Lonely Blue,3コメント

1 秦 id:9KQ2rEk1

2011-11-05(土) 20:56:43 [削除依頼]


僕のクラスの、

不思議な女の子との、

小さな恋愛の物語。
  • 2 秦 id:9KQ2rEk1

    2011-11-05(土) 21:04:08 [削除依頼]

    今週は、本当についてない。
    何で貴重な昼休みを返上して中庭掃除なんかしてんの、僕。
    秋も深まって肌寒いなんてもんじゃない。
    箒を持つ手もかじかんで真っ赤に冷え切っている。
    集めても集めても舞い降りて積もる木の葉に嫌気がさす。

    で、昼休みも残り3分現在。
    ようやくこの寒さから僕は解放されました。
    次の授業は数学だけど、提出課題が終えていないのを思い出して最後の抵抗をするために僕は走り出した。
    ふと中庭の隅っこの樹の下に人影が見えたような気がしたが、今はそんなの構ってられなかった。

    僕は中学3年生、よって現在部活は引退している。
    3階まで上がるだけの階段が最近なんとなくきつい。
    体もどことなく重くなった気がして、憂鬱になる。
    もしも無事高校生になれたらもう一回バスケ部に入ろう。

    すれ違う男友達のふざけた声を聞きながし、僕は提出課題に取り組むために席に着いた。
  • 3 秦 id:9KQ2rEk1

    2011-11-05(土) 21:18:07 [削除依頼]

    数学担当兼我が3-4の担任鈴木先生がチャイムに少し遅れて教室に入ってきた。
    何やら小難しそうな顔をして、教団の前に立ち、黒ぶちの眼鏡を掛け直してこう言った。

    「午後からこのクラスに転校生がくるのだが、」

    その一言で一斉にざわめく教室。
    男か女か、何処から来たのか、可愛いか不細工か。
    もしも廊下にいたらどうするんだと僕はいたって冷静だが、自分らの好奇心に忠実な中学生はそんなことに気づいてはいない。
    そこで鈴木先生の一喝が響き、教室は静かになる。

    「率直に言うと、行方不明だ」

    僕の脳裏に、中庭の樹の近くにいた人影が浮かんだ。

    「学校には一度来たらしいが、目を離したら……。
     もし見かけたら教えてくれ。じゃ、授業に入る」

    教室を包むブーイングの嵐。
    動物園のような賑わいを無視し、先生は黒板に関数のグラフを書く。
    おい、提出課題はいいのかよ!と数分前の努力が無意味になったことに若干嘆いたが、レベルが高めの高校を目指す僕は何も言わずにノートを引っ張り出した。
    頭の悪い男子が黒板の前に立たされ問題を解かされている間、僕はぼんやりと外を眺めた。

    そうだ、後で中庭を見に行こう。


    授業終了まであと45分。
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