好きだから、幸せになって。59コメント

1   遊羽. id:PLbj8PW/

2011-11-15(火) 18:40:19 [削除依頼]
春の初めを彩るそよ風が吹く、学校の校門前。
卒業式を終えて、卒業証書を手に持つあたしは、
目の前に立つ、世界で一番愛しい人に告げた。


「あたし達、もう会えないから。
 だから、言いたいことがあるの。
 誠斗、貴方はしっかり陽菜を幸せにして。
 あたしの大好きな陽菜を、絶対に幸せにしてよ

 じゃあ、サヨナラ。」


最後の台詞のはずだった。
あたしは、すぐさま前を向いて、
一歩歩きだそうとした。

すると、あたしの腕に違和感が走る。
誠斗があたしの腕を掴んでいた。

「待てよ、梨羽。
 俺はお前が好きなんだ。
 お前しかいないんだ――…」


今にも泣きそうな彼。
でも、あたしは一度決めた事は裏切らない。
あたしはもう一度笑顔で告げた。


「あたしも、誠斗が好きよ。
 でも、貴方には守るべき陽菜がいるじゃない。
 大好きだから、幸せになってほしいの。


 じゃあね、誠斗。
 世界で一番、大好きだよ」


「おい、待てよ!」


誠斗がまたあたしの手を掴んだ。
でも、あたしはその手を振り払って、
進んで行った。
絶対に振り向かないの。

あたしは――…ちゃんと笑えてた?


  好きだから、幸せになって。
  • 40  遊羽. id:0ExhQGZ0

    2011-11-20(日) 16:28:56 [削除依頼]
    #010


    「あ、そうだった〜、
     忘れてたあ」

    そう言ってペロッと舌を出す陽菜。
    本来だったらぶりっ子って思うけど、そこがまた可愛い。
    こんなに可愛い陽菜と誠斗だったら……、
    お似合いだろうなあ。
    あたしと誠斗じゃあ、不釣り合いだもん。

    すると陽菜がポンッと手を叩いた。

    「そういえば、座席表見なきゃ」

    そう言って陽菜は、座席表に可愛いクリッとした目を向けた。

    「えっと…陽菜……、陽菜……、
     あっ見っけ!!」

    自分の席を見つけた陽菜はあたしの方を向いて、

    「ほら、ウチここだよ」

    と座席表の一部を指さした。
    あたしはとっさに指の位置を見た。
    そこにあったのは陽菜の名前。

    なーんだ、そこか。
    って思った時。

    陽菜の後ろの名前……。


    あたしじゃないですかあ!?。
  • 41  遊羽. id:0ExhQGZ0

    2011-11-20(日) 16:36:22 [削除依頼]
    #011


    「やった!梨羽の前だ!
     じゃあ、同じ班だねっ」

    そう言って陽菜は足をぴょんぴょん上げて、喜んだ。
    でもあたしは全然喜べない。
    離れたかった誠斗と陽菜が、
    同じ高校に来るわ、同じクラスになるわ、
    同じ班になるわ……。

    あたし、不幸の運命背負ってるんじゃないかと思った。


    「じゃあ、梨羽。
     席に座ってスクバ掛けようよ」


    「あっ……、うん」


    あたしは指定された席に向かう、
    陽菜の姿を小走りで追いかけた。

    そしてどっちかっていうと後ろの壁に近い、
    自分の席につくと、あたしはスクバをフックに掛けて、
    ボーッと陽菜を見詰めた。

    すると、陽菜はトンッと自分の椅子に腰かけて、
    "はやく座りなよ"と手招きをする。

    いや、分かってるんだけどさ。
    なんか……座りにくい。
    隣はいつのまに誠斗座っちゃってるし……、前は陽菜だし。

    この高校生活どうなるんだろ。
  • 42 アルマジロ id:OPCoCkU0

    2011-11-20(日) 16:52:17 [削除依頼]
    おお!進んでる\(◎o◎)/!
    陽菜可愛いけど、やっぱり梨羽ちゃんがいいね☆彡
    今後どうなっていくのかしら…
    ハラハラドキドキそしてワクワク(^◇^)
  • 43  遊羽. id:0ExhQGZ0

    2011-11-20(日) 18:20:18 [削除依頼]
    アルマジロ様/


    梨羽可愛いよね(、
    でもって陽菜も可愛いよう∀(!)

    陽菜の登場で梨羽の恋がどうなるかなa((ネタバレ

    なんか書いてるこっちもドキドキする←*
  • 44  遊羽. id:0ExhQGZ0

    2011-11-20(日) 18:32:40 [削除依頼]
    #012   時がすっとんで1時限目/


    「これから1時間目を始める」


    教壇に立った怒りっぽいと有名なうちの担任が
    1時限目の開始を告げた。

    「国語の教科書の2pを開いて―」

    あたしはスクバから国語の教科書を探した。
    1時限目から国語ですか、かったる―。
    そう思いながらも国語の教科書を取りだした。


    「げ」


    不意に隣から聞えた誠斗の声。
    顔は少し青ざめている。

    ……このパターンは忘れ物をしているパターンか?
    さすが……馬鹿誠斗め。

    「どしたの、誠斗」

    「国語の教科書忘れた。」


    ――……ドストライク---!!!
    まじで忘れたのかよ、っていうかそれを読み取ったあたしすげえ。
    もしかして隠れ才能って奴か///


    「じゃあ、誠斗あたしの教科……」


    自分の教科書を手に持ち、誠斗の机に教科書の半分を置こうとした、その時。
    前の席の陽菜が、振り向きながら、無邪気な笑顔で、


    「誠斗、教科書忘れたの?
     ほんと、馬鹿なんだから。
     ほら、ウチの教科書貸してあげる--」


    と、いかにも女子高校生というような、
    少しデコられた国語の教科書を誠斗の机に置きながら言った。


    ……それ、あたしの台詞だよ?
    訳が分かんなかったけど涙が込み上げてきた。
  • 45 涼香 Σ(ΟД☆)Σ 龍 こむぎ id:9gOABse1

    2011-11-20(日) 19:01:22 [削除依頼]
    梨羽ちゃん本当の事言えばいいのに・・・・

    誠斗君が好きって・・・・
  • 46 Haru id:tFonF6c.

    2011-11-20(日) 19:51:48 [削除依頼]
    そんな…!!
    ?様?なんて付けなくて良いですよ!
    Haruで良いですよ**

    梨羽ちゃん、切ないですね…。
    私まで涙が込み上げてきます←
    陽菜ちゃんも大切だし、誠斗君も大切なんですね。

    あっ。
    是非、私のところにも来てください!
    名前出しても良いですか…?

    更新、頑張ってください!
  • 47 コロン id:Ng9RpeS0

    2011-11-21(月) 00:57:32 [削除依頼]
    こ、この小説すっごくおもしろい……!
    好みですっ≧∀≦♪

    頑張ってください!

    また読みにきますっ///
  • 48  遊羽. id:JcHsUOH0

    2011-11-21(月) 18:32:57 [削除依頼]
    涼香/


    梨羽素直じゃないよね;(お前が言うな
    んー、
    まあ、色々複雑なんだねw

    あ、米ありがとです@
  • 49  遊羽. id:JcHsUOH0

    2011-11-21(月) 18:35:07 [削除依頼]
    Haru/


    ぢゃ、Haruて呼ばせて頂きます@
    小説の名前だしちゃっていいですよう/
    涙出ましたかっ(
    ハンカチをどうz(((殴
  • 50  遊羽. id:JcHsUOH0

    2011-11-21(月) 18:36:13 [削除依頼]
    コロン様/


    好みですか!(´^ω^`)
    ありがとうございますm(__)m
    いつでも読みに来て下さい@
  • 51 こむぎ Σ(ΟД☆)Σ 龍 涼香 id:XNnNsK30

    2011-11-21(月) 20:51:32 [削除依頼]
    遊羽

    「うん・・・そうだね!
     梨羽ちゃん素直じゃ・・・・((オマエハアホカ!ソンナコトイッタラアカンデショ!シツレイヨ!バカタレー!
     あっ!ごめんごめん!梨羽ちゃんごめんね!
     こんな事言って・・・(汗)」
  • 52  遊羽. id:VtmXBjN0

    2011-11-22(火) 18:21:37 [削除依頼]
    涼香/


    梨羽「何い?涼香ちゃんっ、
       もう一回言ってみてえ〜〜〜♪(怒)」


    梨羽キレ気味。
  • 53  遊羽. id:VtmXBjN0

    2011-11-22(火) 18:32:13 [削除依頼]
    #013


    陽菜……、あたしの台詞横取りしないで。
    誠斗に教科書を貸してあげるのはあたし――!
    陽菜じゃないんだよ!

    一息溜息をついた誠斗は急に口を開いた。

    「ごめん、陽菜。
     俺、梨羽の教科書の方がいい」

    そう言って手をあたしの教科書に手を置いた。
    陽菜は"ちぇっ"とちょっぴり拗ねながら視線を元に戻した。

    あたしの心の中に誠斗のさっきの台詞が響く。
    "梨羽の教科書の方がいい"。
    誠斗は、陽菜じゃなくて、あたしを選んだの?
    本当は、本当はすごく嬉しかった。
    でも――……っ。


    あたしの教科書に手を置く誠斗の手を、
    あたしはゆっくりと振り払った。


    「ダメ。
     誠斗は陽菜の教科書借りればいいじゃん」

    その一言で期待に満ちた顔になった陽菜が"えっ!?"と振り向く。
    と同時に誠斗の表情が焦っているようになった。

    「は?
     俺は梨羽の教科書がいいんだよ。
     お前の教科書じゃないと嫌だ-」


    「あんた、幼稚園児みたいな事言わないで。
     ほら、陽菜、誠斗に教科書貸してやんな」


    陽菜は少し戸惑っていたが、やがていつもと同じような向日葵みたいな明るい顔に
    戻って、"はいっ"と誠斗の机に教科書を置いた。

    何故か誠斗はムスッと拗ねていた。
    拗ねないでよ、あたしが罪悪感感じちゃうじゃん。あたしだって誠斗に教科書貸したかったよ?
    でも――…、


      "陽菜"がいるから――……。
  • 54  遊羽. id:VtmXBjN0

    2011-11-22(火) 18:38:16 [削除依頼]
    >1+2 ごめんなさい、実験です
  • 55  遊羽. id:VtmXBjN0

    2011-11-22(火) 18:40:28 [削除依頼]
    いろいろまとめ/ 人物? >2 ストーリー? >1+3-5+11+13+15+18+25+38+40+41+44+53 間違ってたらごめんなさい←
  • 56  遊羽. id:VtmXBjN0

    2011-11-22(火) 18:43:19 [削除依頼]
    #009
    抜けてました。
    でも、めんどいんで自分で探してくだs((殴

    ほんと、すみません。
  • 57 コロン id:Y8cT4rc1

    2011-11-22(火) 19:35:20 [削除依頼]
    >50 はい♪ お言葉に甘えて また来ちゃいました← うあぁ……; 梨羽ちゃんに共感できる/// 切ないですね……。 梨羽ちゃん頑張って!←何を
  • 58 Haru id:fn6J9SK.

    2011-11-22(火) 20:09:21 [削除依頼]
    梨羽ちゃん、切ない…。
    毎回同じことを言ってますね、私。(汗)
    頑張れ、梨羽ちゃんっ!

    「シリタガリ,」っていいます。
    見つけたら、是非とも来てください!
    もちろん駄作ですが。(笑)

    遊羽さん、頑張ってください!!

    Haru
  • 59   遊羽 . id:qqHNKll1

    2012-02-01(水) 19:30:06 [削除依頼]
    #014


    「お前さそんなに俺の事が嫌いなわけ?」


    突然誠斗が顔をこちらに向けて聞いてきた。
    "嫌い"…?そんな訳ないじゃん。あたし、誠斗の事大好きだよ。
    あたしがフッと陽菜の方を向いて見ると陽菜は案の定、
    あたしを少し睨んでいた。

    「……―好き」


    『え?』


    陽菜と誠斗が同時に同じ言葉を吐いた。
    2人とも驚きの表情を隠せない。特に陽菜。
    ――本当の事だもん。
    あたし誠斗の事ずっとずっと好きだったもん。
    別に伝えても…いいよね?。


    でも――ごめんね?


    「嘘だよ」
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