇへぇへぇへぇ、へぇ?」
    「…………落ち着いてください、いさむさ」
    「ひひひひひっ、ひひひとを呪わば穴二つってのは本当だったんだぁなぁ。ま、それもおれの、おのぞみだったわけだから??特に問題ないけど」

    にっこりと、あの温厚な眼鏡の奥の瞳が、一晃に笑いかける。
    その表情は、口で言い表せないほどにきみのわるいものだった。

    走れ!逃げろ!絶対にここにいたらまずいと思っていても、一晃はただ奇怪な笑い声をあげる勇をじっと見つめ続けるしかできない。
  • 115 あげもの id:PeOfD6W0

    2016-02-11(木) 00:06:20 [削除依頼]
    彼が、ふらりと揺れながら一晃の方へと歩いてくる。笑いながら、一歩一歩足を進めてくる。
    手が伸びる。
    勇が一晃の首をつかむと、ひゅっと喉が鳴った。
    勇の瞳に怯えた一晃の蒼白な顔が映る。

    「や……やめで、やめて、ぐださ」
    「かくくくくくくっくくっけけけけけけけけ」

    力の限り、一晃の喉を締め上げる。床に押し倒され身動きが取れない。一晃の必死の抵抗で、引っ掻かれた勇の手は血だらけになった。
    それでもなお勇は、狂った笑いと奇声を発するのを止めない。
    ーー誰か!助けてくれ!どうして誰もいないんだ!
    病室の外は、物音ひとつしない。

    爪が剥がれそうなほどに勇の手を引きはがそうとしているのに、ビクともしない。
    意識が朦朧としてくる。
    血が、呼吸が止められているのがよくわかる。未だ冷静な脳がこんな時でさえ思考を止めない。

    「にゃあ」

    ほとんど消えかかった意識の中で、猫の鳴き声が聞こえた。

    ハッと、まだ自分が死んでいないとわかった一晃は、最後の力を振り絞って勇を転がし馬乗りになった。

    「げっほげほげほっ」

    喉から手が離れる。咳き込むが、反撃を待っているわけにいかない。殴る、勇めがけて拳を振り下ろす。当たればどこでもいい。喧嘩なんて生まれてこのかた数えるほどしかしていない一晃は、全く自分の攻撃に手応えが感じられなかった。
    しかし相手の動きは止まる。
    隙を見て飛び起きた。
    空いている扉に向かってただ走る。

    「おいっ!」

    まだ倒れている勇が、一晃のズボンの裾をつかんだ。一晃が転ぶ。必死で掴まれた脚を後ろにけり出せば、狙っていなかったが勇の頭に蹴りが直撃し、手が離れる。
    一晃がまた壁に手をつきながらよろりと立ち上がる。が、勇もすでに立っていた。
  • 116 あげもの id:SnX1job0

    2016-02-14(日) 15:42:11 [削除依頼]
    ふらふらと手を伸ばしながらこちらへと歩いてくる。
    左にある階段へと急いで逃げる。階段を駆け下りる。心臓がはちきれそうになっている。
    さっきまでなんで動かなかったんだこの足は、と不思議になるほどの早さで一階に到達する。
    後ろを確認する。音がしない。どうやらまだ追ってきていないようだ。それでももたもたしている暇はない。
    息の整う前に、自転車置き場へとまた走り出す。

    生まれて初めて殺されそうになった。その恐怖と緊張は、そう簡単に振り払えない。
    逃げおおせてから、体に震えがやってきた。
    自転車置き場に着いた時に、正面玄関の方から叫び声が聞こえた。

    「やめろ!!何するつもりだ!」
    「落ち着いて!……誰か早く止めにいってよ!」

    おそるおそる、声の聞こえる方に行くと、みんな上を見上げている。一晃もその方を見た。
    勇が、屋上に立っていた。ひどく怯えて何かに向かって叫んでいる。

    「な、なんで」

    その、何かから逃げるように、柵を乗り越えようとしていた。
    この病院は6階だてだ、そこから落ちれば確実に死ぬ。
    一段と大きく叫んだ彼の声が聞こえた。

    「やめろ!来るな!やめろ、やめろやめろっ
    ……!」

    そう叫びながら、バランスを崩して勇は落ちた。どさりと音がする。屋上には駆けつけた看護師が2人、下を見ていた。
    落ちた勇のもとにも2、3人看護師が手当に当たろうとすぐに集まってきた。
    女性が1人悲鳴をあげる。

    「な、なんだ、これ」
    「だ、大丈夫ですか!?」

    聞こえてくる声によると、内臓がくちから出ているらしい。普通に落ちただけじゃ絶対にそうはならないほどの量が。

    とても近寄る気にはなれなかった。
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