不 良 物 語95コメント

1 しょめ☆銀さん id:YMyGm.t/

2011-11-14(月) 22:55:58 [削除依頼]
しょめ☆銀さんです!
今回は、不良系を書いてみました♪
初心者なので、温かく見てくれれば嬉しいです♪
それでは、スタートですっ☆

  【登場人物】
○岡崎 大鬼(おかざき だいき) 17歳
 不良。高校2年生。短気だが、普段は優しい。
 中学時代では1年生で番長になり、『伝説の金髪の鬼』
 と呼ばれていた。
○杉沢 一鬼(すぎさわ かずき) 17歳
 大鬼の親友、幼馴染。バットを片手に歩く不良。そこ
 そこ知能はある。中学時代は、大鬼と共に番長を1年生
 でやり、『伝説の白髪の鬼』と呼ばれていた。
○藤塚 沙鬼(ふじつか さき) 17歳
 大鬼と一鬼の幼馴染。喧嘩事は好きではないが、本気
 を出すと強い。不良っぽい。
○武井 翼 (たけい つばさ) 17歳
 他校の不良。大鬼のライバル。
 
  • 76 超甘党女王しょめ id:7n13SqK1

    2012-03-15(木) 23:23:53 [削除依頼]
    「テメーらに教える義理はねーよ」
    一鬼が勝ち誇ったように言う。

    「テメーに聞いてねぇよ」
    陽気な惇都の声。
    しかし、どこかドスが聞いているようにも聞こえる。
    「おま…」
    「そうそう、君に言っているんだよ、金パツの鬼。君、ここの頭だろ?」
    大鬼の声を遮り、惇都が笑いながら言う。

    こいつ―――!

    「お前に何故教えなければいけない?」
    少し警戒し、大鬼は言う。
    「何しにここへ来た」
    「…壊しに来たたけだ」
    大鬼の問いには、翼が答えた。
    すると、惇都がアハッと楽しそうに笑う。
    「ツッチー、始める気ぃ?俺はいつでもいいけどさぁ。アハハ!がんばってね〜」
    ふいに翼の顔に欠陥が浮かぶ。
    そして笑う。
    不適な笑み。
    少し釣り上がった口元から、フッと声が漏れる。
    大鬼は少し後ずさりした。
  • 77 超甘党女王しょめ id:ryTJkHA0

    2012-03-26(月) 01:17:41 [削除依頼]
    「ねー、お兄ちゃん。何か凄い空気なんだけどさー」
    ふいに雅が言う。
    KYかッ!と突っ込みたいのは我慢しよう。
    そして見えた、雅の不適な笑み、言葉、雰囲気―――。
    どれをとってもやはり全て翼に見えてしまう。
    兄弟とは、恐ろしい。

    「この頭が岡崎大鬼。高一で問題になった奴よ。で、こっちは杉沢一鬼。そして最後に藤塚沙鬼」
    雅が順々に大鬼達の名前を呼ぶ。
    呼ばれるたびに背筋がゾクッとした。
  • 78 超甘党女王しょめ id:ryTJkHA0

    2012-03-26(月) 01:23:00 [削除依頼]
    いや、その前に、の話なのだが。
    ―――そもそも何故雅は俺達の名前を知っている!?
    「どってか聞いた、雅」
    そんな大鬼の気持ちを代弁するかのように、翼は雅に向かって疑問を投げかけた。
    少し、優越感が生まれる。
    ―――何故だ…。
  • 79 超甘党女王しょめ id:5b.63cf1

    2012-04-01(日) 19:01:45 [削除依頼]
    「あのね、私の大親友に聞いたんだよ♪」
    大親友―――?
    いじめられっ子の雅に、大親友などいたのか?
    それも俺達のことを詳しく知っている。

    大鬼達の名前はどこかの情報屋に聞いたのかもしれない。
    この地域では、有名だから。

    だが。
    何故大鬼が高一の時、問題を起こしたと知ってるのだろうか。
    この話は一部の人しか知られていない。
    ―――誰だ。
    その情報屋とは、一体誰なのか―――!?
  • 80 超甘党女王しょめ id:5b.63cf1

    2012-04-01(日) 19:12:29 [削除依頼]
    「そう、だよね」
    雅が口を開く。

    「―――私の大親友の藤塚沙鬼ちゃん?」
    「「!?」」
    雅の言葉に大鬼と一鬼が驚き、戸惑う。
    そして沙鬼も―――。

    彼女の体がガクガクと震える。
    「沙鬼…、本当なのか…?」
    「あ…あぁ…!」
    一鬼の問いが聞こえていないのか、それとも答えるのが怖いのか。
    沙鬼はただ震える。

    「おい、沙鬼ィ!!」
    沙鬼の態度に腹が立ったのか、一鬼が怒鳴った。
    それにビクッと反応する沙鬼。
    「あ…あぁ…ぁ…!」
    沙鬼の震えが激しくなる。

    「テメェ…!」
    一鬼が拳を振り上げる。
    「テメェのせいで俺達の情報が漏れたんだ―――」
    ―――さすがにそれはまずい。
    一鬼の言葉はそこまでだった。

    ―――バキィ!!

    鈍い音が部屋を埋め尽くす。

    刹那。

    大鬼の拳に痛みが走った。
    そしてその拳に一鬼の血が付く。

    「大鬼!何すんだよ!」
    少し切れ、血が滲んでいる一鬼の口からの叫び。
    怒りのためか、少し声が震えている。
  • 81 超甘党女王しょめ id:5b.63cf1

    2012-04-01(日) 19:17:28 [削除依頼]
    「―――一鬼がそんな奴だとは思わなかった。正直、ガッカリだ」
    大鬼は静かに言う。
    「はぁ?お前、沙鬼に裏切られたっつーことだぞ!?分かってるのか!?」
    興奮する一鬼。

    「こんなもの、騙されるほうが悪い―――」
    「黙れ。お前も素直にこいつを受け入れただろうが!テメェも同じなんだよ!
    少しは頭を冷やしたらどうだ!」
    一鬼の声を遮り、大鬼は少し声を荒げた。

    それに一鬼の圧は少し収まった。

    「…チッ!もういい」
    一鬼はそう言って小屋を出て行った。
  • 82 超甘党女王しょめ id:Xvx2.wQ/

    2012-04-12(木) 19:41:48 [削除依頼]
    静まり返る小屋。
    残された大鬼達。
    何とも言えぬ空気が辺り一面に広がっていた。

    「追いかけないのか?」
    惇都が笑いながら言う。
    こんな状況でも笑ってやがる。
    ―――正気かよ。

    「お前ら…何をしようとしている…?」
    「俺ら〜?」
    大鬼は生唾を飲んだ。
    「いや、まぁいいや。俺らもお前らと同じだ。教える義理はねぇ」
    「…」
    「強いて言うなら―――、」
    そこで翼は言葉を切った。

    そして言う。
    「この町を支配してみたいな〜って暇つぶしかな?」
    そう、翼は言った。

    ―――潰す?滑稽な話だ。気が狂う程笑えてきてしまう。

    ―――こいつ、正気か?
  • 83 超甘党女王しょめ id:Xvx2.wQ/

    2012-04-12(木) 19:55:52 [削除依頼]
    「へぇ、じゃあ俺達も支配されちゃうのか?」
    「かな?」
    即答。
    それにまた笑えてきてしまう。
    「俺を、か?」
    「試してみる?」
    ―――本当にバカなのか。
    ―――俺の兄貴は、この街全てを率いる長(おさ)、岡崎大雅(おかざき たいが)なんだぞ?
         俺を敵にするとこの街全体を敵に回したようなもんだ。
    呆れるほど笑えてしまう。

    「お前さぁ、俺の兄貴知ってる?」
    少し気を緩めても大丈夫そう、と大鬼は警戒を少し解く。


    「―――岡崎大雅、19歳。この街の支配団、百花繚乱の長」
    「へぇ、以外に知ってるじゃんか」
    「まぁ、そんなところか」


    それにしても。
    この膨大な情報力。
    誰からだろうか…?
  • 84 超甘党女王しょめ id:Xvx2.wQ/

    2012-04-12(木) 20:01:44 [削除依頼]
    「どこから聞いたんだって顔だな」
    ふいに翼がこちらの心を読んだように言った。
    嘲笑う。
    「この街の裏にいる情報屋、如月創也。それだけ言っておく」
    そのまま翼は大鬼に背を向け、小屋から出て行った。

    「あぁ、支配するってのは嘘だから」
    惇都が笑いながら言った。
    「じゃあ何しに―――」
    「秘密」
    大鬼の言葉を遮り、惇都は言う。
    そして彼は翼を追って小屋を出る。
    その後に続いて雅。
    どこまで余裕なのか。
    惇都は「じゃーね」とこちらに手を振って消えていった。
    大鬼は一人嘆息した。
  • 85 超甘党女王しょめ id:Xvx2.wQ/

    2012-04-12(木) 20:13:08 [削除依頼]
    ここで頭の整理をしよう。
    一つ目。
    ―――この街の裏とはどこなのか。
    二つ目。
    ―――如月創也とはどんな人物なのか。
         また、翼達との関係は?
    三つ目。
    ―――一鬼の行方。
          これは後でも大丈夫か。
          あいつのことだ。どうせすぐにひょっこり帰ってくる。
    四つ目。
    ―――この後の沙鬼をどうするか。
         多分、かなり心に傷を負っている。
    大鬼は”なぐさめ”というのが苦手だった。
    人嫌いな大鬼。
    近寄ってくる人がいないので、接し方が分からないのだ。

    ―――くそっ、イライラする。
  • 86 夜兎っち♪ id:ykC.IbA0

    2012-04-13(金) 19:58:05 [削除依頼]
    てかてかてか!!!見つかったー!!!ずっと探してたこのスレ!!!!
  • 87 くまさん! Happy☆ id:5mKv75G1

    2012-04-13(金) 23:16:41 [削除依頼]
    来たよー

    今居るのかー?


    まあ、更新頑張れよー
    応援してっから^^

    「え〜」とか言うなよー(^^;)
  • 88 超甘党女王しょめ id:m07uBB3/

    2012-06-16(土) 00:18:51 [削除依頼]
    86>
    見つけてくれてありがとー!
    がんばるね!

    87>
    え〜w
    なぁんてw
    がんばるよ♪
  • 89 超甘党女王しょめ id:m07uBB3/

    2012-06-16(土) 00:19:09 [削除依頼]
    大鬼は横目で沙鬼を見た。
    その場に呆然と立ち尽くしている沙鬼。
    大鬼の視線には気づいていないようだ。
    だから。
    だから、大鬼は彼女に声を掛けた。

    「おい、沙鬼」
    ふいに声を掛けられ、肩を大きくビクつかせる沙鬼。
    しかし、それは失敗だった。
    振り向いた彼女を見て、大鬼は声が出なかった。
    大鬼の顔を見る彼女の目には、”生”が映っていなかったからだ。
    ―――こんな時、どうすれば…!
    大鬼の頭の中でふいに起こった混乱。
    頭のなかで交差し、交錯し、絡まりあう言葉。
    しかし、それらは絡まってばかりで、何一つ繋がらなかった。

    「お前は帰るのか?」
    少し強くなってしまった口調。
    しかしこれは、彼女への怒りではなかった。
    それは、大切な人を、数少ない分かり合える親友への態度。
    どうにもならなく、歯がゆい自分に苛立ちを覚えたのだ。
    自分への償い。
    大鬼が失った代償―――。
  • 90 超甘党女王しょめ id:m07uBB3/

    2012-06-16(土) 00:32:16 [削除依頼]
    「あ…あたし、家に帰るから…」
    とても弱々しくてか細い声。
    耳元で飛ぶ蚊が起こす跳ねの音よりも弱々しい声。
    大鬼はどうしようもなくなった。
    否、どうしようもできなくなってしまった。
    沙鬼を傷つけてしまった。
    心の深い傷を抉ってしまった。
    ―――俺は…。
    ―――何をしたいんだ…?
    自問自答。
    自問自答。
    繰り返し、繰り返される言葉。
    言霊、言の葉。

    「じゃ、俺も帰る。じゃな」
    大鬼はそう言って駆け足に小屋から出た。
    どうして駆け足になったのか。
    大鬼には分からなかった。
    もしかしたら、あの場から逃げたかったのかもしれない。
    沙鬼から離れたかったのかもしれない。
    沙鬼から遠ざかりたかったのかもしれない。
    理由なんていろいろ付く。
    しかし、大鬼にはどれが答えで、どれが間違いかなんて分からなかった。

    「…クソが…」
    強く歯軋りをして、大鬼は学校を後にした。

    頭の中に思い浮かんだ疑問のうち、一つが解決。
    「残りは3つか…」
    低く呟いて、彼は歩く。
    歩く歩く歩く。
    心にずっと晴れない分厚い雲のような不安を感じながら。
  • 91 しょめ id:mzyxg0q1

    2012-09-03(月) 17:38:43 [削除依頼]
    一鬼は置いておくとしよう。
    残りの2つは自力で探さないといけない。
    これほどメンドクサイことはないだろう。
    しかし、まずはどこからやればいいのだろうか。
    街の裏?
    如月創也?
    全く分からない。
    イライラする。

    そして大鬼は気づく。

    「そうか。アイツがいた…」
    そして大鬼は走った。
  • 92 しょめ id:mzyxg0q1

    2012-09-03(月) 18:04:49 [削除依頼]
    ―――アイツならこの街をよく知っているしな。
    ―――何か知ってるかもしれねぇ。
    大鬼が着いたのは、この街の中央に存在する公園。
    そこに"アイツ"はいた。
    この公園はこの街で知らない人はいないほどの大規模軍団、百花繚乱の縄張りだ。
    大鬼は公園の入り口にいる2人の青年に話をつけ、公園の中へ入る。

    "アイツ"は、怪しい笑みを浮かべ、大鬼が近づいてくるのを待っている。
    まるで、大鬼がここに来るのを知っていような。
    ワクワクでたまらないような、怪しい笑顔。
    大鬼は小さく舌打ちをして、"アイツ"の目の前に立った。
  • 93 しょめ id:mzyxg0q1

    2012-09-03(月) 18:11:10 [削除依頼]
    「兄貴」
    大鬼は"アイツ"に言った。
    「やぁやぁ、やっと来たね、俺の大事な弟君♪」
    "アイツ"はニィッと笑い、楽しそうに大鬼に応える。
    しかし、大鬼はそれにはつられない。
    「どういったことだ」
    怒声。
    「ん、何のことかな?」
    あくまでもとぼける"アイツ"に、大鬼はキレる。
    「ふっざけんな!全部お前がやったんだろ!街の裏って何だ!教えろ!」
    「おやおや、そんなにたくさん質問されるとどれから答えていいのか…」
    フフッと"アイツ"は笑った。
    「この…」
    「はいはい、ごめんって。教えるから」
    大鬼が小さく拳を握ったのが見えたのか。
    "アイツ"は、降参のように両手を上に上げて苦笑した。
    それに再び大鬼は舌打ちをした。
  • 94 しょめ id:mzyxg0q1

    2012-09-03(月) 18:15:13 [削除依頼]
    「アハハ。大鬼。魚食べてる?カルシウム足りてる?」
    「殴るぞ」
    「ごめんって」
    いまいち、"アイツ"の調子には付いていけない。
    無駄に明るくて困る。
    でも、憎めないのだ。
    憎むことの出来ない、大鬼の大切な兄貴。
    それが、百花繚乱の長であり、大鬼の兄である岡崎大雅だった。
  • 95 しょめ id:mzyxg0q1

    2012-09-03(月) 18:21:10 [削除依頼]
    「んで、大鬼は俺に用なんでしょ?」
    「何の用ぐれぇかは知っているんだろ?」
    大雅の質問に大鬼は質問をし返す。
    それに大雅は苦笑して、「まぁね」と言った。

    「如月創也、だろ?」
    「やっぱりお前が武井翼を手に取っていたんだろ」
    「アハハ。それは違うなぁ〜。そっちは、創也だ」
    大雅はそれだけ言うと、少しだけ困ったような顔をして。
    「創也は、俺の親友だ」
    と言った。
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