Real Love  愛*恋24コメント

1 美羽 id:7JT0p95.

2011-11-06(日) 09:43:56 [削除依頼]
前のスレの話がおかしく
なってしまったので、書き直したいと
思います。
  • 5 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 10:24:11 [削除依頼]
    **

    だけど、唯一
    私に話しかけてくれる人がいた。

    でも、彼女は
    友達でも何もない。

    彼女にとって、私は
    ただの遊び相手。

    「おはよ‐。莉子ちゃん。」
    手をひらひらさせて、
    憎たらしい声で呼ぶ。

    「どうしたのっ?
     何か、いやなことでもあった?
     口が曲がってるけど‐?」
    彼女がそう言うと、
    彼女のグループの子たちも
    笑う。

    彼女の名は、杏。
    私の友達?だった?子。

    **
    [002]
  • 6 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 11:34:05 [削除依頼]
    **

    今更だけど、
    友達がいまくなった理由が
    分かった。

    杏に嫌われたからだ…。
    私は。

    杏が嫌いな人と仲良くすると、
    絶対、嫌われる。

    だから、みんな
    私から離れていったんだ。

    悲しくない。
    だけど、きっと心は
    泣いている。

    **
    [003]
  • 7 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 11:37:57 [削除依頼]
    **

    「はあ‐。」
    私は、授業をすっぽかして
    屋上にきていた。

    落ち着く…。
    風に吹かれて、少し
    心が軽くなったような気がした。

    どうして、私って
    生まれてきたんだろう?

    最近、こんなことばかり
    考えてる。

    屋上の手すりをつかんでみた。

    「死、にたい…。」
    冗談で呟いてみた。

    誰も助けてくれる人
    なんていない。

    私は、もうとっくに
    見放されてるから。

    家族にも、友達にも。

    **
    [004]
  • 8 アンジェ id:Mm8zdDH/

    2011-11-06(日) 11:41:48 [削除依頼]
    なるほど…おもしろい!
  • 9 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 11:48:37 [削除依頼]
    **

    「あ‐。
     先客いたか…」
    急に、後ろから声が聞こえた。

    私は、びっくりして、
    手すりから手を離した。

    「ごめん。脅かしちゃって。
     君、休憩してるの?」
    男の人が、近づいてくる。

    よく見てみると、知らない顔。
    先輩かな…?

    「はい。休憩です」
    サボりって、聞かれなかったから
    何だか嬉しかった。

    「ここ、落ち着くよね」
    先輩らしき人は、そう言って
    私の隣に来て座った。

    「君は、何年生?」

    「2年生です」

    「やっぱり。俺、3年生。」
    当たってた。やっぱり、先輩。

    先輩は、にこっと笑って、
    空を見た。

    「君の名前は?」

    「へえっ?」
    そんな質問、されると
    思ってなかった。

    「名前は…。
     知らないほうがいいと思います」
    私は、スカートのすそを
    ぎゅっと握った。

    私の名前を知ったって、
    意味はない。

    「失礼します」
    そう言って、屋上を出ようと
    思ったら、後ろから、

    「俺は、奏多!
     よろしくな!」
    叫んだ声が聞こえた。

    私は、後ろを振り向かないで
    その場を立ち去った。

    **
    [005]
  • 10 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 11:49:13 [削除依頼]
    アンジェsan

    ありがとうございます!

    美羽
  • 11 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 11:54:56 [削除依頼]
    **

    久しぶりに話した…。
    私は、声を出せた自分に
    びっくりした。

    それに、あの先輩。
    奏多先輩?

    私に話しかけたりして、
    大丈夫なのかな?

    せっかく、話しかけて
    くれたのに

    そっけない態度
    しちゃったな…。

    私が嫌われた理由にも、
    入ってるんだろうな…。

    冷たいとか
    そっけないとか。

    でも、たぶん
    今更直しても、

    誰も話しかけてくれないだろうけど。

    **
    [006]
  • 12 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 12:21:22 [削除依頼]
    **

    「あっ、分かる、分かる!」
    「かっこい‐!!」
    杏のグループたちの話が
    聞こえる。

    「あの、奏多先輩でしょ?」
    あっ。この前の…。

    「うん、うん」
    杏が頷いている。

    私は、机に向かって
    本を読んだ。

    「奏多先輩って、
     屋上によくいるんだって!」

    「へえ‐!
     行ってみよっかな‐。
     授業ぬけだして」
    杏が、人差し指を
    顎の下につけて、笑う。

    杏は、奏多先輩のこと
    好きなんだ…。

    私が、奏多先輩と
    話したことばれたら、

    やばい!!

    屋上に行かないように
    しよう…。

    **
    [007]
  • 13 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 12:26:44 [削除依頼]
    **

    「ねえ‐?お願い!
     今日、忙しいから
     掃除変わってよ」
    杏が私の肩をつかんで
    揺らす。

    断ると、後が怖いから

    「いいよ」
    と言ってしまった。

    私って、バカ。
    自分の嫌なこと引き受けて…。

    弱いな…。

    結局、教室を掃除するのは
    私1人。

    みんなに押し付けられて、

    「莉子、掃除得意でしょ?」
    「橘、暇そうだし」

    とか、言い訳浴びせられて。

    もう、嫌んなっちゃう。

    自分が惨め。
    だけど、可哀想とは
    思えなかった。

    **
    [008]
  • 14 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 12:42:43 [削除依頼]
    **

    せっせと掃除をする。
    1人だから、かかる時間は
    倍以上。

    「はああ。」
    途中でため息をつく。

    私は、雑用か…。
    どうせ、クラスのゴミみたいな
    もんだし…。

    「あれっ?
     この前のっ!」
    廊下から、声が聞こえて
    振り向くと、
    見覚えのある人。

    奏多先輩だ…

    「覚えてる?」
    先輩は、教室に入ってきた。

    「は、はい。」
    私は、目を真ん丸くしながら
    先輩を見る。

    「この前は、何か
     ごめんね。」
    先輩が、頭を軽く下げた。

    「い、いえっ。」
    私は、驚いた。

    私に、頭を下げるなんて
    何をしているんだろう?

    っていうか、どうして
    先輩は、2年生の教室に
    いるんだろう?

    「あ、俺は‐。
     ちょっと、後輩に用が
     あって」
    私の考えていたことを
    見抜かされた。

    「君は、何やってるの?」
    先輩が、聞く。

    「掃除です」

    「他の人は?」
    先輩が、苦笑いしながら言う。

    「私、1人です」
    先輩は、また苦笑いをした。

    **
    [009]
  • 15 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 12:59:18 [削除依頼]
    **

    「2年生って、
     放課後の掃除当番
     1人なの?」
    先輩が、笑いながら聞く。

    「ちがいます」

    「じゃあ、なん…」

    「引き受けたんです!!」
    自分がこんなに大きな
    声を出せるとは、思ってなかった。

    「みんな、忙しいから。
     私がやるって言ったんです」
    そう言うと、先輩は
    真顔になった。

    「君は、それでいいの?」

    「えっ?」

    「むかつかないの?
     今頃、たぶんその人たち
     遊んでるよ?」

    「いいえ。
     みんなの役に立てること
     ないから…」
    そう言うと、先輩は
    ロッカーから、ほうきを取り出した。

    そして、掃除をし始めた。

    「せ、せんぱいっ!」
    私が、ほうきを引っ張ると、

    「手伝う!」
    と先輩は、言った。

    私は、手を離した。
    そして、さっき立てかけた
    ほうきを取って、掃いた。

    誰かと一緒に、掃除をするなんて
    久しぶりだった。

    分からないけど、
    嬉しい。

    誰かと、協力してる
    ってことが嬉しい。

    教室は、暖かくて
    優しかった。

    たぶん、このときだけ。

    先輩の優しい心が、
    私の心を
    明るくしてくれた。

    **
    [010.]
  • 16 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 13:07:03 [削除依頼]
    **

    掃除が終わった後、
    先輩が、

    「一緒に帰る?」
    と聞いた。

    だけど、私は断った。

    私なんかといて、
    いいはずないから。
    だけど、

    「気にしなくていいよ」
    と先輩は、私に言った。

    「えっ」

    「周りの奴なんて、
     どうでもいいよ。
     言わせとけばいいんだよ。
     たとえ、君が何か言われていても
     俺は、気にしない。
     だって、君
     嫌われるところなんて
     1つもないよ」
    暖かい言葉だった。
    こんなこと言ってくれた人
    初めてだったから、
    泣いてしまった。

    いつも、我慢していた。
    泣いたら、かっこ悪いし、
    恥ずかしいし。

    だけど、先輩の前では
    素直に泣けた。

    「俺の前では
     無理しなくていいから」
    と先輩は笑う。

    先輩。
    私、初めから先輩の前で
    無理なんかしてないよ。

    初めから、たぶん心の中で
    分かってた。

    先輩は、
    他の人とは違うって。

    **
    [011.]
  • 17 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 13:14:28 [削除依頼]
    **

    「ただいま」
    返事はない。

    乱雑に並べられた靴を
    そろえて、
    自分の靴をぬいだ。

    真っ暗なリビングの
    明かりを点ける。

    ?トントン?と2階から、
    弟が降りてきた。

    「ねぇ‐ちゃん、飯!」
    乱暴に言う。

    「はい、はい。
     今やるから。
     ちょっとぐらいは、
     自分で出来ないの?」
    私が、にらみながら言うと

    「俺は、忙しいの。
     てか、ねぇ‐ちゃん
     こわっ」
    弟は、私から逃げるように
    テレビの電源を入れる。

    そんな弟を、
    憎たらしいと思いながらも、

    私は、手際よく
    玉ねぎを切った。

    **
    [012.]
  • 18 朱里 id:zVR6Dmh.

    2011-11-06(日) 14:04:01 [削除依頼]
     美羽の小説発見!
     奏多先輩、優しい〜
     こんな人がクラスにいたら良いのにww
     

     更新頑張ってね!待ってるよ〜☆
  • 19 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 20:59:28 [削除依頼]
    朱里

    ありがとう☆
    奏多先輩、かっこよし!
    これからもよろしく

    美羽
  • 20 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 21:25:26 [削除依頼]
    **

    夜中。お母さんの声が
    聞こえた。

    「ただいまっ」
    やけに大きい声。

    私は、起きて1階に
    降りた。

    お母さんは、
    椅子に座って寝てしまっていた。

    お酒のにおい…。

    今日も、すごく
    飲んできたな…。

    私は、お母さんに
    布団をかけて

    自分の部屋に戻った。

    **
    [013.]
  • 21 美羽 id:7JT0p95.

    2011-11-06(日) 21:55:24 [削除依頼]
    **

    「う‐ん!」
    朝の寝起きは悪い。

    寝足りない。
    もっと、休みたい。

    でも、ご飯を作らなきゃ
    弟がうるさいから、
    体を無理やり起こす。

    「ねぇ‐ちゃん、早く!
     朝練に遅れるんだよ!」
    私より、早く起きてるんだったら
    自分でやればいいのに。

    でも、口には出さず
    心で憎たらしいと思っていた。

    「ちょっと‐。
     朝から、うるさいんですけど‐」
    お母さんが、起きてきた。

    「おはよう」
    私は、毎朝言うけど、

    「早く、ご飯やって!」
    とお母さんに返される。

    弟には、

    「おはよ‐。」
    って言うのに…。

    いつもそう。お母さんは
    私に、冷たい。

    **
    [014.]
  • 22 美羽 id:vV6wliG0

    2011-11-07(月) 16:32:28 [削除依頼]
    **

    朝ごはんの支度は私。
    掃除・洗濯も私。

    家のことは、全部私が
    やっている。

    そんな私に、お母さんは
    よく言う。

    「あんたは、住ませてもらって
     るんだから。
     文句は言わないでちょうだいよ。
     それぐらい、当然なんだから。
     もし、魁(弟)にやらせたら
     許さないから」
    と。

    私たちは、家族。
    だけど、家族じゃない。

    私とお母さんは、
    血が繋がってない。

    **
    [015.]
  • 23 美羽 id:vV6wliG0

    2011-11-07(月) 16:52:27 [削除依頼]
    **

    私は、お父さんと
    不倫した人から生まれた子。

    お父さんは、
    お母さんと結婚していた
    のにも関わらず、不倫をしていた。

    不倫相手は、私を生んだ後
    いなくなり、
    お父さんが私を育てなくては
    いけなくなった。

    お母さんは、受け入れた。
    私を。実の娘ではないのに。

    だから、お母さんの
    子供は魁だけ。

    魁には、優しい。
    魁には、怒らない。

    だけど、文句なんか
    言えない。

    あの時、お母さんが
    受け入れてくれなかったら

    きっと、今の私は
    いないから。

    でも、お父さんは
    許せない。

    未だに。
    亡くなってしまった
    お父さんを許せない。

    だって、悪いのは
    お父さんなのに、

    私を1人残して、
    逝ってしまったんだから。

    **
    [016.]
  • 24 美羽 id:vV6wliG0

    2011-11-07(月) 17:06:03 [削除依頼]
    **

    私は、教室に入って
    椅子に座る。

    友達がいないから、
    朝はすごく暇。

    私は、机の中の本を
    取り出した。

    私の目に映ったのは、

    ?キモイ、死.ね?の文字。

    落書きされたんだ…。
    しかも、ボロボロ。

    「あ‐、あ。可哀想…。
     誰がやったのこんなこと?」
    杏が来た。
    そして、本を持ち上げて
    投げた。

    見事に、ゴミ箱に入ると
    周りが拍手をした。

    「自分でやったんでしょ?
     違いますかっ?莉子ちゃん?」
    杏が見下した目をする。

    「誰かに助けてもらいたいんでしょ。
     誰も、あんたなんかを
     助けないんだから」
    杏の言葉が突き刺さる。

    私は、ゴミ箱から
    本をとって
    席に座った。

    「やだ‐。汚い。
     いつまで、その本に
     こびりついてるの‐?」
    笑う、笑う。
    嫌んなる。
    耳をふさいでも、聞こえる。

    私は、本を机の中にしまって
    走って教室を出た。

    私の先に見えるのは、
    屋上――

    **
    [017.]
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