届けばいいな。17コメント

1 林檎姫 id:/r1dU/r.

2011-11-13(日) 13:38:42 [削除依頼]
こんにちは。林檎姫です♪
自分で姫とか言っといて性格は魔女っぽいです♪
嘘です。嘘。純真な乙女ですよ^^
ちなみに中一です。国語の評価は2でした^^
文才まったくないです。
でも、よろしくです。

では、プロローグてきな序章でも…

+++++++++++++

「届くかなぁ…」
誰もいない屋上で少女がポツリと呟いた。
鉄格子に寄りかかり、足をぶらつかせる。
炎に包まれた町並み。焦げて黒く染まった建物を見下ろして、少女はひとつ、深呼吸をした。
そして隣に積み重ねられた紙飛行機をゆっくりと空へ飛ばした。
空を埋め尽くすほどの無数の紙飛行機は風に乗ってゆっくり、ゆっくりと、どこか少女の知らないどこか遠くへと飛んでいった。
それを見送りながら少女は一筋の涙を零した。
*
これは今から幾年後の話。
2×××年
第三次世界大戦が、始まった。

+++++++++

物騒な話だな…。
自分で書いといて思いました。
あ、ちなみにこの話、多分今日一日で書き終えますよ。
もう、下書き完成してるんでコピーするだけですし。てへペロ♪
では、お願いしまーす。
  • 2 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:41:51 [削除依頼]
    吹き抜ける冷たい風。ここは学校の屋上。
    特に意味は無いけど、なんとなく気付いたらここに来ていた。
    ここは眺めが良い。この街で一番高いところだから、街をよく見渡せる。
    見えるのは炎。焦げた町並み。それ以外は、特にないかなぁ…。
    ついさっきまで沢山見えていた逃げ惑う人たちも、もう見えなくなっていた。どうなったのかは分からないけど、私にはどうでもいいこと。
    普通なら、恐怖心を感じ、どこかへ逃げ出そうとするんだろうけど、私は別になにも感じなかった。
    目に見えている景色、聞こえてくる終末音。全て遠い遠い夢のように思えた。

    だって、現実味がないって言うか、もう逆に映画のワンシーンでも見ているような感覚。

    爆発の轟音を聞きながら、私は一枚の紙を折っていた。
    鶴にしよう、なんて思ったけど、私ってそんな器用じゃないからな、と思いなおし、紙飛行機にした。

    黙々と折りながら私は思い出していた。
    今よりも、ずっと現実らしくて素晴らしい、キミとの思い出を。

    ++++++++

    話が変わるところで区切りますが、そのまま普通に読んじゃってください。
    場面が変わるのに前置きがないのは、全て主人公の回想だからです。
  • 3 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:44:16 [削除依頼]
    「おはよ!」
    「ん、おはよ鈴歌」
    「今日は寝坊しなかったよ〜。えらいでしょ」
    「寝坊しないのが普通だからw」

    そう言って笑うキミ。何気ない会話だけど、私にとって何より掛替えのない一時。
    こうして、ふたりで並んで歩いて笑いあうのが、私にとって一番大切な時間。
    何度も時間を変えて、やっとのことでこうして一緒に歩けるようになったんだけど、それは内緒。
    私の気持ち、まだキミに気付かれたくはない。そういうぎこちなさでこの時間をなくすような事になったら嫌だから。
    だから、こうして歩けているのは、あくまで『偶然』なの。
    キミと私はただのクラスメート。ただの友達。それでいい。

    ───でも、勿論キミの恋人になりたいって思ってるよ。

    「こら、聞いてるのか?鈴歌」
    「へ?」

    ポンと頭を軽く叩かれ我に返ると、そこでは、にやにや笑っているキミがいた。

    「なんだよ〜。まだ寝ぼけるの?」
    「へへへ…当たりです」
    「授業中に寝んなよ?」
    「大丈夫!多分我慢できる」

    私はどうでもいい会話をしながらも、胸の中が暖かくなっていくのを感じていた。
    冷たい冬の風に当たっているのに、顔が赤くなっている。嬉しさで、ね。
    分かってるよ、これが恋ってやつなんだってことは。
    寧ろ、これが恋でなかったら何だっていうの?
    いつか、今以上の関係になりたい。そう思うのは普通のこと。誰だってそう思うよね。
    でも、今すぐ、なんて思わないよ。だって私達にはまだ時間がある。
    だから今はこの、何の裏もなく私へと向けられるキミの笑顔と言葉を、ひとつひとつ感じていたい。

    今の私は、とても素敵な何かを持っている。
    形なんてない。もしもあったとしても、それはとても歪なんだろうけど、
    他人が見たら「そんなのでいいの?」って言われると思う。でも、それでも私にとっては、何よりも素晴しくて、輝いて見える。

    ‥─きっと、これは私しか感じることのできない喜び。
     でもいつかキミも同じように感じてくれればいいな─‥

    小さく笑みが零れた。
    これから先も、
    ずっとこうして、キミの隣を歩いていたいな。


    …でも、本当は知っていた。
    既に気付いていた。
    このときにはもう、私の幸せに陰が差していたのだということを。
  • 4 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:45:33 [削除依頼]
    「大丈夫かしら…」
    朝食の時間、ふとお母さんが独り言のように呟いた。
    「なにが?」
    「…ほら最近よくないニュースが多いじゃない?」
    そう言ってから大きくタメ息を吐く。

    ああ、確かに。

    『…により、大統領の・・・が我が国の…』
    テレビの中で、何か頭のよさそうなアナウンサーが、私には難しすぎて理解できない言葉ばっかり言ってる。
    テレビのニュースで流れているのは、なんとか会談の様子。
    結ばれて…、破棄されて…、そんな難しい内容ばっかり。でもテロップに飾られているのは、ごく普通のおじさん。片方は有名で、私でさえ知ってるけど、この人がこの国を担う人なの?って本気で思う。
    だって、普通のおじさんだもの。私のクラスの担任にそっくり。どっちかっていうと先生のほうがよっぽど威厳があると思う。失礼だけどね。

    「このままじゃ、戦争起きそうな勢いじゃない」

    「戦争、ねぇ…」

    戦争、かつてこの国も何度か経験した、らしい。でも、それは何百年もの昔の話。
    昔の話過ぎて私には実感が沸かない。
    体験した人たちは皆とっくに亡くなっているし、たまに映画とかドラマとかでやることもあるけど、悲惨さはあまり伝わらない。
    つか、兵器を使った戦争だったら、抵抗とかする暇もなくみんな全滅しちゃうんじゃないのかな?
    先に攻撃した方の勝ち!なんて、子供の遊びと同レベルじゃない。

    なんてこと思っていると、お母さんが私を見てクスっと笑った。

    「どうしたの鈴歌?嬉しそうね。何か良い事あったの?」

    知らないうちに顔に出ていたらしい。「なによ、なによ〜」と茶化してくるお母さんに私はちょっと恥ずかしげに、

    「最近、いいことがあるんだ」

    と笑った。

    「そう、それじゃあ、お母さんはそんな幸せに満ち溢れた愛娘に悪い知らせを教えてあげる」
    「?」
    「もう8時半よ」
    「あ、やべ」

    時計を見るとお母さんの言うとおり8時半を指していた。
    私は食べかけのパンを無理やり口に詰め込んだ。

    「行ってきまーす!」
  • 5 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:46:33 [削除依頼]
    ポタ

    紙に涙が零れた。この涙はどういう理由で零れたんだろう。
    怖いから? 辛いから? 憎いから?
    きっと、どれでもないんじゃないかな。
  • 6 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:49:58 [削除依頼]
    戦争が始まったのは、私がまだ学校にいた時。
    いきなり、校長先生の声が放送のスピーカーから聞こえてきて、なんども何度も「逃げて、逃げて」って叫んでいた。
    何から逃げろというんだ。と呆れたけど、その「何」を知ったとき、みんな血相を変えて逃げ出した。行くあてもないまま。

    だって、なんかそういうのって、もっと始まる前にいろいろあるでしょ?
    戦争って…こんなに普通に、始まるものなの?
    そんなはずない。だって、実感沸かないし、なにも感じないのに。
    なのに…

    「…行かなきゃ」

    無意識の内にぽつりと呟いて、その場から駆け出していた。教室を出て、廊下を走りぬける。
    向かう先は考えていなかった。
    職員室? それとも図書室? 

    彼に会いたい。会って話がしたい。
    それしか頭にはなかった。
    息が切れる。鼓動が高鳴っていく。けど、それは走っているせいじゃなくて、私の頭が不安で一杯になってきているせい。


    学校中に、不安と困惑が渦巻いていた。きっとそれは街のほうも同じなんだろうな。
    いつもと違う空気。だけど違和感はない。
    私も、同じ気持ちだから。
    何が起きているのか分からない。どうしたらいいのか分からない。
    だから、大切な人がちゃんと私のそばにいるって事を確かめたくて、安心したくて、理由なんてないけど、私はキミを探す。

    ねぇ。ねぇ、どこにいるの?ねぇ。ねぇ。ねぇってば!

    職員室の前を通り過ぎようとしたとき、そこには以前も見たことのある女性にであった。

    「あ、」

    彼のお母さん。
    ぽろぽろと涙を流して、私に駆け寄ってきた。
    嫌。嫌だ。どうして?キミの声が聞きたい。キミの口から聞きたかったのに。
  • 7 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:50:51 [削除依頼]
    折っている途中で見えたキミの名前。
    だって、これはキミ宛ての手紙だから。
    でも、もう必要ないの。だってキミは兵士になって、
    もう二度と戻ってこないのだから。
  • 8 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:52:49 [削除依頼]

    彼は独自に兵士になることを決めていて、採用されたらしい。
    決まったのは一昨日。書置きにそう書いてあったらしい。

    なんで?どうして。私になんも言ってくれなかったの?

    私は世界がどうなっちゃうとか、そんなの関係ないって思ってた。
    だって、どこにもいる普通の中学生だよ?
    そんな難しいこと大人がやればいい。大人で解決しろ。そう思っていた、けど。

    キミは違ったんだね。少しでも役にたとう、って必死に足掻いたんだね。

    でも、さ。

    私には分かんないよ。理解出来ないよ。それは私が馬鹿だからってだけじゃないでしょ?

    時計の針は規則正しく回って、世界は勝手に壊れていく。

    私はゆっくりと息を止めた。
    私なんかが息を止めてみたところでなんにも変わりはしない。
    その間にも、色々なものが消えていった。
    初めは、日本と隣国の二国間の戦争だったのに、いつの間にか色んな国も参戦してきて、世界中が狂い始めた。色んな兵器とかが使われて、人がどんどん死に始めた。
    あの普通のおじさんは暗殺されてしまった。ただでさえパニック状態なのに、今度は違う人が首相になった。物騒なことばっかり言って、その人が言ってると同じようなことばっかり起きた。
    いろんな人が死んだ、いろんな人が殺して、いろんな人が殺された。
    ついに、戦争だけじゃなくて、地震だとか津波だとか、そういうものもどんどんやってきた。
    みんなが口々に「世界が終わるんだ」「終末がやってくるんだ」って言うようになった。
    でも、私には全部どうでもよかった。
  • 9 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:55:25 [削除依頼]

    私はひたすらに文字を書き綴った。
    一枚、二枚、十枚。積み重なっていく便箋。
    私は、泣きながら書き続けた。
    たまに濡れた視界から何かの破片や何かの肉片が通り過ぎていったけど、そんなのどうでもよかった。
    私はただ、ひたすらに胸の中に溢れた思いを必死で紡いだ。

    涙でぐちゃぐちゃになった紙を、黒い字で埋め尽くした。
    キミへの思いで埋め尽くした。
  • 10 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:56:49 [削除依頼]


    ずっと伝えたかったのに、最後まで伝えられなかった。
    でも、この思いを消して無かったことになんてしたくない。たとえ届かなくてもどこかに残しておきたい。
  • 11 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:58:13 [削除依頼]
    本当に私って馬鹿なんだなぁって思った。
    だって目の前で沢山の人が死んでいって、私だっていつ殺されるか分からないのに、届くはずもないラブレターを書く事だなんて、笑ってしまう。
    書き終えた全てをひとつひとつ紙飛行機に変えていった。
    よく考えてみれば、最初から全て非現実的だった。今でも夢を見ている気分。
    だって、ついこの間まで普通に生活していたのに、いつの間にかこんな事になっているんだもの。
    これが本当はドッキリ企画とかで、もしも今、「ドッキリ企画でした!」とか言われても、元に戻ることなんて出来ない。
    元に戻れないほどに、色々なものを失ったんだ。
    夢だったら、とっくに覚めているはずだよね。
  • 12 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 13:58:53 [削除依頼]
    最後の一枚も折り終えた。なんか不恰好でこんなの本当に飛べるの?て思ったけど。
    全て、キミ宛ての手紙。
    本当は分かってる。こんなことしたところで何も変わらないって事は。

    だけど一つでも、誰かに届けばいいなぁ、なんて。
    少しでも、どこかに残ってくれればいいなぁ、なんて思った。
  • 13 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 14:01:00 [削除依頼]
    遠くで聞こえていた爆発音が、だんだん近づいてきた。
    今私達に迫っているのは終末だ、と人は言う。
    なら、終末の先には、どんな世界が待っているのかな。

    別に私は、大きな幸せを望んでいたわけじゃない。
    ただ君の隣で歩いていたい、たったそれだけのこと。
    ねぇ。神様。私のこの世界、奪っていくなら、次の世界は今よりもっといい世界にしなさいよ。


    強い風が吹いた。その風に乗せて、ゆっくりと紙飛行機を飛ばす。
    向かう先の空の色はもう青じゃなくなっていた。
    茶色だか灰色だかよく分からない不気味な色。人工的な色。

    その空に、私の思いが飛んでいる。紙飛行機に綴ったキミへの届かぬ思い。
    他の人が見ても、きっと意味のない物なのだろうけど。
    「何これ?」で終わるかもしれない。捨てられちゃうかもしれない。
    でも、それでもいいと思う。


    それでもいいと思った。
  • 14 林檎姫 id:/r1dU/r.

    2011-11-13(日) 14:09:28 [削除依頼]
    壊れていく世界ぼんやりと眺めていると、見慣れた家が飛んでいくのが見えた。
    遠い空へと飛んでいく紙飛行機を目で追っていると、遠くの方に黒い影が見えた。
    飛行機かな。本物の飛行機って生で見るの初めてだな。
    日本のものか、敵のものか私には区別つかないけど、見慣れない形だし、多分敵機かな。
    ここにいたら、確実に見つかって殺されるんだろうな。
    帰る場所も、なくなってしまったし、隠れるところなんてないしなぁ。

    ──でも、こんなところで終わっちゃうのは悔しいもんね。
    もう一度、飛んでいく紙飛行機を眺め、私は駆け出した。

    +++++++++++

    いえーい!
    終りました!本当に一日で終りました^^:
    読んでくれた方いるのかな?
    いるわけないか(´・ω・`)
    よし。違うのでも書くとするか。

    読んでくださった方ありがとうございました。
    よろしければ感想をry
    いえなんでもありません。そこまであつかましい人間ではないので!
    読んでいただけただけで嬉しいです!
    さよなら!またどこかで会いましょう!
  • 15 レナック id:R2oQ1dO.

    2011-11-13(日) 15:47:48 [削除依頼]
    あのこれ読んでて思ったのですがss版に行ってはどうでしょう?
    短編ぽいですし、これ
  • 16 林檎姫 id:hjYeT180

    2011-11-14(月) 21:51:06 [削除依頼]
    レナックさん。
    あ、そうですね。
    なんでこっちに投稿したんだろう(´・ω・`)
    これからはssへ投稿したいと思います。ん?なんか言葉おかしいな。

    ありがとうございます。
  • 17 林檎姫 id:Ofu3ppu.

    2011-11-19(土) 14:27:54 [削除依頼]
    あげ↑↑
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